2006年8月31日木曜日

相方さんのチラシをつくったのでした





相方さんがニット教室をはじめるということで、チラシ作成。
その話を聞いたのが、8月の中旬。お盆前後でしたかいな。

例によって、なにをどうしたいのか、ご本人に青写真が頭のなかにないので、ワタクシめが、チャッチャッと線を引きですな、ラフを作成いたしやした。
所要時間、たぶん、5分(笑)

そーいえば、
会社の社長さん連中から、正月の新聞に載せる新年の挨拶原稿なんかを書いてくれと頼まれるんですが、昵懇だと、文字数、あるいは喋るのだったら何分程度なのかを聞いて、ツーのカーで、15分くらいで書いちゃいます。

内容はおまかせ。
おまかせというか、こいつに頼んだらいちいち細かいことを言わんでも意を汲んでちゃんとしたものを書いてくれるだろう、と、社長さん連中は頼んでこられるわけで。
んで、こっちも、大体のことはわかってるから、チャッチャッと仕上げちゃう。

そういう関係になると、もう、仕事はラクですね。
挨拶文程度だと、たいした金額にならないどころか晩ゴハンでごまかされちゃうこともありますけれども、そういう関係になっておくと、いの一番に仕事をくれますから。

閑話休題。
相方さんのは、相方さんなのでカネはとれないからカネにはならないんだけれども、なんだか、それに近い関係になってきましたわ。
なにかをつくるにあたって、オレになにかを依頼してくるにあたって、ものすごーく適当なことしか言いません(笑)
話を聞いた時点で、話を持ってきた人間よりも依頼を受けた人間のほうが、細部まで頭のなかでイメージ出来てます。

べつに、悪いことでは全然ないですな。

ちなみに今回は、mixiで知り合いになったマイミクさんにイラスト発注。
これまでにmixiで散々交わしてきた会話と、フジで実際に会ったことから、お願いしても大丈夫だってのはわかってたし、相方さんと彼女はすでにオレよりも深い仲になってるみたいだし、イラスト上手いし、いろんなリクエストにも対応出来そうだし、ってことで。

これ、上手くハマりました☆
写真のチラシのイラストがそれです。
遠くの人同士を引っ付けて、なにか新しいものを生んで…、久しぶりに編集らしい仕事をしましたですよ。
mixiで知り合った人とは、余計なしがらみをつくりたくないので、出来るだけお仕事なんてしたくないけれども、今回みたいなのは、たまにはアリですね。

チラシは、8月末日納品。
部数が少ないからオンデマンドの印刷にするしかないけれども、4日はかかるだろうから、28日にデータを持っていったのでした。
そしたら、印刷屋さんの若いコが対応してくれて、
9月1日納品になりまーす!
だと。
ん?
オレ、8月31日納品のつもりで来てるのに、それじゃダメなのよ。
1日くらい遅れても誰が死ぬわけではないけれども、相方さんと約束してあったのは8月31日納品だからな。カッコつかんではないですか。
しゃーない。
上を呼んでくれ、上を。
ところが、だ。上の人、席を外してます、と。
そーか、なら、オレの名刺を置いていくので、渡しておいてくださいませ。
なに、上の人にはこれまでに山ほども仕事を発注してきているので、必ずや8月31日に仕上げるはず。

へへへ。8月30日に印刷屋さんから仕上がりの電話アリ。カッコつきました。

2006年8月30日水曜日

コーラじゃないのよ!


昨日日記に書いた、ポテトサラダがどっこいワサビ漬けで、思い出したことがありました。

あれは、数年前の缶コーヒー事件。

鼻水も凍るような寒い夜のことでした。
オレ、BOSSのカフェオレが好きなんですよね~。
で、木枯らしに吹かれるなか、ここは一発、BOSSのカフェオレにお世話になるかと思って、自販機に110円だか130円だか忘れたけれども、硬貨を投入したわけですよ。

ガシャ!

出てきました。

んで、まずは缶を両手で持って、凍てついた両手をあっためてですな…、これに約5分。結構、あっためてます。結果的には、これが不幸中の幸いだったんですけれどもね。

プシュ!
プルリングを開けると、カフェオレなのに、プシュ!って音がするんですよ。
ただ、そのときは、なんとも思わなかった。思わなかったのが、不幸というか阿呆というか…。

さあ、凍てついた五臓六腑にですな、あったかいカフェオレを染みわたらせるべく、ゴクッ!

?☆@%#●♠♫⁂〒☎☂♨◓☃

もうね、一体全体なにが起こったのか、まったくわかりませんでしたよ!
だって、明らかにカフェオレじゃないし、しかも口のなかで、なんか爆発してるし!

即、その場で、道に吐き出しましたな。
皆さん、知ってました?
口に入れたものが自分の思っていたものと大きくかけ離れたものだったとき、人間って、思わず、口に入れたものを吐き出しますね。
危機回避本能というか防衛本能というか、そういうもんが働くんでしょうが、それほど、口に入れるまでの視覚情報って、大切なんですな。
ビックリしたわ、もう。
思わず口から吐き出して、まじまじとそいつを見てですな…。 (←昨日の日記丸々コピー。笑)

それから、ゆっくりと視線を缶に向けました。
そしたら、赤い缶…。BOSSのカフェオレはベージュにブラウンのツートンカラーなのに、オレが手にしているのは、なぜか赤い缶…。

Coca Colaって書いてあります。白地で…。
は? コーラ?
なぜに?
それから視線を自販機にゆっくりと差し向け…。
いや、マジでね、なにが起こったか、まったく理解出来ませんでしたよ。
たしかに、自販機にコーラのボタンはありました。でも、もちろんそれは、冷たいほうで。
んで、オレが押したボタンは、間違いなく、あったかいBOSSのカフェオレ。パイプをくゆらせたキザなオッサンのシルエットがプリントとされた、あの、憎いやつです。

なのに、出てきたのは、コーラ。しかも、ホット!
プルリングを開けた瞬間に中身が吹き出なかったのは、しばらく手に持っているうちに冷えたからでしょう。

間違えようもないと思うんですが、やっぱりオレが間違えたのかもしれんと思って、もっかい、買いましたよ。

ガシャ。

………。
取り出し口に出てきたのは、やはり赤い缶。で、またしてもホット。。。。

なんのいやがらせか。

ここで、あとになって考えると非常にアホなことを、オレは思いつくわけですよ。
人間、焦っているとロクなことを考えませんな。
もしかして、コーラとBOSSのカフェオレを入れ間違えたのではないか?と。

んで、もっかい、110円だか130円だかを投入して、今度は、冷え冷えのコーラのボタンをプチッと。

ガシャ。

ははは。あたりまえですが、コーラが出てきてやんの。
大体、間違えて入っていたとしても、出てくるのは冷え冷えのBOSSのカフェオレ。んなもん、飲みたくないし。

これで、手元に、
冷え冷えのコーラが1本、ホットのコーラが2本。うち1本は飲みさし…。
どーすんのよ? こんなの。

返品じゃ~!と思い、自販機に貼ってある連絡先のシールを見ると、まったく読み取れないほど損傷してるし。。。。


たかだかBOSSのカフェオレが飲みたかっただけなのに、300円以上も突っ込んで、手に入れたのは、TPOをまったく無視した冷え冷えのコーラに、まったく無用のホット・コーラ…。

コーラ3本を両手に、茫然と立ち尽くすオレでした。。。。

2006年8月29日火曜日

どーしてポテトサラダじゃないの!


むかし行きつけだった北堀江の喫茶店(カフェじゃないですよ☆)で、ランチを食べていたのでした。

スナック上がりのママさんがやってるその喫茶店は、昼間のみ営業の純然たる喫茶店ながら、椅子の張り地がベロア調だったり、店内がダークブラウンのオークで統一されていたりと、どことなく夜の店チックなのですよ。

そして、接客も、どちらとか言うと、スナックのノリ。
結構、話しかけてくるし。おっさんのお客さんが多いし。。。第一、夜に働きに出るおねえさん方がたくさんスッピンでたむろしてるし(笑)

午前中はモーニングのサービスがあって、昼はランチ、ほいで、夕方の5時から閉店の8時までは、モーニングとまったくおなじのイブニングなるサービスがあります。しかも、どれもこれも、時間的な融通がききまくり☆
夕方の4時くらいにランチを食べてるときもありますから、オレ。

お重になってるランチなんですけれども、米がね、美味いんです。ササニシキだったと思うけれども。
で、誰かがどっかに行けば、その土産の一品がおすそ分けされたり…。家庭的というか、まあ、スナックのノリですよ(笑)

その日のランチは、トンカツ。
トンカツ、好きっす☆
これがまた、カラッと上手く揚げてあるんですよ。
ほいで、その横に、ゴルフボール大に盛りつけられたポテトサラダ☆
いやいや、
オレ、ポテトサラダは大好きですからね♪
マヨネーズで和えてあるのも、そうでないのも、どっちも大好きです。んで、こんときのは、みたところ、マヨネーズで和えてあるやつっぽかったのですよ。

ポテトサラダ、大好きだからね、最後に残しておいたんですよね。
トンカツで油っぽくなった口のなかを、最後にポテトサラダで中和させて、そのあとで、すべてを洗い流すように味噌汁をグイッ! プランニングは完璧です☆

カツを食べ、ご飯を頬張り、あいだに小鉢をつまみ、味噌汁で息継ぎをし…、そいつを繰り返してですね、ご飯とトンカツと小鉢がちょうどなくなってですな、いよいよ、楽しみに残しておいたポテトサラダですよ。

パクッとね♪

その瞬間…、
口のなかから火が噴きました!
なに、これ???
一瞬、頭のなかが真っ白になりましたね。
明らかに、ポテトサラダではない。そして、辛い!

皆さん、知ってました?
口に入れたものが自分の思っていたものと大きくかけ離れたものだったとき、人間って、思わず、口に入れたものを吐き出しますね。
危機回避本能というか防衛本能というか、そういうもんが働くんでしょうが、それほど、口に入れるまでの視覚情報って、大切なんですな。
ビックリしたわ、もう。
思わず口から吐き出して、まじまじとそいつを見てですな、
もしかして、これって、わさび漬け?

しかし、なぜにトンカツの横にわさび漬け?

ああ、それね、お客さんが静岡に行ってきはって、そのお土産やねん。おすそわけ☆
と、ママさん。
美味しいでしょ!
いや、美味しいもなにも、それならそうと早く言ってよ! オレは、てっきりポテトサラダやと思ってですなあ…。

2006年8月28日月曜日

外務省がやってるパスポートのネット申請って…


外務省がインターネットによるパスポート申請を中止するらしいですな。
かなり以前に日記で書いたことがありますが、そうしたサービスの告知が徹底されていなかったために、システム構築にかかった費用のわりには利用者がごくわずかで、システム構築費用を発行パスポート数で割ると、パスポート1冊あたり1600万円くらいかかってるんだとか(笑)

あほらしいので、中止することになったらしいです。
一旦はじめたサービスを中止するとは、役人らしくない英断ですが、ビルト&スクラップは民間では常識なので、ま、当然といえば当然。

ただ、新聞報道によると、利用者が増えなかったのは、告知が徹底されていなかったためではなく、ネット申請のくせにやたらと煩雑で、これなら窓口に行ったほうがまし、という、まったくユーザー・フレンドリーではないシステムに問題があったとかなかったとか。

じゃ、検証してみるべかな、と思って、外務省のページに飛んでみました。

ちなみに、ファビコン(URLの頭に表示されるアイコンみたいなのです)は、「日本」と筆で書かれてます…。いかつい(笑)
するとですな…。

まず、外務省のサイトのトップページ右側に、「渡航者、海外在住者のための情報」というブロックがあり、そこに「パスポート」という欄があります。ちなみに、その下のほうに、べつのブロックで「各種手続き 電子申請」というのもあったので、どっちかいなと思い、「各種手続き 電子申請」をクリックした見たら、全然関係ないページでした。

早くもややこしいんですが、「渡航者、海外在住者のための情報>パスポート」をクリック。
そしたら、「パスポートA to Z」というページに飛びました。

そのなかに、いろいろと項目が並んでいるんですが、「パスポート電子申請に関するサイト パスポなび」というのがあります。…なんか、ここらあたりで先が長そうな予感はしていたんですけれどもね(笑)

まあ、よろしい。そこをクリックです。「パスポなび」なるページに飛びます。

ここで、「パスポート申請の道しるべ」なるブロックがありまして、オレが該当する「有効期限が1年未満になった」のボタンがあったので、それをポチッ。

次に、申請方法のチャート図が出てきました。
窓口申請と電子申請の2パターンのチャート図があります。
なお、電子申請のチャート図のなかには、「電子申請対応都道府県一覧」なるボタンがあったので、ちょいとクリックしてみたら…。
な、な、なんと、宮城、栃木、茨城、埼玉、群馬、和歌山、岡山、福岡、長崎、熊本、宮崎の11都道府県しか実施していないではないですか! 大阪、未実施。北陸・東海地方なんて、皆無です。。

どーする?
和歌山県人にでもなりすまして、申請まで行ってみますか(笑)
とりあえず、「電子申請を希望する」ボタンを、ポチッとしてみました。

ここでやっと、申請手続きの開始です。なんか、やたらいろんなページに飛ばされてきて、役所特有の窓口たらいまわしを、ヴァーチャルで体験させられている気分です。

ステップ1 電子申請に必要なものを準備する。
インターネット接続のパソコン、住民基本台帳カード、ICカードリーダライタ(住民基本台帳カードの読み込みに対応しているもの)、写真…。

は? 住民基本台帳カードなんて、持ってません(笑)
それに、ICカードリーダライタってなに? 購入するんですと! この読み取り機を購入し、PCに繋ぎ、ドライバをサイトからダウンロードしてインストールし、写真も自署も専用のソフトをダウンロードしてスキャンするんですと。。。

はははは、め・ん・ど・く・さ・す・ぎ・る・!

その他、ソフトを4、5種、ダウンロードしてインストールしないとダメみたいです。それだけでも邪魔臭いのに、住民基本台帳カードの読み取り機を買わなくちゃならんって…、正気の沙汰とは思えんのですけれども。。。
どこの世界に、パスポート申請のためだけに、機械を買うバカがいるか!(笑)

これらを乗り越えて、最後まで見てみるとですな、いろいろ操作して申請した書類をプリントして、返信ハガキを同封して郵送するんですと。んで、後日、出来上がり日時が書かれた返信ハガキが自分宛に送られてくるので、それを持って身分証明証を添えて、パスポートセンターまで取りにいく、と。

結局、申請手続きをネットでしたところで、最終的には窓口に行かなければならんのですね。しかも、電子申請といいながら、要は、申請書類をプリントして郵送。プリントするために住民基本台帳の情報が必要…、全然電子化されてません(笑)

いやー、告知不足なんかじゃなくて、間違いなく、使いにくいことこのうえなシステムのせいで普及してませんわ、これ。
信じられんくらい、使いにくいですよ。こいつで申請した人がいるって事実が不思議でなりません。一体全体、どういう人間がこれで申請したのか、ぜひ、取材したいくらいです(笑)

システム屋さんがこんな仕事をするわけがないだろうから、外務省が、セキュリティのことなんかを考えて、こういうシステムにしたんでしょうね。システム屋さんが泣いてる顔が目に浮かびますよ。

外務省、おそるべし…。。


今日は、ボブ・ディランの新作を発売4日前にゲット!
さっそく聴いてます☆
イラク戦争、テロ攻撃…、生と死をテーマにした作品が並びますが、やけに楽しげで軽快。
今回のアルバムに一番近いタッチは、これですかな。。


Bob Dylan / One too many Mornings and Queen Jane

2006年8月27日日曜日

法金剛院の蓮


こないだの火曜日、久しぶりに京都神社仏閣巡りを敢行したのでした。

つい2週間前にも行ったのだけれども、あんときは、京都タワー(笑)
神社仏閣ではありません。なので、今回はちゃんと…。

車がなかったので、候補地を絞り込むのにかなり苦労したんですが、花園まで電車で行って、法金剛院、広隆寺、蚕の社と徒歩圏内でまわれるところを攻めよう、と。かなり見どころのあるお寺さんばっかりです。

最初に向かったのが、法金剛院

例によって、相方のatricotさんが一緒です。
んで、やってくれましたよ…。21世紀最強の雨女の本領発揮。
だってね、数分前までかんかん照りに晴れてたのに、いきなり雨ですよ☆
何日も雨なんて降ってないのに、こんときだけ、ピンポイントで雨ですよ!
ほんと、最強☆(笑)

