
連休最終日の日曜。
いつものごとく行きつけの喫茶店で昼下がりのコーヒーを楽しんでいたのでした。
小雨もちらほらと降る休日の昼下がり、40人以上は座れ、満席になることも珍しくない店内も、このときばかりはオレ1人でした。
新聞をひと通り読み、現在鋭意作成中で今週末にはオープンさせる彼女のHPの未解決部分に考えを巡らせ、ぼちぼちmixiも再開するかとマイミクさんたちのことにも思いを馳せ、晩ゴハンのメニューには筍を使うかなどと、ひとりごちていたわけです。
たっぷり、1時間は座ってました。30分も座っていると、常連さんにはおかわりのコーヒーが出てくる、気のきいたお店なのです。
んで、2杯目のコーヒーも飲み干してですね、ボチボチ帰ろうかいなと、おもむろに席から立ち上がった矢先ですよ…、
ドテッ、
じゃなくて、
ドッテーーーーーーーーンッ!!
はい、豪快にスッ転びました…。
座っていたときに組んでいた右脚が痺れていたようなのですが、それにまったく気付かず、立ち上がり、右脚の第一歩を踏み出したときですよ。まったく力が入らず、踏んばれず、
ドテッ、
じゃなくて、
ドッテーーーーーーーーンッ!!
左手にカバン、右手に新聞を持っていたので、受け身もとれず、それはもう見事に…!
そのとき、右足首があらぬ方向に、思いっきり曲がりました。全体重も、そこに乗っかりました。
あぁ、やってしまった!と思う間もなく、ズッキーーーン!ですよ。
しばらくは床にへたり込んでましたね。
だって、立てないもん!
んで、右足首の様子を見ようと左手で触ってみたら、なんと左手中指にも刺激的な痛みが! 突き指?
でも、いつまでも床にへたり込んでいるわけにもいかないし、かといって立とうとしても立てず、そんなに重症なのか?と焦りながらも、床を這いつくばってですね、とりあえずは席に戻りましたですよ。その間、どれだけの労力を要したことか!
ところで、最初に書きましたが、この日この時刻、店内にお客さんはオレ以外に誰1人としていませんでした。しかも、オレの定位置は厨房からは完全に死角となっている店の最奥のボックス席。
つまりですな、一連のスッテンコロリンは、誰にも見られていないわけです。
しかも、床には絨毯が敷かれていることもあって、それほど大きな音も出ていません。だから、転がって床に這いつくばっていたにもかかわらず、店の人2人にも、まったく気付かれていない…。
恥をかかずに済んでよかった、
と、思うでしょ。
違うんですよ。立ち上がれないほどのダメージを負ったのにもかかわらず、誰にも気付かれず、誰にも気に留めてもらえず、誰にも心配されず、ひとり、痛みと闘っているオレがいるわけですよ! 都会のど真ん中で! 東京砂漠って、こういうことか?(笑)
捻挫なんて生まれて初めてですが、病院に行くにしても、まずは家に帰って靴下を脱いでみて、足の状態をよく観察してからです。第一、それほどお金を持ってきていないし、保険証だって、持ち歩いてません。
10分ばかし座っていると、なんとか立ち上がることが出来ました。もちろん、右脚を引きずりながら、ゆっくりとです。なんとか歩けます。でも、数歩歩いたらどこかに寄りかかって休憩しないとダメなほど、ダメージは大きいです。
意を決して席を立ち、数歩歩いて壁に寄りかかり、数歩歩いてカウンターに手をつき…、ようやく、店の人が気付きます。
どないしはったんですか?
イヤ、ちょっとそこで転んで、ハハハ。
大丈夫でっか?
うん、まあ、なんとか…。年かな、ハハハ。
あぁ、この回答がまずかったのかもしれません。
店の人、オレが、今ここで転んだのではなく、数時間前か数日前かにでもどこかで足を負傷して包帯を巻いて、そのうえでお茶でも飲みにきてくれたのだろう程度に思っています。
そりゃ、そうだわさ。誰も、たった今、店内で転んだなんて思わんわなぁ。
でも、今ここで!と、声高に叫ぶのもみっともないじゃないですか。
なにを頑張っているのか自分でもわかりませんが、ここは武士は食わねど高楊枝を決め込んでですね、たいしたことないふうを装いながら、家に帰りましたですよ。普段なら5分の距離に20分はかかりましたが…。
で、家に帰って、おそるおそる靴下を脱いでみるとですな、右足首くるぶしのところ、テニスボール大ほどの(マジで!)ビックリするような大きさの腫れが!
でも、痛みは、心なしかマシになってきてるような…。
とりあえず、ビニール袋に氷を詰めてアイシング。
それから、サッカー仲間に電話してコトの次第を説明するとですな、それは間違いなく重度の捻挫。じん帯は関係ないだろうし、歩けるなら骨折の心配もないけれども、捻挫。それも、重度の。
湿布してテーピングして安静にするしかないけれども、完治するのに1ヶ月はかかるで〜、とのこと。
医者に行ったほうが治りは早いけどな〜、とのこと。
オレは病院が大嫌いなので、テーピングの心得があるその友人に来てもらって、テーピングしてもらいましたよ。治るスピードはどうであれ、これで、治ることは治ります。
商売をしている身なので、休めないのはもちろんのこと早く治ってくれないと困るんですが、それよりも病院に行くのはイヤ! それに、こころなしか、痛みはマシになってきているような…(笑)
でも、オレだってアホではないので、わかっています。
これ、翌日は翌々日あたりに、マックスの痛みがやって来るんですよね。
もう、打撲、筋肉痛の経験から、そういう身体になってしまっていることを、オレは知っています。見た目は27歳でも、御年40歳なので(笑)
案の定、翌日、翌々日の昨日今日、痛みは増すばかりで。寝起きなんか、最悪ですね。マジで歩けません。
でも、頑張って仕事してます。取材にも撮影にも、行ってます…。
テニスボール大の腫れはマシになってきましたが、痛みは引かず、足全体が像のようにパンパンに!
これ以上ヒドくなるようだと、病院行きも真剣に考えなくてはなりません。
第一、靴が履けない!
それにしても…、
のんびりとしたペースで仕事すると、ロクなことがありません。
やっぱ、オレはヒーヒー言いながらも忙しくしているほうが性にあってるんですかね…。
おかげで、この2、3年慢性化している左肩痛はどこかに吹っ飛んでしまいました(笑)
あ、でも、左手中指突き指のおかげで、Macのショートカットキーが押せません。。。
そうそう、この店での朝のモーニングは、しばらくおあずけです。
この店で朝のモーニングを食べた直後に必ずやって来る便意に、絶対に対応出来ないので。。
はぁ〜。。
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