でも、まあ、21世紀最強の晴れ男のオレがついているせいもあって、お寺さんに着くころには雨も上がったんですが、今度はまたまたかんかん照りで、しかも雨上がりのかんかん照りだから、すごい湿気です。もう、サウナに入ってるみたいな…。一歩も歩きたくないどころか、立ち止まっていても汗が吹き出るような湿気。。。

なんか、前途多難です…。
しかし、艱難辛苦を乗り越えてですな、行った甲斐がありました。
表門までの生垣がビシッとしていて威厳があり、のっけから期待が持てます。
オレ、事前に調べてという努力をまったくしない人で、せいぜいが所在地と開門時間を調べるくらいなんですが、表門に辿り着くと、「関西花の寺第十三番」と書かれてあります。ということは、庭に咲き誇る花がキレイということですね。ラッキー☆

表門をくぐるとですね、いいかんじですよ。
禅寺だということが一発でわかる、よく手入れされた苔庭がひろがっています。その合間を縫うように、敷石。
あとで調べてみたら、やはり、律宗のお寺さんでした。紆余曲折を経て、鎌倉後期に唐招提寺から円覚さんがやって来て、復興したらしいです。
気になるのは、法金剛院という、一風変わった名前ですが…。

そこを抜けて、なかに入っていくとですな、ちょっと感動的な風景でしたよ。
池がある池泉廻遊式の庭で、禅寺には珍しいパターンですが、そんなことよりもなによりも目を奪われたのは、見わたすかぎりの蓮!
あの、巨大な葉っぱをしたがえた蓮が、鉢に入っているものから池に自生しているものまで、ものすごい数です!
そっかあ、蓮かぁ。
この、蓮のせいで、このお寺さんは、法金剛院と呼ぶんですね。
仏法における金剛というのは、極楽浄土のことですから。で、極楽浄土を代表する風景といえば、蓮ですから。

清楚で品があって、蓮の花というのは、ドキドキするくらいに美しいですね。
惜しむらくは、すでにピークを過ぎていて、大半の蓮の花が散ってしまっていて、蜂の巣みたいな実だけになっていたことですが、それでも壮観でした。

このお庭のおかげで、ご本尊さんのことなどすっかり忘れてしまいましたが、調べてみたら、阿弥陀如来さん。いや、見たんですけどね。たしかに、拝んだんですけれどもね(笑)

ま、仏像はともかく、ここはやっぱり、庭です、庭。
ほどよい大きさで、蓮だけじゃなくて紫陽花もあるし、紅葉もあるし、花菖蒲もあるし、ここは季節毎に堪能出来そうです。

惜しむらくは、庭を見わたせる縁側付きの経堂がないことですな。
昼寝が出来ません。。。。

今回は、このあと広隆寺や蚕の社にも行く予定でしたが、これにて打ち止め。
なにしろ外はサウナ風呂。。すでに法金剛院でお腹がいっぱいになったこともあり、特に広隆寺などは戦後最初の国宝指定を受けた弥勒菩薩半跏思惟像が祀られているところなので、気合いを入れていかねばなりません。
なので、そっちは次回。

このあと、JR京都駅に、チェコのアニメ展を観にいきました。
そっちはそっちで面白かったのですが、ま、そっちはatricotさんが日記に書くだろうから、彼女におまかせです。。

2006年8月26日土曜日

黄身返し卵


えーっと、昨日だか一昨日だかの新聞に載ってた、黄身と白身が逆転するゆで卵。
黄身返し卵です。写真のやつね。

卵の殻に針で穴を開けて中身をかき混ぜて…、ってやりかたは知ってたんだけれども、あれ、結構難しくて、過去に何度かトライして失敗した経験があります。

そこへ、あらたな方法が出現☆

なんと、パンストを使うんですと!

パンストのなかに卵を入れて、パンストの両端を持って高速回転。すると、遠心力の力で黄身のまわりの卵黄膜が破れて、黄身と白身が混ざるんだとか。70~80回くらいまわすのがいいんですと。
んで、この卵をお湯のなかに入れ、転がしながら温める、と。
この際、お湯の温度は55℃、75℃、95℃と3段階に上げていくのがいいんだとか。…いやいや、それ、面倒やん! お湯の温度を測るなんてやったことないし。

殻のなかで白身と黄身をかき混ぜても、茹でたらキレイな2色にわかれるのは、白身の濃い部分だけが黄身と混ざらないためで、これに熱を加えると、そこだけが先に白く固まって、周囲を黄身が覆うかたちになるんですが…、なんにしても、簡単には出来んのですよ。

せっかく簡単な方法が編み出されたのか!と思って記事を読んだのですが、これだって結構難しい。。。たぶん、オレには出来ません(涙)

とりたてて食べてみたいというわけでもないんですが、なんとなく、つくってみたいなあと、なんだかんだで10年くらい思っています。

誰か、簡単につくれる方法を教えてくださいませ。



今日は、結構お気楽に、マヌー・チャオのソロなんぞを聴いております。
マノ・ネグラの猥雑さもたまらなく好きだったけれども、このソロも、どんとを彷彿とさせて、すごくなごむわ~。




Manu Chao / Desaparecido

2006年8月25日金曜日

魚屋さんで漢字クイズ

行きつけの魚屋さんに刺身を買いに行ったら、そこのオバァにいきなり問題出されました。。。

超難解魚漢字クイズ(笑)
なんで買いものに行っただけで、そんな目に(笑)
べつに特典はないんですけどね。。。

上級中級初級とありまして、ここはライターの意地にかけても、上級でしょ。

そんなわけで、上級、魚の漢字クイズ。読みかた編です。

1)鮟鱇
2)虎魚
3)海鼠
4)栄螺
5)翻車魚
6)柳葉魚

いやいや、かなり難しかったですよ。オレ、6番目だけがわからなかったんですが、字面を見てカンで答えたら、正解しました(笑)
よって、全問正解☆

なんにも出ないと言っていたけれども、全問正解したら、ホタテの刺身をつけてくれました☆ ラッキー!

さてさて、みなさんは、答えられますかな?

解答は、8月25日23時50分頃にコメント欄にアップしまーす。

えーっと、全問正解した方で、オレのマイミクさんで、郵送先を教えてくれる方には、魚屋さんと交渉して、刺身盛りでもクール宅急便で送ります。あ、カンニングはなしね☆

1名様だけなので、全問正解の方が複数いた場合は、メッセージを使ってじゃんけんしてもらいます☆

2006年8月24日木曜日

高機能化よりもまずは規格統一を


浴室乾燥機の話を昨日書いたら、ふと、思い出したことがありました。

最近はあんまりないのですが、何年かまえまでは、よく外国からの客がウチに泊まりにきてました。
んで、海外から人がやって来て、まず驚くのが、トイレですね。どんな先進国から来ても、日本のトイレの至れり尽くせりぶりには、皆、舌を巻きますな。

ホテルやらちょっとしたレストランだと、フタは自動で開くわ、便座は温かいわ、ウオシュレットは標準装備だわ、あと、名前忘れちゃったけれども、用を足してるときに音を流してくれる装置もありますよね。よくかんがえるまでもなく、なにもそこまで!とおもうことまでしてくれます。

風呂もよく考えたら、至れり尽くせり。ウチは今、かなり新しい部類の風呂になっていますが、細かい温度設定でしょ、湯量設定でしょ、24時間風呂でしょ、自動洗浄風呂でしょ、それに乾燥・換気・暖房・冷房でしょ。あと、さすがにウチにはないけれども、天然温泉の風呂が備わってるマンションもあるし、ミストバスに早変わりする浴室もありますよね。ここまで贅沢に多機能にする必要があるのか!と。

こうしてみると、日本人は、水まわりにこだわる人種なのかも知れませんな。

ただね、不思議に思うのは、蛇口の温度調節とか水量調節に、まったくといっていいほど規格がないです。
あれ、設置場所によって、メーカーによって、バラバラですね。
レバー調節の場合、左右が温度調節で上下が湯量のものもあれば、その逆もある。あと、シャワーと蛇口の切り替えが逆になっているものもあります。出張でホテルを泊まり歩くときなど、自宅のそれとおなじだったり違ったりで、イライラするときすらあります。

高機能なのは全然オッケーなんですが、ここらへんの規格統一をぜひしてもらいたいとオレは思うのですけれどもね。

2006年8月23日水曜日

OK Go☆


スウェーデンのバンドです。

スウェーデンといっても、あの、一世を風靡したタンバリン・スタジオ関係とはまったく関係ありません。

オレ、こーゆーのは大好きですよ。UK好きじゃなくても、これは応援するしかないでしょ☆







見終わったあと、激しく清々しい気分になりますよ☆
イヤなことはすべて忘れさせてくれます(笑)
久々にツボにはまったわ~。



ちなみに、公式サイトあります。


みんなでこいつらを応援しようではありませんか!
そして、来年のフジに呼ぼうではありませんか!

2006年8月22日火曜日

換気扇が使えません


大阪ガスの浴室乾燥機が設置してある風呂の天井裏で火災が発生したというニュースが流れたのが8月12日。

問題になってる機種というのが、161-5501。

うちの浴室に収まってるのと、ドンピシャで同じ機種です。

ところで、この機種、電気系統に不具合があるらしく、設置の際にケーブルを傷める可能性があるとかないとかで、念には念をということで、うちのマンションの浴室乾燥機のケーブル全交換というのを実施してました。まず点検に来て、その結果、ケーブルはまったく傷んでなかったんだけれども、交換しておきましょうということで、交換したのが、8月11日。

んで、その翌日に、事故のニュース(笑)
さらに、メディアを通じて、浴室乾燥は控えてくれ、とのお達し。

どーなってんの?
と思って、大阪ガスに電話してみました。
すると、
問題のケーブルはおろか、この浴室乾燥機の不具合が原因で火災が発生したかどうかも特定出来てない。ただ、この浴室乾燥機が設置してある浴室の天井裏で火災が発生したので、念のためにも、使用を控えてほしい、とのことでしたわ。
ん〜、ニュースだと、浴室乾燥機の不具合で出火、みたいな報道でしたけどね…。

ま、雨が続いてるわけじゃなし、浴室乾燥機使って洗濯物を乾かすこともないんで、べつにいいです。
自分ところの商品が事故原因かどうかすらもわからない段階で、専用電話のオペーレーターさんは、平謝りです。浴室乾燥機を使うなと指示していることに対する、謝りなんだろうけれども。

それより、風呂上がりに換気するけど、それはどーなの?
じつは、ガスよりも電気系統の不具合である可能性が高いので、出来れば換気こそを控えてほしい、と。
なぬ?
浴室乾燥は使わないけれども、換気は毎日5時間くらいしてるし、必要ですぞ! カビだって生えちゃうじゃない。。。
でも、5分程度に控えてほしいです、すいません。。。。

話していて、どーやら、換気で電気を使うことに不具合があるんじゃないか?と思ってしまいました。

事故原因の究明には時間がかかるらしいですが、まだ、なんの見通しも立ってないそうです。
なので、換気も浴室乾燥も、いつまで使用を控えたらいいのかまったくわからない状態。。。

パロマの二の舞は踏みたくない大阪ガスの気持ちもわからんでもないですが、かなり最悪の事態まで想定した対応を、ユーザーに求めてますね。

いつまで続くやら、ってかんじです。


今日は、フローリングの床の汚れを拭いて、ワックスかけましたよ。なんだかんだで、3時間。
汗びっしょりです。
でも、シャワーを浴びようとしたとき、躊躇してしまいました(笑)
躊躇しつつも、浴びましたけれどもね。



なんか、普通に日記っぽいことを書いてしまいました。

2006年8月21日月曜日

1☆狂


3、4年くらいまえだったと思うんだけれども、あふりらんぽなんかが出はじめの時期、大阪でアホアホかつバカテクなバンドがいくつか盛り上がってる時期がありました。

そんときにチェックしたのが、1☆狂(「いちばんぼしクルー」と読むんですけどね)。

テクノでありハウスでありハードコアであり昭和歌謡でもあるという、まあ、わけのわからんバンドです。
ほぼジャケ買いだったファーストアルバムに載っていたホームページのURLは、アメリカのどっかの宇宙センターのサイト…。音、ジャケに負けず劣らずのふざけ具合が妙に好きで、何度も何度もアルバムは聴いたんですが、活動自体の情報がさっぱりなくて…。

そしたらさ、最近、セカンドを発売したらしく、あちこちのステージに出現してやんの。
あふりらんぽ、エゴラッピン、おしりぺんぺん…大阪のディープなバンドは言うに及ばず、元ミュートビートの小玉和文さんとも共演してます。

たぶん、名うてのミュージシャンが集まって覆面でやってるんだと思うんですけどね。

音源アップしてあるサイトを発見したので、アホアホぶりを堪能してくださいませ☆
暑さも吹っ飛びます。。。いや、余計に暑苦しくなるか。。。

2006年8月20日日曜日

裁判を傍聴しまくっているのです




平成21年に導入される予定の裁判員制度に向けて、裁判というものの現場を知っておこうじゃないかという企画で取材を進めて、早1年。

暇を見つけては、大阪地裁に通って、裁判を傍聴してます。
なんせ、チャリで10分の距離なので、ちょっと思い立ったらすぐに行けるし、もともと、裁判とか法律とかは好きなジャンルなので。。

んで、今は夏ということもあって、ワイセツ系の裁判が多いです。春の訪れとともに浮かれてネジの弛んだ痴漢や公然ワイセツの事件が公判時期を迎えるからです。しかも、夏休みということも手伝ってか、若い婦女子さんたちが多数傍聴にやって来てます。大学の授業とか、社会見学とか、その類いね。

お盆前に見にいったのも、ど真ん中で痴漢の裁判(笑)

「被告は好みの女性の後をつけ、エレベータ内で陰茎を露出。右手でしごきながら、バイトしませんか?と迫った…」
スーツ着たバリバリの検察官が、「右手でしごきながら…」とか言ってます。それも、若い婦女子さんがわんさと膨張しているなかで。こっちのほうがよっぽど公然ワイセツのような気もするのですが、まあ、それが裁判です(笑)
早口で、無表情で調書を読んでるのが、かえって被告の変態性を浮き彫りにしてますわ(笑)

被告は25歳だけれども、前科多数のワイセツ常習犯。専門学校時代に起こした強姦事件を皮切りに、ノゾキ、公然ワイセツ等前科7犯の強者です。
最初の事件が18歳のときなので、7年間に7度の逮捕歴。ムショ入り期間もあっただろうから、シャバにいるとまったく我慢が出来ずに、ワイセツ行為を繰り返していたと考えられます。
今回の事件も執行猶予中の出来事。「1年も経たずに再犯。被告の常習性は明らかです」との検察の主張には一定の説得力がありますな。

しかし、想像すると怖いですね。
エレベータに乗り合わせただけだと思っていた男が、いつのまにかチ○チ○を出してオナニーし、手尺だか口だかでやってくれとねだるんだから。
「バイトしないか?」と誘ったのは、カネを払えば訴えられないとの被告の計算だったそうです。
被告の男はしばしばこの手口を使っていたと言いますから、バイトした婦女子さんもいたってことですよ。まさか割のいいバイトにありついたと思う婦女子さんはいないでしょうけれども、相手は変態、殺されるよりはましと思ったんでしょうか?

いくら払っていたのか、オナニー補助の相場がぜひ知りたいもんですが、検察はその金額には触れません。。。。そこ、聞きたいのに!

弁護士も事件を全面肯定してます。執行猶予中の犯罪だし実刑は間違いなさそうなんですが、あとは刑をいかに軽くするかの勝負のようです。

被告の父親が証言台に立ちました。
「彼の犯罪は自分の責任が大きい。少年期、私ども夫婦が別居しており、愛情を注がれずに育った面がある。だが今回は前回より深く反省していると思う」

父親は一応は息子をかばってみせます。でも、なにかが変なのですよ。その違和感の原因を考えていると、この父親が、息子のことを「彼」と呼ぶことにあるような気がします。
「彼は、女の子との付き合い方がわがままで、相手を思いやる部分が少ないと思います…」
他人事みたいなんですよね。滑舌がいいのも逆効果のような気がします。息子をほっぽり出して自分はなにをやってんだ?って気持ちにさせられます。
どーせ、おまえの人生だから自由に生きろなんて調子のいいことを言って育ててきたに違いありません。そしたら息子は超迷惑野郎に成長。それを別居で生じたトラウマのせいにした挙げ句、カネだけはあるのか保釈までしやがって、いかにも団塊世代のバカ親…、まあ想像の範疇ですが、そんなことがいくらでも想像出来てしまうような話っぷりで(笑)

理解出来ないのは、被告には彼女がいたという事実です。事件の1週間前には、父親に紹介までしています。そのことを、父親は、息子の成長の証だとヌカシやがったですよ。
逆でしょう! 好きな人が出来ながら、またしても犯罪を犯すのは、問題の深刻化ではないですか。

被告曰く、生まれて初めて女性を好きになり、正直に自分を出せる相手に巡り会えた。結婚も考えていたそうです。弁護死によれば、その女性は被告を許しているんだとか。。。

ほんまですかいな?(笑)
その彼女は、天使か女神ですかい?(笑) だったらなぜ証言台に立たないのですか? 答えは簡単、立ちたくないからでしょ。

うなだれて喋る被告の言葉に頷いているのは弁護士と父親だけです。裁判官、検察、傍聴席は、まったく信用していない模様。

「大切な人がありながら、なぜ1週間後に犯罪を犯すのですか?」
裁判官から、当然の質問が被告に投げかけられました。
「彼女に対する気持ちにイマイチ自信がなくて…」
言い訳になってない答弁を繰り返す被告。きっと、理由なんてないんですよ。やりたいからやっただけのことです。いい女を見たら我慢出来なかった、露出したかった。それだけ。ビョーキですね。きっと、そうだと思いますよ。常習なんだから。

「正直に自分を出せる相手だそうですが、では、これまでの犯罪歴を彼女は知っていますか?」
またしても裁判官からの突っ込み。
「それは…まだ話してません」
まだって、それは、隠していたと、普通は言うのだよ、被告クン☆
「そういうのを正直とは言いません」
裁判官、その通り! オレなんか、彼女の実在そのものを疑ってしまいますけれどね。ダメ親と弁護士が共謀してでっち上げてるんじゃないか?って思ってますよ、オレは。

なんにしても同情の余地なしです。執行猶予中の事件は、前回の刑もプラスされるから、公然ワイセツ2回分ってことになります。なら、判決は実刑3年ってところかな?

来月早々、判決が出ます。

いやいや、裁判は、新聞の三面記事がリアルに再現される場所でもあるんですが、やっぱ、三面記事で読むよりも、よほど面白いですよ。リアリティが全然違います。
それとね、ワイセツ系の事件って、たしかに毎日のように新聞のどっかに載ってますけれども、実際には想像しているよりもはるかに多いような気がします。
だってね、裁判所の受付で見たら、それ系の公判って、連日、目白押しですから。実際に報道されていないだけで、現実にはメチャクチャ多いんだと思います。

ただ、どうなんでしょうね? これにかぎらず、裁判の99%は誰でも傍聴出来るんですよ。少年犯罪だとか、重要なプライバシーにかかわる証言の際には傍聴出来ないですけれども、一般的には、どんな裁判でも傍聴出来ます。
そして、そこではあらゆるプライバシーが曝け出されているんですよ。本名から住所、本籍地にはじまって、経歴、犯罪の具体的な内容…、これらをまったく関係のないオレが傍聴出来るって、なにに基づいた権利なんでしょうね?

裁判員制度が開始されたら、裁判員には秘守義務が生じると思うんですが、傍聴人にはそんなもん関係ないですからね。

などということをつらつらと考えながらも、オレは来週も時間を見つけては裁判の傍聴に足を運びます。



んで、全然関係ないけれども、今日は、P-FUNK聴いてご機嫌にはなっていたんですが、さらに厚苦しくなったのは言うまでもありません(笑)

FUNKADELIC / One Nation Under A Groove

2006年8月19日土曜日

5枚刃



世界初の5枚刃ヒゲ剃り、上陸。

というニュースを以前に新聞で見かけて、かなり気になってました。
5枚刃って!

ヒゲ剃り製品大手の米ジレットの日本法人、ジレット・ジャパンが売り出してるらしいです。
んで、PR施設として、シェービング専門サロンを東京の大手町にオープンさせ、世界初の5枚刃の剃り心地を体験してもらうサービスを無料で実施するんだとか。
顔をあたってくれるのは、「シェービング・ソムリエ」と呼ばれるエキスパート。。

なんか突っ込みどころが満載なんですが(笑)

まず、
シェービング・ソムリエってなんですか?
全国理容生活衛生同業組合連合会が認定しているらしいんですが、なんでもかんでもソムリエって言っちゃうのって、節操がなさすぎやしませんか? ただでさえ、野菜ソムリエとか、わけのわからん肩書きが増えてるこのご時世に。
んなもん、ソムリエ云々の称号を出すまえに、商品を扱う人が普通に知っておく知識だと思うんですけれどもね。
野菜ソムリエじゃない八百屋のオッサンやオバァは、野菜のことを知らんのか?
理容師は、ソムリエであろうとなかろうと、ヒゲ剃りのプロなのではないのか?

んで、5枚刃ですよ。
じつは去年の夏、あれは平成淀川花火大会の日、オレは、相方を連れて、花火を見ようと大阪駅を歩いていました。
すると、ヒゲ剃りのサンプルを配ってるキャンペーンギャルがいてですね、それが4枚刃。
それまでは3枚刃が主流だったし、4枚刃ってすげーな☆と思い、サンプルを2個もらいましたよ。買えば1000円はしますから、なかなか太っ腹なサンプルですわ。
なので、相方にも協力してもらって、サンプルをさらに2個ゲット!
相方さん、かわいそうに、女のくせにヒゲ剃りのサンプルをもらいに行かされてました(笑)

それをね、ずーっと使ってたんです。切れ味、3枚刃よりもいいですよ。いいけど、んなもん、パソコンの処理速度と一緒で、すぐに慣れちゃって、しばらくすると最初の感動なんてどこへやら、ですよ。
大体、3枚刃のときも、究極!とかってキャッチコピーがあったような。
4枚刃なんて、たしか、カミソリの最終形態☆って言われてたような気がするんですが…。。
にもかかわらず、5枚刃!
しかも、よく見ると、5枚刃+1って書いてあります。1ってなに?(笑)
この節操のなさは、いったいなんなんですか?(笑)

この調子だと、最終的には10枚刃くらいになるんでしょうかね?

ジレットのサイト




節操がないといえば、面影ラッキーホールを思い出しました(笑)
じゃがたら+米米クラブ+赤犬+ビブラストーンをさらに下品にしたバンドと言えば…、わからん人にはわからんな(笑)



You Tubeに音源がアップされてなかったのですが、ここにおもろくてわかりやすいレビューを見つけたので、リンク貼っておきま~す。

2006年8月18日金曜日

関野さんの「新グレート・ジャーニー」を見る


少しまえに、関野吉晴の『新グレートジャーニー 日本人の来た道 北方ルート編』が放映されました。これ、録画していたので、今日観たんですよね。

関野さんとは、最初、オレがインドを旅していたときに、ヒンドゥの聖地バラナシで出会って、一緒にガンジス川で泳いでました。
その後数年して、南米のペルーで暮らしていたとき、彼とばったり再会するんですよね。アンデスの山間の村のチャイ屋でぼけっとしてたら、自転車でアンデス越えを敢行中の関野さんとばったり(笑)
彼は、ペルーの山男のあいだではかなりの有名人でして、その頃オレもペルーの山男たちと交流がありましたから、そんな縁で、それ以来、仲よくしてます。

といっても、こっちは旅人、しかも、今は現役じゃない。
一方、関野さんは、現役の、しかも冒険家。

格が違いすぎるんですけど、なんだかんだで気があって、今でも電話で喋ったりする程度には付き合いのある仲です。今回の番組の旅も、事前に聞かされてました。

元・旅人としてはね、旅ばっかりしてる関野さんのことがそれほど羨ましいわけではないんですけれども、ときどきね、羨ましくもなります。

山に登ったり、砂漠を横断したり…、しんどいから今さらそんなことはしたくないんですけれども、でもね、あの、死と隣り合わせになって生き延びることだけに集中出来る環境に身を置いたときの高揚感というのはね、日常生活では絶対に味わえません。

日常の生活に忙殺されていると、ときどきですけれども、そういう刃を抜きたくなるときがあります。
男は、みんなあるんじゃないか。

旅は、とどのつまり、自分の内面を旅することにほかならないんですね。
でも、自分の内面の奥底なんて、覗いてみたところで、そんなところは空虚に決まってます。
だから、目的のない旅をしたら、えらいことになりますよ。
オレは、自分の体験から、そのことをよく知ってます。
でも、
関野さんみたいに、具体的な目的を持った旅なら、またしたいなあ、と、思います。

日本人がやって来た道を辿ることで、自らのルーツを探す…。
そういう旅には、当然のことながら、新しい発見があります。自分があたりまえだと思っていたことが、そうじゃないとか。あるいは、自分がいかに日本のことを知らないか、とか。

関野さんの旅も、そういう旅になってましたね。

サハリンで、残留した日本人や韓国人と出会うことで、そこがかつては日本の領土であり、その後、彼らが辛酸を舐めるような体験をしてきたことや、歴史の闇に葬り去られてきた惨劇を、リアルに知ることになります。

かつてモンゴルで出会った少女は、交通事故で死んでしまっていました。

マイナス70度の極寒の地で、我々の祖先は、野生の羊を狩ることで生活をしていました。

そして、
厳しい自然と共に生き、つらい状況で暮らしている人こそ、関野さんをとても優しく迎えてくれます。一番しんどい状況にいる人が、一番優しい。
そのことに触れただけでも、関野さんのこの旅を見てよかったなあ、と思いました。

いいなあ、関野さん。
旅ばっかりして。
だいたい、グレートジャーニーで人類のルーツを辿る旅を10年がかりでやって、その後はご家族と一緒に日常生活を送るって言ってたくせに、その舌の根も乾かないうちに、この旅ですよ。

この人は、もう、絶対に旅をやめるつもりないんでしょうね。
旅をしてるときって、早く帰りたいなって思うことがあるんですよ。
でも、そうやって帰ってきたとき、空港に着いて、家に向かう車のなかで、すでに次の旅への渇望が生まれてる…、そういうもんだし、そういう人種なんですよ、関野さんは。

彼の姿を見ていると、フォークシンガーの友部正人が、オレにはとてもだぶって見えます。
彼もまた、旅人です。
歌うことで、旅を続けている旅人です。




友部正人 / 一本道

2006年8月17日木曜日

接客がすべてだと思うのですよ

グルメ・マイミクのゼロさんの好みではおそらくないと思うんですけど、いいかんじのお店を見つけました。

天神祭の日に市場の近くにオープンしたお店で、「博多串焼き バッテンよかとお」というお店なんですけどね。

オープンしてからしばらくは、生ビールがジョッキ100円だったこともあって、すごい賑わいでした。コの字のカウンターに10人くらい、あとはテーブル席が4つ程度の小さなお店です。ちなみに、2面がガラス張りで、外からは丸見え(笑)

外に出てあるメニューを見たら、普通に串焼きのメニューが並んでいて、博多色は特になし。串1本150円~250円程度なので、安いわけでもなく高いわけでもない。2人で行って、飲んで食べて5千円~1万円ってところですかね。

これだけなら、オレ、行きません。

だって、チェーン店っぽいし(あとで調べたらチェーン店でした)、店の造りが安普請過ぎるんですよ。

そんなわけで、普通だったら行かないんですが、盆のあいだ、仕事で遅くなって夜の11時くらいに帰宅した日があって、この店は盆のあいだも夜の12時まで営業してるって書いてあったから、そんな店は他にないし、行ってみたわけです。

それと、オープニングセールの生ビールのジョッキ100円が終わってからも、連日、盛況だったのが気になってたんですよ。

カメラマン(オレよりも年上の婦女子さん)を連れて行ったんですが、これがね、アタリ☆

あのね、メニューに特筆すべきところはなにもありません。
豚トロを初めとした肉系、鶏系の串焼き(つくねはちゃんと軟骨を砕いたものが混ぜられてあって、いいかんじ)、魚介類、野菜…、特に珍しい素材なんてどこにもないんですよ。サイドメニューだって、馬刺、焼きおにぎり、造り盛り、生センマイ…、まあ、どこにだってあるメニューですよ。素材の吟味具合も普通。可もなく不可もなくってかんじです。キャベツはおかわりし放題だったけれども、これだって串焼き屋さんなんだから珍しくもなんともないっしょ。

ところがですな、この店、意外とアタリ☆だったのですよ!
接客がですね、かなり気持ちいいです!

店長含めて、5人の従業員はすべて、20代前半とおぼしき人たちです。どっから見てもフリーターにしか見えないような面構えなんですが、これがどうしてどうして、すごく礼儀正しい。そして、元気がいい。

お客が店に入ってきた瞬間、全員が口々にでっかい声で、「いらっしゃいませ!」って言います。元気な居酒屋にありがちな、体育会系のノリっぽい挨拶です。
いや、そんなことはどうでもいい。あのね、私語がまったくないんです。
オレが行ったときは、混んでいたわけではなく、3組10人程度の入りで、それを従業員5人で相手してるんだから、どっちかというと暇なんですよ。でも、誰1人として私語をすることもなく、黙々と自分に与えられた仕事をこなしてます。焼き場の掃除なんかしてる人もいて、言われるまえに仕事を見つけてやってるかんじが伺えるんですよ。

そんでですな、従業員のなかには、なかなかベッピンさんのおねえさんもいるんですが、彼女がですね、独身男1人の客とか、男同士の客とかに前に立って、ビールを注いだりしてるわけですよ。このあたり、なかなか商売上手ではあるんですが、そんなにいやらしさをかんじさせないところがね、絶妙なんです。これは通いますよ、独身男1人客なんて、毎日でも通っちゃうんじゃないかな。

結構ね、従業員全員が目配せしてます。どのテーブルの食事や酒がどの程度進んでいるのか、ちょこちょこ見てますね。んで、なにかが足りなくなりそうな頃合いを見計らって、お伺いを立ててます。そういうことがね、自然と出来てるんですよ。それも、店長が厳しいから頑張ってやってます!って雰囲気を出さずに。実際のところは厳しいのかどうか知らないけれども、そういうことを感じさせずに従業員が動いているのが、なかなかありそうでないな、と。

グループで会話が盛り上がってるところにはわざわざ来ないし、1人客のところには話し相手になってあげる…。このへんの距離のとりかたがね、上手いんです。

美味しいよ、って、客の誰かが褒めれば、全従業員に向けて「美味しいとお褒めの言葉をいただきました!」ってでっかい声で伝えてるし。

オレも、「接客が気持ちのいい店だね」と店長に言ってあげたら、「爽やかクンが揃ってるって褒めていただきました!」って、全従業員に向かって言ってるし。
上手いね☆

若い人たちばっかりなのに、私語もなくて、ちゃんとしてて好感持てるよ、って、さらに言ってあげたら、店長、「いやー、みんな仲が悪いんじゃないですかね」って切り返してましたよ。謙遜の仕方が、堂に入ってます(笑)

オレは接客のダメは店はどんなに美味いものが出てきても行きたくないし、逆に接客がよければ、そんなに不味いものは出てこないと思ってるほうなのですが、その意味で、この店はいいかんじなんですよ。

ちょこちょこ行くかもしれません。。。


そうそう、店内にレッチリの『カリフォルニケーション』がかかっていたので、誰がファンなのか訊いてみたら、店長が好きなんだとか。そのことをきっかけにフジロック話で盛り上がってしまいました(笑)

2006年8月16日水曜日

奈良の燈花会に行く





いやいや、盆のあいだは、ちょこちょこ仕事もしたしPCのトラブル等もあったのだけれども、基本的にはノンビリ出来ました。mixiもけっこうほったらかしにしてたし、なんか、いいかんじにだらけられましたよ(笑) みなさん、コメントまったく書きにいかずにすんません☆

さてさて、盆のあいだに行ったのは、奈良の燈花会。といっても、取材を兼ねていたので、カメラマンを引き連れての、半分仕事で半分遊びのようなかんじ。

これ、なんだかんだで、3年くらい連続で行ってます。
たくさん人が来るんだけれども、会場が広大なので、そんなに混んでるかんじもしないんですよね。
そのかわり、歩く(笑) もう、歩きまくりますよ(笑)

近鉄の奈良駅を降りてから、猿沢池、興福寺、国立博物館、東大寺、春日野園、浮雲園、春日大社、浮見堂、浅芽ヶ原…、ぜーんぶ歩いてたら、なんだかんだで2時間くらいはあっという間に経っちゃいます。

その敷地内に、えんえんと、蝋燭が灯されてるんですよね。ガラスの筒に入ったのから竹の筒に入ったのやら、ぼんぼりみたいになってるのまで、まあ、いろいろあります。池の周囲に置かれていたり、階段の縁に並べられていたり、広大な原っぱにわんさと置かれていたり、柔らかい光がね、あちこちにあるんですよ。

そこに興福寺の五重塔がライトアップされ、下に目を見遣れば、鹿がうろうろしてる…、と。

京都の花見小路あたりでも似たようなことをやっているけれども、スケールの点では、まず比べものになりません。蝋燭の数がね、たぶん、数万本って単位だから。

蝋燭を管理しているオバァに話を聞くと、10日間のイベントだけれども、毎日夜の7時に蝋燭を点けて、10時になると消すんですよね。ボランティアでたくさんの人が動員されているとはいえ、ものすごい数の蝋燭だから、ちょっと目眩がしそうです。。

暗闇のなか、蝋燭の柔らかい光を頼りに歩いていると、京都や大阪と違って、奈良の夜は闇が支配してるんだなあ、ということがよくわかります。
大阪は言うに及ばずですが、京都は意外なほど近代的なんですよね。でも、奈良は、やっぱり、太古のむかしの名残を残しているように思います。その最たるものが、この、夜の闇ですね。

闇があるから、物の怪が棲むのだし、その物の怪の存在を信じたい人、宮崎駿や夢枕獏は、この地を舞台に、あれやこれやと書き続けるのだと思います。

琵琶を抱えたおねえさんが、コンテンポラリーで琵琶に似つかわしくない激しい楽曲を演奏してました。
鹿と戯れる少年が、及び腰で鹿の角を触ってました。

お盆になにかを想起するほど日本的に生きてるオレではないですが、夏の夜を気持ちよく過ごす方法として、この、燈花会は好きです。

そうそう、マイミクさんのぱなぬふぁさんに教えてもらった居酒屋「厨」は、会場に着くまえに商店街をウロウロしていたらすぐに見つかって、外から眺めてすごく期待が持てそうなかんじだったので、仕事を終えてからの楽しみにしていたのですが、あとで行ってみると、満席…。また今度の楽しみとなりました。

2006年8月12日土曜日

京都タワーにのぼる


京都タワー。。。

JR京都駅の真ん前にあるし、新幹線からも見えるので、ご存知の方も多いでしょう。蝋燭みたいなかたちをした、変なタワーですわ。

外から眺めてるだけでもしょぼそうだし、こんなところ、まったく登りたいとは思わんのですけどね、でも、ほら、オレがライフワークにしてる京都神社仏閣名所スタンプラリーのベースになってる地図、京都観光協会発行の1部100円の地図にね、こいつが載ってるんですよ。だからね、行かないわけにはいかないじゃないですか。。。。

ただ、京都駅の真ん前だし、いつでも行けるといえばいつでも行けるわけで、そんなこんなでタカをくくってまして、今日まで行ってなかったわけです。

んで、こないだ、京都に仕事で行った際に、妙な空き時間がぽっかり出来たので、ここしかない!と思いたって、行ってきましたよ。はい、あんまり乗り気じゃないatricotさんを連れて(笑) 大体、京都人ですら、ここは行ってない人が多いんじゃないかな。

京都タワー…、食堂やらホテルやら地下には大浴場やら土産物屋さんやら、なんかタワーにありそうな要素をすべてぶちこんだ、割合節操のないタワーで(笑)

でも、展望台に登るのに、生意気に770円もとるんですよ。
サイトを見たら、割引クーポンがあったので、それを持っていって660円になりましたが。。なんにしても、割高感は否めません(笑)

それにしても、しょぼい。。。
展望レストランとか、ガラガラだし…。
展望台っていってもね、そりゃ京都市内が一望出来ますよ。でもね、真向かいにある京都駅ビルの屋上だって京都市内が一望出来るし、しかもそっちはタダですからね。ほんとに、京都タワーなんて、なぜ存在しているのか、さっぱり理解出来ません。

でも、こういうところはですね、みうらじゅんじゃないけれども、突っ込みどころ満載なわけでして…。

まず、たわわちゃん☆ 展望台に昇るエレベータにはエレベータガールがわざわざいるんですが(まったく必要ない)、アロハ調の制服に、妙に怪しげなキャラクターがプリントされてあります。そいつはなんだ? と訊いてみると、「たわわちゃんです!」と、元気なご回答が(笑)
土産物売り場で、たわわちゃんグッズがいっぱい売ってました。このアロハ、ちょっと欲しくなってたんですが、そんな自分のセンスを諌めて、べつの場所に目をやると、なぜか、くるりのコーナーがあり、くるりの『東京』が流れてます。 いや、たしかにくるりは京都出身のバンドですよ。でも、なぜに『東京』?

あと、足が短く胴体が長く見える鏡とか、惚れ薬とか、怪しげな品がいっぱい☆(笑) もうね、アホらしいものの全員集合ですよ。京都にまったく似つかわしくない、ワンダーランド☆

一番笑ったのが、写真のやつです。
『京都タワー体操』!
タワー/たいそう/ぐぃんぐぃん/タワー/たいそう/ぐぃんぐぃん/ごしょに/やさかに/あらしやま/きぶんは/じょうじょう/にじょうじょう/タワーにのぼれば/まるみえだ/ぐるりとまわれば/京都をいっしゅう/ウッキワックウッキワック/ウッキワックウッキワック…

なぜに体操? しかも、この歌詞! 曲もあるそうです(笑)
ぜひ、CDが欲しくて仕方がないのですが、京都のレコード屋JEUGIAに行けば、手に入るのでしょうか?

2006年8月11日金曜日

肘掛け争奪戦





こなだい、フジロックから帰ってきてから、早速名古屋に日帰りで出張に行ったんですけどね。

その帰りのこと。

乗った新幹線が、最近では珍しくなった3列と2列の座席が並んだ新幹線。最近はほとんどが2列2列でゆったりとしている車両が増えているなか、なんか、外れくじを引いた気分でしたよ。

しかも、オレのとった指定席が、3列の真ん中のD席…。
しかも、両サイドのC席とE席が、これまた加齢臭をプンプンと漂わせた、くたびれたオッサンで!
んで、窓際のE席のオッサンは、寝ているのか寝ているふりをしてるのかわからんのですが、オレとオッサンのあいだにある肘掛けを独り占めしてやがる…。

だいたい、オレの座ってる3列の真ん中のD席は、景色も見えないし、窓際のE席のオッサンがトイレに行くときはテーブルを畳まなきゃならないし、オレがトイレに行くときは、通路側のC席の人に、すんません、といって通してもらわなきゃならないし、なにかとハンデが多いじゃないですか。

なので、せめて肘掛けは真ん中のD席のもの、という持論があるオレからしたら、これは考えられない行為ですわ~。

ワシは仕事で疲れとんねんから新幹線のなかでまで人に気を遣ってられへん、というオッサンの考えは、手にとるようにわかります。
が、しかし、仕事で疲れてるのは、オレかておなじです。

オレは、大部分を占領されてるなかちょこっとした隙を見つけて、肘掛けに、わずかに自分の肘を乗せました。このオッサンの隙を見つけて、肘掛けを全取りしてやろうと戦っています。
ちなみに、この、ちょっとだけ肘を乗せてる状態というのは逆に疲れる体勢ではあるんですが、しかしここで屈するわけにはいきません! オッサンばっかりに得させるわけにはいかんのです!(笑)

東京から走ってきたであろうこの新幹線は、名古屋でオレを乗せ、岐阜羽島を通過する頃には、肘掛けの一角に自分の肘を乗せて、戦いに挑みました。

新幹線の揺れにあわせて、オッサンの肘を自分の肘で押してみたんですが、オッサン、そのことで肘に力を入れて動かされないようにしている模様。。。ということは、このオッサン、寝てるわけではなくて、寝たふりをしているわけですね。そいで、肘掛けの独り占めについては、完全に確信犯としてやっている、と。

そうとわかれば、オレは容赦しませんよ(笑)

新幹線の揺れにあわせて、自分の肘でオッサンの肘をガンガン突いてやりました(笑)

米原で半分ほどを占拠!
その後、オッサン、観念したのかトイレに行きました。もちろん、その隙に肘掛け全占拠!
んで、オッサンはトイレから戻ってきてから、再びオレの肘掛けに肘を乗せようとするんですが、そうはさせるか!
一分の隙もなく、オッサンの肘が乗らないようにバリアを張りましたよ!(笑)

そのまま新大阪到着。
勝ちましたね☆
それにしても、仕事帰りで疲れてるときに、なんでこんなバトルをせねばならんのか…。

2006年8月10日木曜日

フジロック 7月30日31日帰郷編(完結)





フィッシュマンズで力を使い果たしたオレ、atricotさん、ジャイ子さんの3人は、そのまま居座って、ゆらゆら帝国のステージを最前列で観るというてもあったんですが、さすがにしんどくて(なんぜ3時間以上は、その場所ですし詰めにされて立ちっぱなしでしたからね)、一旦、離れました。

コンディションがよければ、気合いを入れて、ゆらゆら帝国も観るんですが、なんか、力尽きちゃったな。
前線基地のあるオレンジコートに戻って、冷たいものを飲みながらボーッとしてました。
オレンジでは、アフリカンでダンサブルな音のバンドがステージで演奏してて、身体は疲れてるんだけれども、自然と踊ってしまうかんじ。イスに座りながら、軽く身体を揺らしてました。THE REFUGEE ALL STARS OF SIERRA LEONEってバンドです。アフリカのバンドらしいけれども、全然知らない(笑)

atricotさんは、お昼寝してましたね。
この日は本当に一日中どピーカンで、オレなんかイッパツで日焼けしちゃったんだけれども、そんななかで、atricotさんは陽にガンガン照らされながら、お昼寝してましたよ。

そうこうするうちに、ジャイ子さんが帰らなければならない時間が迫ってきました。
17時くらいだったかな。その時間に出ないと、ご自宅に帰れないとな。
まあ、会場出てからバスに乗って新幹線に乗って…、ってかんじですからね。
んで、いよいよ帰るときになったら、atricotさんがガバッと起きてですね、熱い抱擁をしてましたよ。いよいよジャイ子さんともおわかれです。
今回のフジロックフェスは、これまでにもツラツラと書いてきましたが、イヤなことがたくさんありました。でも、ジャイ子さんがいてくれてよかったですよ。ほんとにね、ジャイ子さんがいてくれなかったら、イヤなことだけで終わってたかもしれません。彼女と出会えて、それもmixi上でお付き合いしてきたとおりの素敵な人だったおかげで、イヤなことが半減されたどころか、全部どっかに吹っ飛びましたよ。
ジャイ子さん、ありがと☆ ほいで、これからも末永くよろしく☆

んで、ジャイ子さんを見送ったあと、ブラブラと散策がてら、ゆらゆら帝国を観にいきました。
そんなに真剣に観なかったんだけれども、やっぱり、いいですねえ。『ミーのカー』とか『ズックにロック』とか、やってましたよ。
でも、ゆらゆら独特のサイケなかんじが、野外フェスだと、どっかに吹っ飛んでます。それがね、またいいんです☆ 普通にロックバンドとしての力が、剥き出しにされたかんじです。その意味で、野外フェスというのは、そのバンドが持ってる本質的な力量が問われますよね。ゆらゆらだって、ギミックに頼らずとも、全然オッケーなんだってことが、このステージでよくわかりました。
このバンドも、初期のライブハウスで細々とやってたころから知ってるし、そのころはメンバーチェンジもしょっちゅうだったし…、そんなことを思えば、よくもまあ、こんなところまで来ましたよね。

いかんいかん、出てくるバンドで知ってるバンド、ほとんどが初期のころから知ってるので、どーもオッサンモードに入ってしまいがちです(笑)

なーんか、このあたりで、オレのフジロックも終了~ってかんじです。
楽しくてお腹いっぱいで、でも淋しくて、複雑な気分ですな。
あとは、夜のモグワイを見たら、混まないうちに帰路につこうか、と。

んで、マーリン&マイクを車から叩き出すことをオレが決めて、当人にもそれを伝えたのがこの日の朝なんですが、それから今の今まで、携帯やらメールやらで、横暴だのなんだのと、散々ですよ。もう、アホらしいから書きませんが、その間もいろいろとあってですな、でも、オレがやっぱり強権を発動して、きっちり叩き出しました。
んなもんね、あれだけatricotさんをないがしろにしておいてね、オレは、おなじ空気すら吸いたくないような状態でしたからね。

そうこうするうちに、夜。ハッピーマンデーズとモグワイとどちらのステージを観るかかなり迷ったんですが、モグワイをとりました。ハピマンもすごく観たかったんですが、atricotさんが、モグワイ!って言うんで(笑) じゃ、モグワイにしようか、と。

ハピマンに客が流れるかなと思ってたんですが、モグワイもかなりの人気でしたわ。入場規制かかる寸前だったらしいです。生で観るのは初めてですが、フェスでやるよりもクラブでやってるほうが映えるバンドだという印象がどうしても拭えなかったかな。
あの浮遊感は、フェスよりもクラブ向きだと思うんですよね。あ、途中でバッファロー・ドーターも観たんですが、彼女たちも、やっぱ、フェスよりもクラブのほうが映える。バッファロー・ドーターの場合は、どっちがというよりも、フェスでは厳しいと思うんですけどね。ビジュアル的に、やっぱ、クラブのほうが似合ってます。

そんなこんなで、すっかり帰るモードに入っていたので、モグワイも途中で抜け出して、ハピマンを少し見て、そのまま帰路に。

かわいそうに、atricotさんは、行きも帰りも1人で運転ですよ。まあ、オレが運転しないので、仕方ないんですけどね(笑)
混まないうちに会場を出たから、道はガンガン空いてました。
そうそう、運転席のまえのスピードメーターとかがあるボードの電気が、なぜか、ビタッと消えました。点かないんですよ~。だから、ガソリンの残量もわからないし、帰りは帰りで、えらいことになってたんですよ~。最終的には事なきを得たんですが、ほんと、この車は、いろいろありすぎです!(笑)

苗場から上に向かって走って、日本海に出るまでに、すんげー睡魔☆ やばいんで、2人して30分ほど寝ようかということになって、サービスエリアで寝たんですよね。
んで、起きたら、すっかり夜が明けてて、朝の6時(笑) 5時間くらいたっぷり寝たことになりますわ~。
でもね、おかげで、そっから先は、順調に帰れましたよ~。そっから6時間後には京都に入りましたからね。北陸自動車道も関越自動車道も、ガラガラですな。前後に車がまったく見えない、なんて時間が、何時間もありました。
途中、サービスエリアによって甘エビの寿司買ったり、ウドン買ったり…、食ったり買ったりしながら、結構、楽しく帰ってきましたわ。
最後、名神で渋滞につかまったけれども、それにしたって、30分程度のこと。5時間も寝たくせに、予想よりも全然早く帰ってこれました。

んで、最後、京都のガソリンスタンドで車をキレイに洗って、フジロックの垢を落として、ビックリドンキーで昼飯にハンバーグ食って、おわかれ☆

この夏はフジロックフェスに行ったおかげで、いろんなものを犠牲にしたような気がしないでもないんですが、でも、行ってよかったな。
あんなふうに、大自然に囲まれて、泥だらけになって音楽を楽しむなんて体験は、そうそうあるもんじゃないですよ。
atricotさんは、フジロックで年が明けてフジロックで年が終わるんだそうです。
その気持ちは、なんとなくわかるな。
そこまでフジロックに肩入れするほどの年ではないけれども、そういうふうに自分の年輪を刻み込んでいくやりかたも、アリと言えばアリですな。

来年は…、行くのかな? 行けるといいんですけどね。。。


付録)
帰ってからわかったことがありまして…。
初日にブレーキオイルの通ってるチューブが破裂寸前になって急遽修理しなくちゃならなくなったとき、atricotさんのお父上にお願いして、お金を振り込んでもらったんですよね。でも、お父上、振込自体をあんまりやったことがなくて、銀行の人に訊いたらですね、「それは振り込め詐欺です☆」と、銀行の人に散々とめられたんだとか(笑)
考えてみれば、そうだわ。旅先で車が故障したからカネを振り込んでくれ、って、典型的な振り込め詐欺の手口…(笑) いやいや、大爆笑させてもらいましたよ。

オレは毎朝、いつもの喫茶店でコーヒーを飲んだら最後、一歩も動けなくなるくらいに突発的にウンコがしたくなる人間ですが、フジロックの最中、4泊5日、いっこもウンコをしませんでした。場所が変わるとダメなのよ~。
でも、家に戻った瞬間、5日分のたまりにたまったのが、大量に☆ いや~、人体の不思議です。あ、atricotさんは、いつものごとくですが、1日3回はトイレに行ってたらしいですけどね。オレと違ってデリケートに出来てない人は、ところかまわずでいいですな☆


以上、長々とお付き合い下さいまして、ありがとうございました☆
これにて、フジロック日記、完結!
盆は越さずにすみましたわ~。

あ、写真が何点か出てきたので、過去日記のほうにも振り分けてアップしておきました。
雰囲気だけでもどーぞ☆



んじゃ☆

2006年8月9日水曜日

フジロック 7月30日フィッシュマンズ編





オレにとって、フィッシュマンズは、RCやじゃがたらやブルーハーツなんかとともに、とても特別なバンドであり続けています。
mixiでも、最初に入ったコミュは、フィッシュマンズ関係だったりします。

ほんとにね、あるいち時期、フィッシュマンズだけを聴いてればいい、という時期が、オレにはありました。

言葉ではなく、音そのものだけでなにかを伝えられる、数少ないバンドでしたね。
なにか特別なことがあるわけではない、ごく普通の日常を、それでもオレたちは、えんやこらと退屈をうっちゃって、いや、退屈こそを友として生きていかねばなりません。そんなとき、傍らにフィッシュマンズの音楽があれば、どれほど勇気づけられたことか。

リリシズムの塊のような佐藤クンの声が、あの、世界のどこに出しても自慢出来るタフなリズム隊の奏でるビートに乗っかると、それだけでマジックでした。風景が、歪んで見えました。まるで、白昼夢を見ているようでしたね。

どこにもリアリティなんてなかったけれども、逆に、だからこそ、引いても押しても手応えのあるリアルなものとして、オレたちの今の気分をリアルに表現したものとして、この音はオレの味方の音なんだとはっきりと実感出来る音として、いつもいつも、傍にありました。

だからこそね、佐藤クンがこの世からいなくなったときの喪失感といったら、デカかったですよ。

デカかったけれども、そのあと、UAが、レゲエのアルバムを発表し、そのなかで佐藤クンを送るシンプルな歌を収録したとき、それを聴いたとき、涙が止まりませんでした。
それは、悲しみの涙ではなくて、佐藤クンが蒔いた種子が、確実に育っていることを実感したからです。
篠原ともえが、テレビでフィッシュマンズのカバーを歌ってました。それを観たときも、ああ、こんなところにまで佐藤クンの声は届いていたんだなあ、と、本当に嬉しくて、涙が止まらなかったんですよ。

80年代、ミュートビートが日本に持ち込んだダブ・レゲエは、彼のブルーズがそのまま表現されたような、重くヘビーなダブでした。
それを、佐藤クンとフィッシュマンズが、時代の軽さも重さも引き受けるかたちで、ひとつの結晶をつくりあげました。『宇宙日本世田谷』や『空中キャンプ』、『ロング・シーズン』なんて、とんでもなかったですよね。それ以前のアルバムも、愛らしくてとても好きですけど。

亡くなってからかな、亡くなるまえかな、ライブアルバム『男達の別れ』だっけ? あれが出ましたよね。もう、何千回となく聴いたアルバムですが、あれを聴くと、ミュートビートがロックバンドでしかありえなかったように、フィッシュマンズもまた、本質的にはロックバンドだったんだなぁ、と、オレは改めて実感しました。佐藤クンがね、力強いんですよね。

99年に佐藤クンが亡くなってから、フィッシュマンズの人気は衰えるどころか、彼の生前よりも人気が高まっているように思います。
トリビュート盤(UAだけが燦然と輝いていました)が出て、ベスト盤&レアトラック集が出て、有志がボーカルをつとめるかたちで再結成までされました。昨年のライジング・サンが初お披露目だったのかな。
韓国でもフィッシュマンズ的組合が催され、この春は映画まで上映されちゃいましたね。
そのどれも実際に見ていないオレとしては(思えば、佐藤クンが歌っていたときすら、オレにはライブに行くチャンスすらなかったんです)、今回のフジでフィッシュマンズがステージに上がる、と聞いただけで、それこそが、今回のフジのマスト・アイテムとなりました。はっきりいって、それだけを観れば、あとはなにもいらない!ってくらいの気分でしたよ。

そのフィッシュマンズが、いよいよステージに上がります。
オレとatricotさん、ジャイ子さんは、少し端だけれども、最前列に陣取って☆

メンバーの先頭を切って、茂木クンが登場。二本指を額にかざして、なかなかかっこいいです☆ 彼は、スカパラに加入してから、男前度がグンと上がりましたね。オレ、とっても好きですよ。
続いて、ベースの柏原クン、ギターはヒックスヴィルから小暮クン、バイオリン、ホンジ!
横で、atricotさんが、すでに泣いてます。人間って、こんなに涙が吹き出るんだ!って見てたんですけど、オレも、なんだか涙が込み上げてきてしょうがありません。悲しいわけでもなんでもないのに、涙って、出るんですよね。この面子がステージに上がったというその事実を目撃しただけで、心がざわついてます。

あのね、ボーカリストが代わる代わる次々に出てきてフィッシュマンズのナンバーを歌ったんですけれども、正直いって、覚えてないんです。

キセルが出てきた、クラムボンの原田郁子ちゃんが出てきた、ポコペンが力強く『シーズン』を歌った、ボノボも出てきた。ボノボは『感謝(驚)』を歌ってたのかな。『ウェザー・レポート』を歌ったのは誰だったかな? 『ナイト・クルージング』は誰が歌ったっけな? 最後はハナレグミの永積クンだった。
なんかね、断片的に覚えてるんですが、誰がなにを歌ったのか、よく覚えてないんです。
UAがね、出てきました。
前日、見逃して悔しい思いをしたんだけれども、菊池成孔&UAでステージがありました。でもフィッシュマンズのステージとは違う日だし、こっちにはUAは出ないんだろうな、と、勝手に思ってたんです。
その、UAが出てきたとき、オレ、涙が出ましたよ。
オレね、フィッシュマンズをその本質までもっとも理解しているのは、UAだと思ってます。UAも佐藤クンも、おそらく、神的存在や宇宙的存在物と交信出来る術を持っています。この2人は、とてもよく似ていますよね。トリビュート盤で彼女が歌った『頼りない天使』は、他のアーティストが原曲をなぞることに終始していたなかにあって、これだけは完全に原曲が破壊されていました。UAの楽曲になってました。UAが佐藤クンの資質にもっとも近いからこそ、彼女は、佐藤クンの楽曲をなぞるようなことせずにすんだのだと、オレは思っています。

そのUAが、なんと、『ウォーキン・イン・ザ・リズム』を歌ったのでした☆
あのね、フィッシュマンズの『ウォーキン・イン・ザ・リズム』じゃないですよ。完全にね、UAの『ウォーキン・イン・ザ・リズム』になってしまってます。
こんなのね、言葉に出来ない。なにか、神々しささえ感じました。生涯でも何回観れるかわからないようなレベルの、とんでもない代物でした。
隣で、atricotさんが泣いてました。
わかる。
勝手に涙が出るんです。
踊ることも、歌うことも、なにも出来なかったですよ。ただただ、そこに立ち尽くして、聴いて、眺めてました。
ほんとにね、とんでもないものを見ましたよ。どっかに連れていかれるんじゃないかと思うくらいに、すごい感覚に襲われました。

なあ、atricotさんよ、あなたはUAになれ! UAがUAであるように、UAが必死でどこまでもUAであろうとしているように、あなたはatricotであれ! 必死になってatricotとして生きなさい。 それが、UAになるってことだ。

今日こそ最後まで書ききれるかと思いましたが、なんと、フィッシュマンズだけで終わっちゃいました。
明日、いよいよ完結編です(たぶん…)

2006年8月8日火曜日

フジロック 7月30日いよいよ最終日編





にゃははははは、長きにわたったフジロック日記も、ついに最終日まで辿り着くことが出来ましたよ。みなさん、毎日毎日鬼のように長い日記にお付き合いいただき、ありがとうございました。
といって、この日記で、フジロック日記が終わるわけではないんですけどね(笑)
まだ続くんですけどね(笑)

朝、恒例の温泉です。そのまえに、オレは、前日泥だらけになったスニーカーを洗い、一晩かけて干して乾かしたのですが、もちろん、乾いているわけがないので、携帯コンロを使って、乾かしてました。
むかし、子供のころ、オカンが梅雨時分に洗って乾かなかったオレのスニーカーを、やはりコンロのうえで乾かしていたのを覚えていたので、それを思い出しながら乾かしてましたわ。10分もやってれば、ちゃんと乾きます☆

ほいで、温泉。前日の混みっぷりの反省を踏まえて、今日は朝9時くらいに行ったんですが、やっぱり混んでます。またまた入場規制。
苗場も冬のスキーシーズン以外は死んだようになってるらしいですから、フジロックはたいした経済効果をもたらしてると思いますよ。この温泉ひとつ見ただけで、そのことが如実にわかります。

ただ、前日の経験が生きているので、入場規制をまえに手をこまねいているオレではありません。
お客さん、入場規制が解けてから風呂券を券売機で買ってるんですが、オレはね、いち早く風呂券を買って、券売機前の列に並ぶことなく、番台の列の先頭に並んでましたから。おかげで、風呂場にも一番乗り、洗い場待ちで並ぶなんて愚行をせずに済みました☆ 
苗場の朝は結構涼しいし、濃い緑に覆われた苗場の山々を眺めながら入る朝風呂は、かなり気持ちいいですな☆ これで露天風呂やったら、いうことないんですけどね。

ここでも、atricotさんは、アホアホなエピソードをもたらしてくれました☆
風呂で着替えをしたのはいいんですが、汚れものを入れる袋を持ってくるのを忘れていて、風呂上がりに、オレの汚れもの袋にパンツを入れておいてくれ、と。んで、このパンツが…、いや、こっから先は厳と箝口令が敷かれているので、オレとしては書きたくて書きたくして仕方がないのですが、書けまへん…。興味のある方は、ぜひ、メッセージを下さい。個別にお答え…していいんやろか?(笑)
ジャイ子さんは、もちろん、そんなアホアホなこともなく、しっかりとお風呂に入ってはったみたいですけどね。

まあ、朝っぱらのドタバタまで書いていたら、いつまでたっても前に進まんので、これくらいにしてですな…。
本日の予定を。

まず、レッドマーキーという、食堂に併設された屋根付きステージで、朝っぱらからギターウルフがライブをやります。
朝っぱらこいつを見て、ガツン☆と気合を注入しようかと。なかなか素敵なプランでしょ?
ほいで、前日のグリーンステージに張りついてメジャーどころを見まくったのとは打って変わって、この日は、マニアックなところが出るヘブンに張りつこうかと。
11時半から「らぞく」という、まったくよく知らないけれども名前はおもろそうなバンド、その流れで13時にMagnolia、14時半からは元ドライ&ヘビーの紅一点Likkle Maiが、続いて16時20分から待望のフィッシュマンズ! そのままゆらゆら帝国!
どうよ? とんでもない流れでしょ? ほかのステージに行ってる場合じゃないでしょ?
じつは他では知り合いの二階堂和美や、オレが愛してやまないムーンライダーズの鈴木兄弟が結成しているThe Suzukiなども要注目なんですが、このラインナップを突きつけられたら、一歩も離れることは出来ませんわ~。

そんなわけで、朝っぱらから、メシを食いながらギターウルフ☆
革ジャン&革パン&グラサンの正装で決めた、日本が世界に誇るジェット・ロックンロールバンド、ギターウルフですよ!メシ食いながらなので、人垣をかきわけて前に行くことは出来なかったけれども、その勇姿をしかと拝みましたですよ☆ 『環七ロック』とか『ミサイルロック』とか、気合一発入魂のナンバーを次々と繰り広げてましたな。
途中でね、ベースがね、ベースから手を離して、櫛を取り出してリーゼントを整えてました。その姿がね、もうなんというか、それだけでロックンロールなんですよ! サイコーにカッコいい☆ 未来永劫、代がわりしてもなんでもいいから続いてくれ!ってかんじですよ。

んで、ギターウルフを堪能しまくって、再び、メシ。ちゃんとした、朝メシ。なにを食べたんだかもはやまったく覚えてませんが、屋台が密集しているオアシスエリアで、イースタンユースを発見。いろんな人に囲まれてました。大ファンのジャイ子さんとツーショットの写真を撮ろうと思ったんだけれども、いろんな人に囲まれて記念撮影してて、最後は時間切れで、ジャイ子さんとのツーショットを収めることは出来ませんでした~。残念☆
でも、こうやって、いろんなアーティストが会場内をウロウロしているのも、それに出会うのも、フェスならではですよね。

そいでから、今日のメインはヘブンのステージなので、その隣のオレンジコートに前線基地を置くことにしました。
ヘブンには、前線基地を置くことが出来ませんからね。
向かう途中、らぞくのステージを少し眺めました。
爆音ハードコアなのかなと名前から勝手に予想していたんですが、んで全裸で登場するのかなとこれまた勝手に予想していたんですが、どっちも見事に外れていました。
服は…、普通に着てましたね。んで、速いことは速いんですけど、結構ピースフル。どっちかというと、サーフロックですね。野外で似合うバンドのようで、水を得た魚のように気持ちよさそうに演奏してました。

ほいで、オレンジコートに到着して、前線基地設置。後ろの高台になってるところに、基地を設置しました。眺めが気持ちいいっす☆
んでね、この日は、どピーカンなのですよ☆ 山だから急に天気が変わることもあるだろうけれども、とりあえずは、雲ひとつないどピーカン! なかなかないらしいですよ、こんな天気の日は。
ジャイ子さんは、晴男のはなれぐみがフィッシュマンズのステージに出るからだ、とか言ってましたが、違うと思います。これまでは雨女のatricotさんにやられまくってきましたが、いよいよ晴男のオレの本領が発揮されつつあるんですよ!(笑)

この時間、ダブルフェイマスのステージがはじまるはずなんですが、よくわからないけれども、中止っぽい。全然はじまりません。

さて、ここで、マイク&マーリンから電話。昨夜からどこでなにをしていたのか知りませんが、昨日の約束すっぽかしの件です。
もうね、詳しく書きませんが、いろいろと言い訳してましたよ。でも、オレとしては、初日の件もあるし、昨日の件もそうだけれども、要するにあまりに身勝手でatricotさんがないがしろにされているのが我慢ならなかったので、もう車から出ていけ、と、そう宣言しました。
はい、車から叩き出しました。
そっから先は、理不尽なことを言い続けて、車から降りるのを拒んでましたが、もういいです。それもバカバカしすぎるので詳しく書きませんが、最終的には、車から叩き出しましたよ。どうやって帰るのかしらなけれども、どーせ日本国内です、なんとでも帰れますて。

はい、この話は終わり。

ライブ、行きます。
ジャイ子さんとは一旦わかれて、オレとatricotさんは、Likkle Maiのステージを見にヘブンへ。
ドライ&ヘビーは大好きだっただけにその解散はかなりかなり悲しかったのですが、でも、こうして、ドラベヒの紅一点Likkle Maiのステージを見ることが出来るので、幸せ者です。
それも、最前列。少し端ではあったんですが、なぜか最前列を陣取ることが出来て、このままフィッシュマンズまで居続けるつもりです。
Likkle Maiさん、基本的にはドライ&ヘビーの音とそんなに変わらないです。力強いビートそのままに、さらに力強いダブを低音にかけまくって、聴く人の腹の底を揺さぶってました。ドラヘビのころ同様にドライでヘビーな音なんですが、やっぱ、Likkle Maiのキャラが前面に出ているぶん、ポジティブ感が勝ってます。現状認識のブルーズよりも、その先にあるポジティブななにかが勝ってるんですよね。その感覚が祝祭の空間をつくります。とてもね、フェスらしい音でした。うん、身体も気持ちよく揺れたし、素敵なステージでしたよ。

さてさて、次はいよいよフィッシュマンズ。オレにとってもatricotさんにとっても、今回のフェスの最重要バンド、フィッシュマンズのステージです。それも、最前列を陣取ってしまいました☆

これね、とんでもなかったですよ。
この話は、これだけでじっくり書きたいので、明日にまわします。

またまた乞うご期待☆(笑)

2006年8月7日月曜日

フジロック 7月29日グリーンステージ狂躁編

昨日の夜は、新大阪で会議&講師。。
せっかくの淀川平成花火大会も、音だけがボンボン聞こえて、しかも火薬の匂いまで漂ってきてるのに、一切、見れませんでしたわ。。殺意を覚えたな。
この花火大会は、なんだかんだで第1回目から見続けてきていたんですが、その連続記録も今回で途切れました。なんか、フジロック以外のすべてを犠牲にしてるな、この夏は。

さてさて、気を取り直して、フジロックの続き☆

といっても、またしてもトラブル編ですわ~。

えーっと、木村氏のステージを、オレ、atricotさん、ジャイ子さんの3人で見ていたのですが、atricotさんとマイク&マーリンが、SONIC YOUTHのステージを見るために、グリーンステージ後方に構えた前線基地で待ち合わせをしていたのでした。
オレもSONIC YOUTHは見たいんですが、まずは木村氏のステージを最後まで見て、SONIC YOUTHは途中参加。
なので、atricotさんはひとり、木村氏のステージを泣く泣く切り上げて、前線基地に向かったのでした。

その後、オレとジャイ子さんは木村氏のステージを最後まで見て、オレはグリーンの前線基地へ、ジャイ子さんは荷物預かり所に荷物をとりに行くために、電気グルーブのステージがはじまるまえに前線基地で落ち合うことにして、一旦は別行動。

それにしても、ドシャブリの雨です。かわいいキウイがプリントされたオレの緑のオシャレなスニーカーなんて、すでに泥だらけですよ。合羽は着てるけれども、その下はTシャツ1枚。結構、寒いっす。
そんななか、グリーンの前線基地に戻ってきたら、SONIC YOUTHが素晴らしくソリッドなステージを展開しております。なんのギミックもないけれども、普通に演奏して、それだけで普通に素晴らしいステージになってますね。さすがSONIC YOUTH☆ 惚れてしまいますわ~。このバンドもよく考えたら25年くらいやってそうなかんじですが、一回もオレを裏切るようなアルバムはつくってないですな☆ いつだって、リアルな現実など突き抜けてしまうブルーズをやってます。サーストン・ムーア、VIVA!

そんな至福の瞬間にいるのにもかかわらず、ですよ。グリーン後方の巨大ゴミ捨て場の後ろにある我が前線基地に目を見遣ってみると、atricotさんがひとりでポツンと立っているではないですか!
なにをやっとるんかいな、と思いながら、そこまで行くと、マイク&マーリンとここで待ち合わせしてるのに、それに間に合うように木村氏のステージも途中で抜けて帰ってきたのに、誰も現れず、待ちぼうけを食らわされてる、と…。連絡もない、と。
またかよ。。。
SONIC YOUTHを3人で見るためにグリーンの基地に戻ってきて待ち合わせてるのに、誰も来ないから、この場所を離れることも出来ずに、肝心のSONIC YOUTHが見れず、ひとりたたずむatricotさん。
そうこうするうちに、マイクからメールが入りました。
「しんどくて休んでるから、遅れていきます」…。
はあ、しんどいんですか。でも、遅れてくるって、いつ来るの? いつ来るかわからん人のために、ライブも見れずに、ここで待ってろと? しかも、寒い!
なんだかなあ。。。
ちなみに、寒さ対策でatricotさんが用意していたフリースは、マイクが持っています。車のキーは、早朝にデジカメをなくしたマーリンが、車のなかを探すために持っています。
あのね、マイクがしんどくなったのは仕方がないとしても、待ち合わせの場所に来るのか来ないのかもわからない、来るのなら何時に来るのかもわからない、フリースも持っていかれたままだから、寒くてもどうにも出来ない、車のキーもないから、車に戻ることも出来ない…。しんどいのは仕方ないとしても、一緒にマーリンだっていてるし、これらのことはマーリンもすべて知ってること。
なのにね、なんの連絡もないんですよ。この人たち、atricotさんが困ることくらい、わからないんですかね? オレはさすがにこんなに人たちに自分の荷物を預けたりはしないから、長袖も自分で持ってました。だから、とりあえずは、それをatricotさんに着せて、ま、その場は収拾。

結局、SONIC YOUTHはまったく見れずで、連絡がついたのは電気グルーブのライブがはじまる直前でした。電気グルーブを見てるatricotさんを探して、フリースと車のキーを持っていく、と。。。バカじゃなかろうかね。電気グルーブのライブを何千人が見てると思ってるのか? そんななかで、どーやって探すんだ? もうね、なにを考えてるのかさっぱりわかりません。探す気があるとも思えません。しかも、そんなところまで持ってこれるのなら、しんどいのはいったいどうなったの?
バカバカしいので、フリースと車のキーをゴミ袋に入れて、前線基地に置いておいてもらうことにして、オレとatricotさんは電気グルーブを見るべく、グリーンの前のほうに行きましたですよ。
あーあ、バカバカしい。

バカバカしいといえば、電気グルーブほどバカバカしいグループもないですが、こっちのバカバカしさは大好きです☆
いやー、さすが電気! なんもかんも忘れて踊り狂えますね☆
君とキスキスキス~!なんてのっけからやってたし、『富士山』じゃ、お約束の瀧の被りもの☆
相変わらず、ピエール瀧はステージ上でウロウロするだけですが、誰がなんといっても、電気に瀧は必要不可欠ですね。あ、今回はたまに歌ってたし、レーザービーム使って遊んでたし、富士山の被りものもしたし、案外と仕事してましたよ、瀧☆ 褒めてやってください(笑)
オレ、ロック出身のクラブDJって、好きです。ダフトパンクしかり、スギウラムしかりですけど、ちゃんとベタな盛り上げをしてくれますよね。クールじゃなくて、変に熱いところがね、ロック出身のクラブDJですよね。そこがね、とっても好きなの。たぶん、オレという人間が下世話なんだからなんでしょうけれどもね。
それはそうと、卓球はえらくオッサンになってましたな☆ なんか、一発当てて小金を手にした中小企業の若い社長みたいな顔になってましたよ(笑) 少し太ったのかな。すっかり、ロックンローラーらしい風貌じゃなくなってましたね(笑) そこがまた電気らしくていいんですけど。
それにしても、アホなことばっかりやってた「人生」の時代から知ってるオレとしては、あんな連中が、グリーンみたいなメジャーどころがひしめきあう巨大ステージでライブをやってるのを見て、なんだか感慨深いものがありましたですよ。もっとも、ドイツあたりに行きゃ、もっとどでかいステージでプレイしてるんでしょうけれども。

ここでジャイ子さんと再合流☆
ジャイ子さんは湯川潮音ちゃんとかを見てから、電気を見にきてたそうです。オレだってね、中野茂&下山淳とか三代目魚武濱田成夫とか、UA&菊地成孔さんとかね、いろいろと細かくフォローしたかったんですけど、今回は電気☆ ほいで、このまま引き続き、レッチリ☆
結局ね、細かいのはあらかた諦めて、この日は、SONIC YOUTH→電気グルーブ→RED HOT CHILL PEPPERSという超豪華ラインナップで攻めることにしたのですよ。でも、これでよかったかも☆ ちまちました音じゃなくて、でっかい音の洪水を浴びて、狂ったように踊れましたから。うん、気持ちよかったですよ。

さあさあさあさあ、最後はレッチリ☆
atricot大好きなレッチリ。いやいや、オレだって大好きだし、大体、オレは彼らがまだ西海岸でフィッシュボーンあたりと一緒くたにされてたころから見てるんだから。
でも、レッチリのステージを見るのは…、それこそロサンゼルスのでっかいスタジアムで見て以来だから、もう10年どころじゃないもっとむかしの話。。
相変わらず、上手いですね~。ジャイ子さんが、レッチリの音はワールドカップや~ってご自身の日記に書かれてたんですけど、上手いこと言いますね。そのとおり。やっぱ、演奏の破壊力というか表現力というか、そういうものが、段違いですわ。あのでっかいグリーン・ステージをね、自分の庭のようにコントロールしてましたよ。
むかしの曲もたくさんやってたし、『カリフォルニケーション』じゃ大合唱ですよ。
まあ、でも、そんなことよりも、このバンドのキモは、やっぱ、ベースのフリーですよ☆
なんせ、電飾まみれの服着たりしてステージに登場する男ですからね。今回もわけのわからんペイントが施された出で立ちでね、ひと際異彩を放ってました♪ 相変わらず、なにをしでかすかわからん怪しさをプンプン漂わせてましたね。
こいつら、行儀よくないもんね。
フジロックって、ゴミの分別とかもキチンとみんなやってるし、列を抜かすやつもいてないし、みんな行儀がいいんです。それはとってもいいことだし、祝祭の空間には相応しい風景だと思うんですけど、なにかが違うんですよね。ヤバイ匂いが全然しないの。そんな匂いしなくていいし、そんな匂いを求めるのが時代錯誤もいいところだってことはよくわかってるんだけれども、でも、レッチリなんかを見てるとね、そのヤバさって、やっぱ必要なんじゃないの、と、オレなんかは思ってしまうのですよ。
ヒリヒリするような、なにか、ね。
レッチリを見ていて、そんなことを思いましたね。

そんなこんなで本日も終了。もう、全身ずぶぬれ、全身泥だらけですわ~。

そんな身体に鞭打って、前線基地撤収。マイク&マーリンはどこに行ったのか知りませんが、前線基地も放ったらかしになっていたので、結局は、オレたちが撤収。
野宿を決め込んでいたジャイ子さんをオレたちの車に誘って、3人でトボトボと駐車場まで歩いて帰りましたわ。
会場を出てから駐車場に向かうあいだ、魚沼産コシヒカリでつくったおにぎりと豚汁を売るお店を発見! それを晩ゴハンにして、駐車場の車のなかで食べました。
途中、コスモスが咲いていて、ビックリしたな。

んで、マーリン&マイクは車に戻って来ず。どこでなにをしているのかも、戻ってくるのかどうかもわからず。わからないけれども、車のドアを開けて寝るのも不用心なので、しっかりと鍵をかけて寝ましたわ。

あ、そーいえば、密室と化した車のなかで、atricotさんは、ブリッとおならを一発かまして、ジャイ子さんはビックリしてましたな☆
ま、オレにとっては、いつものことだけれども(笑)

こうして、フジロック2日目の夜は更けていくのでした。
3人で話し込んでたら、深夜3時半をまわってました。。。

あとは最終日、明日1日だけ☆ その最終日がね、楽しかったのですよ~。

2006年8月6日日曜日

フジロック 7月29日ジャイ子さんと出会う編


やーっと、フジロック2日目に突入です。毎度毎度長い日記のうえに、こんな連載みたいになってしまってすんません。。。。飽きてるでしょうが、お付き合い下さいませ(笑)

この日はですね、グリーンステージという、一番でっかいステージに陣取ることがすでに決まっていたのでした。メジャーどころが出演するステージです。本来は、普段見ることのないマイナーどころを精力的にチェックしたいところなんですが、この日ばっかりは、見たいメジャーどころが揃っていたので、グリーンに張りつこうかな、と。

THE HIVES、SONIC YOUTH、電気グルーブ、レッチリなんですけどね。
もちろんその間にも他のステージで見たいアーティストは山ほどもいてるので、またまたスケジュールを組むのが大変☆
しかも、この日は、マイミクさんのジャイ子さんと初ランデブーの日☆
前日のイヤなことなど忘れて、思いっきりはしゃぎまくる予定のオレなのでした。

んで、そのまえに、風呂。
27日に出発して、この時点まで、一回も風呂に入ってません。
風呂に入らねば☆ でないと、atricotさんの身体中から、香しくも怪しげな匂いが放たれまくってますから!(笑)

ちゃーんとね、銭湯を見つけてあるのですよ。
苗場から車を飛ばして約20分、ちょうど湯沢に行く中間あたりのところに、結構な銭湯があるのでした。前回のフジで、atricotさんが発見した場所。さすがに常連さんは経験値を上げてますな☆

ほいで、午前中はそれほど見たいものもなかったので、朝10時くらいに、銭湯に向かいました。
行ってみると、ここは銭湯ではなくて、温泉。この一帯では温泉が出るらしく、外湯巡りが出来るみたいなんですよね。なので、銭湯料金じゃなくて、温泉料金。650円もします。この650円で、この一帯にある外湯6ヶ所をまわれるんですが、外湯巡りをしにきたわけじゃなくてライブを見にきたので、そんな暇はありません(笑)

ところで、ですな、みんな考えることはおなじみたいで、やっぱね、混んでるんですよ。夜は9時には閉まっちゃうんで、朝に風呂に入りにくるしかないんですが、みんな、来てる来てる。男湯なんて、入場規制かかってました。おかげで20分近く待たされたうえに、洗い場が混んでて、そこすら順番待ち。しかも、その列が、脱衣場まで伸びてるんですよ。掛け湯をするところがないから、身体を洗ってからでないと、湯船に浸かれないんです。それで、洗い場待ちの列が、脱衣場まで伸びてるってわけで。。。
おかげで、なんだかんだで風呂を出て駐車場に戻ったのが、1時間後で11時をまわってましたよ。

ジャイ子さんとの待ち合わせは、12時半。彼女はすでに会場に到着していたみたいで、それならすぐに合流したいところだったんですが、風呂だの朝飯だので、こっちはなんだか午前中は大忙しになってしまいました。

んで、その間に、マイク&マーリンにグリーンステージ後方に基地をつくるべく、場所取りに行ってもらってました。その場所に行ってみると、なんと、巨大ゴミ捨て場の真後ろ。ここからだと、全然ステージが見えません。。。まあ、空いてる場所が他になかったんだろうけれども、なにもゴミ捨て場の後ろに陣取らなくても…。

まあ、でも、任せていたので仕方ないです。文句は言えません。
そんなことよりも朝飯! なに食べたっけな? …パエリア食ったな。ご飯がベシャベシャしてて、ちょっと失敗。あとは、シシカバブ。これは美味かったです。あと、ハワイイのメシを食べたな。相変わらず、朝から食べてます☆
ほいで、グリーンでやってるモーサム・トーンベンダーの音を森のなかで聴きながら、ホワイトでやってるイースタン・ユースの音も聴きながら、ブラブラ歩いて、ジャイ子さんとの待ち合わせ場所に向かったわけです。

待ち合わせ場所は、ところ天国というところで、森のなかを縫うように小川が流れている沢のようなところです。
行ってみると、さすがは紫外線アレルギーの持ち主、全身防御のうえに頭からタオルを被って完全に身を隠しているジャイ子さんがいるではないですか!
オレとatricotさんはジャイ子さんのご尊顔をmixiアルバムで拝見していたし、atricotさんは自身のホームページで顔を晒してます。よって、オレだけが正体不明の謎な人になってるんですが、ジャイ子さんの想像のなかで膨らんでいたオレと実物のオレはかなり違った様子で、ジャイ子さんに結構ビックリされてしまいました。
なんでも、オレはスキンヘッドでマッチョで…、そんなイメージだったらしいのですが、はっきり言って全然違います。オレは髪の毛をポニーテイルにしているほどの長髪でマッチョなんてレベルじゃないほどのものすごいボディビルダーで…すんません、嘘です(笑) まあ、みなさんで勝手に想像しておいてください(笑)

この時間、ダブル・フェイマスやロックンロール・ジプシーなど、見たいものがないわけでもなかったんですが、なんだか、ジャイ子さんと初対面して、盛り上がってしまいました。そのまま、小川のほとりに座り込んで、エラいこと話し込んでしまいましたわ。

あ、atricotさんは、自作のコースターをジャイ子さんにお土産に持ってきてました。ちなみに、そのコースター、オレにはくれなかったんですけどね。いいなぁ、ジャイ子さん☆

んで、フェスに来て話し込んでいても仕方ないので、早速、3人でグリーンに移動。
atricotさんが観たい!観たい!観たい!と頑張ったHivesのライブです。5、6年前にUKシーンで爆発した、スウェーデン出身の5人組ですね。ボーカルが美形なので人気が出た(atricotさんの目が♡になってましたわ~)バンドだとオレは認識してるんですが、下手ではないですね。盛り上げかたも、よく知ってるし。

それにしてもね、UKでギターポップの新人が出てくるたびに思うんですが、結局のところ、ストーンズやジャムの時代から、なにひとつ変わってないですね。スウェーデン出身とはいえ、完全にUKロックの伝統のなかから出てきたバンド。
日本のロックバンドのほとんどがRCやブルーハーツの影響をなんらかのかたちで受けているように、UKロックの大半も、あのビートとあのリフ、あのコード進行の枠組みから抜け出すことはないみたいですね。そんなことを思いながら、踊ってました。どっちかというと、そういうのは散々聴いてきたので、今となってはどうでもいいかんじです。あれば聴くし、ないならないで、全然平気。そんなかんじです。atricotさんは、気持ちよさそうに踊ってましたけどね。ま、このあたりは、世代の差ですかね。

ちなみにオレ、フジロックに来て、これが一番最初のグリーンステージ。グリーンと言えば、メジャーどころが出るステージですが、あんまり立ち寄ってません。やっぱ、マニアックなのかな、オレは(笑)

でもまあ、ここで汗をかけてよかったです。
この直後、ドシャブリですから! ついにやって来ましたよ、ドシャブリの雨。
ついに、合羽の登場です! atricotさんは、昨日も大活躍させた1万円の素敵な合羽。ジャイ子さんは、これまた素敵な黄色のポンチョ☆ そしてオレは、フジ前日までまったく準備が出来なかったためにatricotさんに買っておいてもらった、新聞配達のオッサンが着てそうな、オッサン仕様の合羽。。。。いや、なんでもないっす☆ せっかく買っておいてくれたatricotさんに感謝☆

これを着てですね、憂歌団の木村さんのステージへ。
最近の木村氏のステージは今年の春先にテレビで観たんですが、まさにそのステージでしたね。
らしくないけどすごく素敵なポジティブ感が心地いい『ステップ』ではじまり、『10ドルの恋』もやったし、お約束の『おそうじおばちゃん』もやった。演歌チックな『帰ろうか』もやったし、『シカゴ・バウンズ』もやった。これまた全曲歌えてしまう自分が我ながらすごいと思いながら聴いてました(笑)
ほいでね、木村氏と言えば、それこそ、密室で飲んだくれながら、ってイメージなんですが、でっかい野外フェスでも、全然オッケーなんですよね。この人は、間口が狭いようでいて、案外、広いです。最近、そのことに気がついたんですが、フジロックでそのことを再確認しました。
場所も選ばないし、なにもブルーズだけで収まるような人でもない、そういうことが、フジロックでよーくわかりました。なので、ソロになったのも、案外、よかったのかも。

ちなみに、この木村氏のステージのとき、とんでもないものを目撃しましたよ。
真っ白なシャツに真っ白なホットパンツを見に纏い、赤のスカーフがとってもオシャレな、しかしマッチョでゲイっぽい青年が、突如、客の群れのなかに登場。しかも、マッチョな踊りを繰り広げてました。
とても、憂歌団や木村氏の客筋とは思えない青年が現れて、オレら3人、大爆笑☆
それもね、ドシャブリの雨のなかにもかかわらず、たった今クリーニングしましたって言いたくなるくらいに、降ろしたての真っ白な全身! すごいですよ。木村氏のライブに現れて、いったい誰になにをアピールしたいのか(笑) しかもしかも、ズンズンズンズン前へ行くんですよ! もうね、面白くて面白くて! 今回のフジロックで、一番、目だったキャラでしたわ~。

ふう、今日もたくさん書きました。
このあと、またまた事件勃発なんですよね~。
それはまた明日☆

相変わらず、「続く」ですが、心配しなくても、盆までには終わります。(ほんまかいな?)

2006年8月5日土曜日

フジロック 7月28日本格始動編





やっとだぜ☆
やーっと、ライブに専念出来ますです。ここに辿り着くまでに日記が3日分かかってること自体が異常ですが、やーっと、本題ですよ(笑)

時すでに、18時。もう初日も終盤戦なのですけどね。

えーっと、GNARLES BARKLEYって、ダブバンドをホワイトで聴いてました。野外でダブを聴くのはジャマイカで散々体験してきたオレなんですが、それも遠いむかしの話。めちゃ久しぶりなんですが、やっぱ、気持ちイ~~E~~☆ ガンジャがなくてもオッケーだ、うだるような暑さじゃなくてもオッケーだ、全然平気で、野っぱらとダブ・レゲエって、メチャクチャ相性いいです☆
あんなね、スタジオワークの産物でしかないはずのダブがね、なんで野っぱらとこれほどまでにも相性がいいのか知らないですけれども、低音が空に抜けていくかんじがね、たまらなく心地いいのですよ。密室じゃ得られない浮遊感みたいなものが、野っぱらでだと、生まれるんです。
これでやっと、オレのフェスがはじまった気がしました☆

こいつをしばらく堪能していたので、オレンジコートでやっていた00100は逃しちまったぜ☆ 00100もトリップ出来ること間違いなしだし、そっちはそっちで非常に見たかったんですが、GNARLES BARKLEYを楽しんじゃいましたよ。
00100はまたいつか見る機会があるだろうけれども、GNARLES BARKLEYは初見。初見の音に触れることが出来るのは、こうした大規模なフェスならではの楽しみだから、これでいいのです☆

んで、続いて、矢野顕子☆ あっこちゃんです!
映像ではしょっちゅう見かけるんですが、ライブは久しぶりっす。しかも、野外なんて経験なし。生ピアノだし、野外だと音が抜けすぎちゃうんじゃないかな~、と心配していたんですが、案の定、というか、音のバランスがおかしくって、ボーカルのボリュームが少し弱かったです。実際、エンジニアは、かなり難しい作業を強いられていると思いました。
でも、オープニングが、なんと『春咲小紅』。テクノ全盛時代のあっこちゃんが化粧品メーカーのCMタイアップをとって大ヒットさせた、懐かしの曲です。こんな曲、まだ歌うことがあるんだ~、って、懐かしく聴いてました。
次が、糸井重里作詞、ムーンライダーズの大名曲『ニットキャップマン』。山田川のほとりの段ボールハウスに住む時田冨士夫さん(誰?)の一大物語を織り込んだ壮大なフォーク・ミュージックです(笑) あっこさんがいろんな人のカバーを歌っては自分の持ち歌にしていくのは有名ですが、オレの大好きなムーンライダーズの歌をあっこちゃんが歌ってる! それだけで、いきそうになりましたよ☆
他、ロミオとジュリエットを気取った小学生カップルの悲哀を描いた『スーパー・フォーク・ソング』、永遠の名曲『愛がなくちゃね』『おかえり』など、惜しげもなく名曲のオンパレード☆
それもすべてピアノ1本でやっちゃって、あれだけの聴衆のまえでそれを成立させちゃうんだから、やっぱ彼女は天才です。この人の才能は、密室だけじゃなくて、でっかい野外でやっても、全然オッケーなんですね。そら恐ろしい天才ですよ、やっぱ。

このあと、ヘブンで、NORTH MISSISSIPPI ALLSTARSという、名前だけ一発でブルーズをやるんやろ!ってわかってしまう、かなり気になるバンドのステージもあったんですが、タイムテーブルとにらめっこしてると、ジプシーアヴァロンってちっこいステージで、な、な、なんとマルコス・スザーノが出演です。
ブラジルのタンバリン(バンデイロ)奏者なので、一般的な知名度はないみたいなんですが、この人のタンバリンは超人的神業! これを見ないわけにはいきません! つか、よく考えたら、オレ的には、この日の最重要アーティストですわ。

んで、ジプシーアヴァロンに向かう途中、ヘブンを通ったら、NORTH MISSISSIPPI ALLSTARSがライブやってました。どブルーズだと勝手に想像してたんですが、案外と洗練されていて、しかもファンク色まで入ってました。踊れるブルーズってやつですね。好きなんですけどね。でも、ダメ☆ ここは泣く泣く断念して、マルコス・スザーノの神業を拝まねば☆
それにしても、フジロックってフェスは、罪なことをするもんですよ。裏と表で見たいアーティストのステージが被ってるなんて、しょっちゅう。とにかく、泣く泣く断念しなきゃならんステージが多すぎます!

ほいで、マルコス・スザーノ。ギタリストのレニーニとのコンビで『魚の眼』を引っさげて彗星のように現れたのは90年代のどのあたりだったか。とにかくね、タンバリンの常識を覆されましたよ。あんなオモチャみたいな楽器で、どうやったらあんなに分厚くて奥行きのある音が出るのか…。
それがね、生で、目のまえで見れるんですよ! 行かないわけにはいきません☆
ジプシーアヴァロンはちっちゃなステージなんですが、結構な人が集まってます。めざとい人が多いですね、やっぱ。そんななか、オレとatricotさんは、なんと最前列をゲット☆

タンバリンがマルコスで、ドラムに沼澤尚って構成です。いやー、とんでもなかった。もうね、延々とパワフルでスピーディでリズミカルなドラムが鳴りっぱなし! 手数、多いっす。でも、それにちっとも負けてないスザーノのタンバリンがすごすぎます☆
なんていうんでしょうかね、ありとあらゆる手段を使って、タンバリンのありとあらゆる箇所を使って、音を出すんですよ。それも、超高速で!
しかも、それを日本有数のダブミキサー、内田直之がダブミックスするから、とんでもないことになってます。まさに、夢のパーカッシブ・ダブユニット(笑)
しかも、ワントラック20分強の長尺です。もうね、人力テクノですよ、これは(笑)
途中から、ROVOのヴァイオリニスト藤井佑二が参加。音色がついて、さらにダブっぽくなってきました。たった3人で、しかも2人がリズム隊でそのうちの1人はタンバリンなのに、どんだけ音が分厚いことか!
まじで、やられましたね。これで完全にオレは狂いました☆ 
オレのマイミクさんの久モさんとか、絶対に好きだと思います。すごく実験的なことをやってるのに、アングラ臭が漂っているわけでもなく、かといってポップでもないんですが、少なくもメチャメチャ踊れる☆ そういう、結構、ミラクルな音です。ああ、音源のリンクを張りたいのに、どこを探しても音を聴かせてくれるサイトがありません! 残念!

ここで、ついにドシャブリの雨です。苗場名物、フジロック名物の雨に、ついに遭遇してしまいました。
でも、合羽は遠く離れた前線基地に置いてきたまま。なにやってんでしょうかね、オレは。そんなオレの横で、atricotさんは、ちゃっかり、合羽を着てましたわ。それも、直前に買った1万円はする素敵な合羽を。オレ、仕方ないから、ゴミ袋を被ってました。でもね、踊り狂ってるから、ちっとも寒くないの。寒くないどころか、雨粒が身体に触れた瞬間、湯気が立ってますから!

いやいやいや~、マルコス・スザーノのとんでもないタンバリンを堪能しまくって、次は、なんとなく懐かしい上々颱風。このバンドも80年代末に、それまでの紅龍&ひまわりシスターズから脱皮して、それからでも15年以上は活動してるバンド。
フジの今回のラインナップは、渋めの日本人ミュージシャンが多数出ていて、オレとしては嬉しいラインナップなのですよ。
このバンドは、パンクからスタートして盆踊りに行ったバンドですから、普段からライブは通常のライブ会場じゃない場合が多いわけで、はっきり言って、鍛えられてます。どんな場所でも、湧かせるバンドです。だから、フジでもフィールドを湧かせること間違いなし。
そしたらさ、案の定ですよ、のっけから湧かせる湧かせる!
『上々颱風のテーマ』にはじまって、4つ打ちが笑える『ジャングル・ビート』、それに初期の大名曲『愛よりも青い海』…。なんかね、このバンドの音は長いこと聴いてなかったんですが、こうしてライブで久しぶりに聴いても、全部歌えちゃうんですよ。全部、身体が覚えてる(笑) なので、atricotさんの向けて、全曲歌ってたんですが、彼女、なんでか笑ってます。
あと、ボーカルの映美チャンがほぼ地元だから、気合い入ってました!

でも、たしか、上々颱風のステージの途中で、会場を出たんですよね。なんでだったかな? 全然覚えてません。この日のライブは、たしか、これで打ち止めにしたはずなんです。深夜にスギウラムとかのロック出身クラブ系のステージもあって、それも見たいっちゃ見たいんだけど、もうお腹いっぱいだし、翌日にも備えたいしってことで、たしか、上々颱風のライブで打ち止めにしたんですけどね、でも、なんで途中で出ちゃったんだろうか?
…思い出した! メシですわ! メシを食べてなくて、ステージが完全に終わってからだと混みまくるから、途中で抜けて、メシを食いにいったんです。
そうだそうだ、フジでのメシの話を書くのを忘れてました。

なんかね、ちょこちょこ食べてたんですよ。
だって、美味いんだもん☆
フジのフードは充実してますね。ほとんど屋台だけれども、エスニック系の屋台が多くて、次から次へと食べまくってました。
シシカバブ食べたり、カレー食べたり、タイ・ラーメン食べたり、チョリシー食べたり、ゴーヤ・チャンプルー食べたり…、この日の夜に食べたアフリカ料理の3色モチ豚丼は秀逸でした☆ …でも、3色って、なにが入ってたんだろうか? オクラが入ってました。ま、アフリカ料理なので、オクラは入ってきますね。ほいで、モチ豚を焼いたのが入っていて…、あと1色がなんだったのか思い出せません(笑) んで、丼だから、その下にご飯があるんですが、これが結構な量で! 2人前くらいの分量がありましたよ。それでも560円かそこら。これ、値打ちありましたわ。どれもこれも、それくらいの値段で食べられるので、かなり食べてるんですけど、そんなにおカネ使ってないです。このあたり、フジロックのかなりいいところですね☆

あー、フジロック日記で、はじめてまともに音楽のことが書けましたですよ。
やっぱり、こうでないと面白くないですね☆

7月28日、フジロック初日、これにて終了。。

2006年8月4日金曜日

フジロック 7月28日やっとフジロック編?




生涯最初のフジロック体験がお登紀さんのステージというのは、たぶん世界でもオレだけのような気がせんでもないのですが、これはこれで、なかなか渋いキャリアになったような気もします。

本当は、ヒロト&マーシーが新たにはじめたクロマニヨンズ、ハワイイアンをはじめて以降はそのご尊顔を拝していないサンディーさん、大阪でブイブイ言わしてるブラック・ボトムス、ちょっと気になるサケロック、オーバーグラウンド・アコースティック・アンダーグラウンド、それとぜひぜひ見たかったスマッシュ社長日高さんのオープニングの掛け声…、いろいろと見たいものがあったんですが、ぜーんぶ、車がぶっ壊れたおかげで、パー。
でも、仕方ないですよね。それがフェスだし、それが旅ですから。
人生、そんなに焦らんでも、願ってればチャンスはまた巡ってきます。

でも、お登紀さん、人気ありましたよ。ヘブンという、オレ好みの渋めなマニアックどころが登場するステージに彼女も登場したのですが、人もたくさん集まってたし、「ときこーっ!」って野太い声援が飛んでたし、彼女が普段からやってる「ほろ酔いコンサート」では絶対に見られない光景でしたね(笑)

映画『紅の豚』の主題歌にもなった『さくらんぼの実る頃』ではじまり、ジョン・レノンのカバー『パワー・トゥ・ザ・ピープル』と、じつにお登紀さんらしいラインナップでした。あと、シャンソンのプロテストソング『シャントゥーヌ』もやってた! ほとんどの人が知らなかったみたいだけれども、これは、『インターナショナル』と並んで、フランスでは、そっち方面の人にはメチャクチャ人気がある曲。こういうのを歌う人って、今の日本じゃ、お登紀さんだけでしょうね。
最初、お登紀さんと野外フェスって、頭のなかで上手く結びつかなかったんですが、考えてみれば、彼女はずっと青空の人でしたよね。60年代のデモも闘争も反戦集会も反戦ライブも、全部、青空の下で行なわれてきたものだろうし、ダンナさんとはじめたのは実験農場でした。青空は、彼女の主戦場ですな。
だからか、とてもとても、爽やかなステージでした。
レッチリ目当てにきた人は、お登紀さんのステージは素通りだっただろうけれども、かなり素敵なステージでしたよ。

残念なのは、2時半にはじまったステージも、4曲程度聴いたところで、オレたちは退出せねばならんかったことですわ。車をね、引き取りにいかねばならんのですよ。
このヘブンのステージから、会場を出て、バス停まで歩いて40分。そっからバスに乗って30分。これを逃すと、修理工場が閉まってしまうんです。

ほいでまた、オレとatricotさんがですな、車を引き取りに修理工場へ向かうわけですよ。
じつは、この時点で、少しカチンと来てたんですけどね。
だってね、
atricotさんは、前日からぶっ通して12時間、車を運転してるんですよ。んで、運転しないオレを除いて残る2人、マーリン&マイクは、大丈夫か?いつでも代わるで?と、声はかけてくれてるんですわ。
車の修理の件は、誰のせいでもないし、車の持ち主はatricot家だとしても、4人で来てるのだから4人で処理すればいいじゃないですか。もちろん、修理屋との交渉や、お金の調達、レンタカー屋さんを調べたりなんてことは、オレがやりますわ。交渉事が絡んでくるから、オレがやるのが一番でしょう。でもね、車を引き取りにいくのは、誰でも出来る。オレは運転しないから、せめてついていくけれども、引き取って運転して帰ってくるだけなら、マイク&マーリンでも出来る。ましてや、前日からオールで運転してるatricotさんを気遣うようなことを言うのなら、引き取りくらいやったら行くよ、くらいのことはあってもいいはずです。
でもね、ないんですよ。口では心配してるふうなことを言うけれども、この人たちは、実際に身体を動かすことは、ないんですわ。面倒くさいのか、他人事なのか、ライブが見たいのか知りませんけれども、口ばっかりで、身体は動かん。まあ、この時点で、そういう人たちなんやな、と、オレのなかではハンコが押されたんですけどね。
ただ、車を引き取って帰ってきても、広大な駐車場のどこに停められるかわからないので、一度、集合する必要があります。荷物を出して、前線に基地をつくらないとダメだし。
んで、5時半には帰ってくる予定なので、どこにいてる?と、聞くと、わからん!と(笑)
わからんじゃなくて、わかる場所にいてんとあかんやろ、4人のために車を引き取りにいくのに、それも、あなたたちが行ってもいいところをオレとatricotさんが行くのに、到着時間にどこにいてるのかわからんほど遊ぶつもりなんかいな、この人たちは(笑)
ちょっとアホらしくなったので、修理工場を出るときに電話するから、集合場所を決めておけ、と言い残して、オレとatricotさんは修理工場に向かったわけです。
もちろん、見たいライブは目白押しですけど。。。第一、フジロックが開幕して4時間以上経ってますけど、まだ加藤登紀子を4曲聴いただけですわ。

あ、おもろい話を忘れてました!
atricotさんのお父上が彼女の口座に修理代として5万円を取り急ぎ振り込んでくれたんですが、彼女、コンビニのATMでいそいそとそれを引き出しにいったはいいものの、「お取り扱い出来ません」てメッセージが画面に出て、オレんところに、泣きそうな顔してやってきました。口座に5万円入ってるのに出されへん!って。半分、パニックになってます!
んで、オレが見にいったんですが、出されへんはずですわ。だって、口座に5万円と数十円しか入ってないのに、5万円引き出そうとしてるんやもん!手数料分が足らんから、そら、出されへんよ(笑) 入金前の自分の口座に数十円しか入っていなかったというのもどうかと思いますが、引き出し手数料をまったく頭に入れてないとは…。4万9千円やったら出せるから、出しておいで、って進言すると、ホッとした顔して、いそいそと出してはりましたわ(笑) あの調子やと、オレがおらんかったら1円も出されへんかったやろうな。atricotさん、感謝の気持ちを込めて、オレに半分寄越しなさい(笑)

閑話休題。。。
修理も無事に済み、車も引き上げ、こっからまた小1時間かけて、フジロック会場に向かって車を走らせたわけです。ほいで、マイク&マーリンに電話。集合場所は決まったかいな、と。
そしたら、ホワイトステージにいてる、と。
? こいつら、アホとちゃうやろか? ホワイトステージというのは、フジにあるステージのなかでも2番目に広いところで、何千人と人が集まってる場所です。そこで、どないして落ち合うんや?
あ・の・な、そんなところでどないして会うねん? ちゃんと会える場所を決めて、もっかい電話して来い!と、軽くイライラしながら、一旦電話を切りました。
たぶんね、ホワイトステージで見たいライブがあるんですよ。そこを離れたくないから、そこに来て探せ、と、こう言ってるんですわ。ったく、誰のために車を取りにいってるんだか。。。
それから、待てど暮らせど、電話がかかってきません。
痺れを切らしてこっちから電話したら、マイク&マーリンが持ってるドコモの携帯は、パンク状態です。オレのauは平気やったんですけど、ドコモはパンクしたみたいですね。
まあ、携帯が使えんのやったら、ホテルにでも行って、公衆電話使うとか、いろいろ方法はあります。
でも、連絡なし。こっちも、そうこうするうちに、会場近くの駐車場に到着ですわ。しゃーないから、駐車場の空いてるところに車を停めて、荷物を出して、会場に向かいましたよ。
駐車場からホワイトステージまで、歩いて30分強(笑) フジは、なんせ歩きますな。。オレ、5月に捻挫した右足首がまだ完治してないんですけどね(笑)

山道を、林のなかを、屋台の群れのなかを、縫って歩いていると、遠くから近くから、音楽が聞こえてくるんですよ。山んなかで、歩いてると、どっからともなく、音楽が、生音が聞こえてくる。。いいじゃないですか。大自然のなかでフェスを満喫するって、こういうことですよね。
でも、こっちは荷物持ってるし、これからマイク&マーリンを探して彷徨わなあかんのかと思うと、そんな余裕もありませんでしたわ。

んで、とりあえずホワイトステージに行ってみると、バリバリにダブのかかったかっちょいいレゲエをやっているのですよ! ああ、観たい観たい観たい! でも、マイク&マーリンを見つけんと、どないもならん!ってかんじで。。それにしても、こんな人混みのなかで、どうやって見つけ出すんや?
と、思いきや、いち早く、atricotさんが、マイク&マーリンを発見! 奇跡ですw
でもなでもなでもな、あいつら、踊ってるんですわ。。 ステージ見て、踊ってやがるんですよ!
ここで、オレ、ひっさしぶりにぶち切れましたね。一瞬でぶち切れましたわ。
手に持っていた緑茶のペットボトルで、2人の頭、どついてやりました。

おまえらなあ、電話して来いて言うたやろっ!
「したしたした! でも、ドコモがパンクしてて電話が通じへんかってん。。」
あのな、おまえらが行ってもいいところを、オレとatricotが車引き取りにいってるんやで。ほいで、荷物も持ってるんやで。遊びに行ってるんとちゃうんやからな、携帯がパンクしてるんやったら公衆電話使うとか、auやボーダフォンの携帯持ってる人に100円わたして借りるとか、なんぼでも方法があるやろ。ホワイトステージの入口で待ってるってやりかたもあるやろ。
ただただ、自分の携帯がパンクしたからって、それで諦めて踊ってたら、オレらに探せということかいな?
ワタクシ、あまりの剣幕で怒ったので、一応は、すいませんでしたって謝ってたけど、ふてくされた顔してましたわ。
オレはかまへんのよ。運転してない人やから、体力は残ってますわ。フジも初参加やから、そんなに思い入れもないですわ。でも、atricotさんは、違う。ずーっと運転してきてるし、毎年、フジで盆と正月を迎えてるような人やのに、事故処理ばっかりに追われて、ちっともライブ観れずですわ。。ほいで、方や、事故処理を押しつけて存分にライブ見まくって平気な人がいるて…。
ほいで、オレに怒られて、ふて腐れてるの。。
なんかね、アホらしくなってきましたよ、オレ。
とりあえず、荷物の置き場所決めて、車を停めた場所も教えて、こっからは会場内は別行動ですわ。こんな連中と一緒にいても、おもんない。

オレ、マイミクさんのIZUMIXさんと会場で落ち合う予定で、連絡もとってたけど、これから見たいライブやらのことも考えてたら、ちょっと会う時間がなくなってきました。
この3日間で、なんとか会えたらいいんだけど。。

それにしても、全然フジロックの日記になってませんな(笑)
大丈夫☆ 次日記こそ、フジロックに専念します☆
乞うご期待を☆

2006年8月3日木曜日

フジロック 7月28日事故編

車がね、故障したのですよ。
着いて早々。
12時間走って、遥々やって来た苗場。
その無理がたたったのかと思いきや、どうやらそうでもなくて、これはもしかしたら整備不良というやつなのかもしれんのですけどね。
現地へ着く直前、ブレーキオイルの漏れを示すランプが、点灯しはじめたのでした。
ちなみに、車は、atricotさんのお父上の車。なので、atricotさんが、電話してお父上に確かめたところ、どうやらこのランプはちょっとしたはずみで点灯することが多く、まあ、放っておいても大丈夫だと。
一同、ほんまかいな?と思いながらも、持ち主の言うことなので、一応は信用して、そのままにしておったわけですよ。
そいで、現地到着。
みんな、やっとこの地に戻ってきた☆なんてはしゃいでますが、オレは初めてだし、第一、真っ暗でなにも見えないし、この駐車場がいくら会場から近いところにあるとはいっても、会場まで歩いて20分くらいはかかるような場所だから、当然会場が見えるわけでもなく、なんの感慨もありません(笑)

会場ではすでに前夜祭なるものもやっているのですが、オレはまだ眠いわ(笑)
ということで、翌朝からの大活躍に備えて、またしても寝ることに(笑) 夜ですからね(笑) この時点で、深夜2時をまわってますからね。年寄りは、寝る寝る。。
オレ、なんだかんだで、出発してからこの時点まで、寝るか食べるかしか、してません(笑)
ほいで、一応は、ブレーキオイルの件も心配ではあることだし、アスの朝一番でスタンドに行って、ガソリンを入れる傍らでブレーキオイルを見てもらおう、と。

んで、朝。やーっと、フジロック開幕の、朝☆
日はすっかり昇っていて、8時くらいに起きるつもりが、結局は10時くらいまで寝てたんじゃないかな?(笑) 開幕してるし! 駐車場、車ですっかり埋まってるし! 人、いっぱい歩いてるし!
こーしてる場合じゃありません!
携帯コンロでお湯湧かして、コーヒー飲んで(なぜか余裕☆)、とりあえずは、スタンドに向かわねば!

さあ、スタンドに着いたんですが、ここでですな、ブレーキオイルを見てもらったらですよ、漏れてる!
明らかに、漏れてる! これまでは路面が濡れていたり暗かったりでよくわからなかったんですが、スタンドでこの道30年みたいなオッサンが登場して、見てもらったら、見てもらうまでもなく、路面に、染みが!
しかも、よーく見ると、ブレーキオイルが通ってるゴムのチューブが、たぶん経年劣化なんでしょうが、一部が破裂寸前のところまで膨らみ切ってます! こわ~っ! 走行中に破裂してたら、ブレーキが一切利かなくなるところですよ!
この道30年選手みたいなオッサンが、こんなになってるチューブは見たことがない! よく、ここまで走ってこれたな!って。駐車場からスタンドまで5分の距離ですが、その距離を走ってきただけでも奇跡や!と。…いや、これで12時間、高速をぶっ飛ばしてきたんですけど。。。。

あーあ、着いて早々、車の修理の手配ですよ。
といっても、ここは苗場のど田舎。コンビニひとつないところです。
スタンドのオッサンに修理工場を紹介してもらって、電話してみたら、苗場から車で小1時間の湯沢ってところに、修理屋がいる、と。
とりあえず、そこに電話。でも、あたりまえなんだけれども、まずは見てみないとなにもわからない、値段も、修理の時間も、なんもわからん、と。部品がなけりゃ取り寄せになるし、部品によっては1週間以上かかるものもあるし、数時間で直るかもしれないし、見てみないことにはなにもわからん、と。まあ、あたりまえですな。しごく、真っ当なご回答。
でも、この時点で、先が見えない不安がいーっぱいあるんですよね。まず、車を基地&寝床代わりにする予定だったので、車をあずけっぱなしにすると、ねぐらがなくなります。さらに、フジロック最終日までに直ってくれないと、その翌日から仕事が待ってるオレは非常に困ります。さらに、すべてが上手くいって数時間で車が直ったとしても、いくらかかるかわからない修理代が発生します。みんな、そんなにお金を持ってきてないからなあ。アウトドアだから、カードだって持ってきてないし。
さらに、ですな、なんせ修理工場は湯沢ってところにあって、苗場に来るだけで小1時間。
ほいで、こっちは、ブレーキオイルのチューブが破裂寸前になってる状態で、さすがに小1時間走る勇気はありません。じゃ、引き取りにきてもらうというか、とりあえずすぐに直るもんかどうか見てもらって、それから修理をお願いするかどうか決めたいところなんですが、来てもらうだけでも7,500円て抜かしやがる。。たしかに、小1時間、レッカー引っぱってくるんやから、それくらいするのは仕方おまへんけど。。。

まあ、でも、ウダウダ言ってても仕方ないので、修理屋さんに来てもらうことにしました。
ほいで、次は、もしものときのねぐら確保。宿? どこもかしこも満室に決まってます。じゃ、レンタカー借りて寝るか。レンタカー屋は…、やっぱり、湯沢まで行かないと、ない。。。わかったわかった、なんでもかんでも、湯沢まで行かないとどうしようもないのね。
次に、ゼニですわ。オレは、少しは余裕がある程度の現金しか持ってきてないので(3日アウトドアなので、貴重品の携帯を極力抑えたのが裏目に出ましたわ)、いろいろ考えた結果、atricotさんのお父上にお願いして、atricotさんの口座にいくらか振り込んでもらうのが一番手っとり早いのではないか、と。
問題は、こんな田舎では都銀なんてないどころか、ATMが置いてあるコンビニすらないということですわ。んで、これも聞いてみると、湯沢に1軒、ATMのあるコンビニがある、と。また湯沢。いや、湯沢さまさまですわ。。
でも、これでいろんなことを想定しての準備は終わって、あとは修理屋さんのご来場とご回答を待つのみですわ。
ちなみに、この時点で、フジロック、とっくにはじまってます(笑) 一体全体、なんのために前日の昼間っから車を走らせてきたことか(笑) 雨も降ってくるし。。。

で、待つことやっぱり小1時間、やーっと修理屋さんが登場です。
でっかいレッカーで登場ですわ。
んで、問題のブレーキオイルのチューブを見るやいなや、うわっ!って叫んでました。こんなん見たことないって。。
そんなこと言われても、こっちもどーしようもないんですけどね(笑)
ただ、問題なのは、一部の部品は間違いなくあるけれども、解体してみないと損傷の度合いがわからず、それによっては部品を取り寄せないとダメなこともある、と。この時点でもまだはっきりせんのですかいな~。
しゃーない、持っていってくれ! 存分に解体して、直してくれ!
もうね、見積もりなしで、修理に出しましたよ(笑) 背に腹はかえられません。
ただね、この修理屋のおっさん、安請け合いをしなかったし、頑固なところがありそうで職人気質の持ち主に見えたので、たぶん、上手いことやってくれるんとちゃうかな、と、そんな勘が働いたんですよ。だから、この際、丸投げにしてしまおうと。

そういうことで、オレとatricotさんは修理屋さんのレッカーに同乗して、一路、修理工場へ。修理工場の近くに、ATMのあるコンビニがあるということなので。
んで、その間、マイク&マーリンは、まあ、適当に時間をつぶしておいてくれ、と。

こっからは、予想以上にトントン拍子にコトが進みましたな。
部品はすべて手持ちでまかなえる、夕方には修理が終わる、と。ATMから無事におカネを出すことも出来ました。まあ、その際に、ちょっとしたドタバタもあったんですが、それはまたのちほど。
費用も24,000円と、考えていたよりも安く済みました。
1万円上乗せしたら苗場まで納車してくれるらしいのですが、節約のために、バスに乗って引き取りにくることにしました。路線バスがね、走ってるのよ。山岳料金で片道650円もするけれども、1万円払うことを考えたら、全然ましでしょ。

ほいで、やーっとフジロックですよ! やーっと、オレのフジロックが開幕ですよ!
この時点で、楽しみにしていたクロマニヨンズ、サンディさん、サケロック、ブラックボトムブラスバンド、オーバーグラウンド・アンダーグラウンド、見れず。
オレにとってのフジ1発目は、ヘブンで、加藤登紀子。そう、お登紀さんですよ(笑)
フジロック生涯初のステージがお登紀さんて!(笑)

2006年8月2日水曜日

フジロック 7月27日前夜編

いやいやいやいや~、行ってきましたよ苗場まで、フジロックに☆
7月27日に車で出発して31日に帰ってきたから、往復の移動を入れて4泊5日!

一応、全部を日記に書いてみようかと思ってるんですが、果たして最後まで書けるのかどうか(笑)

みなさん、ご承知のことと思いますが、わたくしめ、月末に職場を離れるなんて、北朝鮮がアメリカと戦争おっぱじめても不可能な立場にあります。
それをですな、atricotさんが、フジに行こう!フジに行こう!フジに行こう!フジに行こう!フジに行こう!フジに行こう!と、この1年間、オレの耳元で呪文のように唱え続けましてですね、とうとう行くことに相成ったわけですよ。そりゃね、オレだって10年前の第1回目のときから行きたかったですよ。atricotさんは4回目だし羨ましいですよ。でも、オレは月末かぶってるんだもん。無理!

そんなわけですから、月末にやるべき仕事をすべて前倒ししてですね、イレギュラーの大バカヤロウな仕事もこなしてですね、すべて段取りをつけましたよ。
もちろん、事前の準備、ゼロ(笑)
チケットの手配から、持っていくもの、用意するもの、すべてatricotさんにやってもらいましたわ。。
その点、まずは感謝ですな。買っておいてくれたポテチはノリ塩味じゃなかったけれども、緑茶のペットボトルは買ってくれてなかったけれども、えーっとそれから…、いや、なんでもないっす。ここは感謝(笑)
当日になって用意したウエストポーチはファスナーがつぶれてて使いものにならなかったし、ビーサンの底は剥がれていたりで、ギリギリまでなにもしなかった報いもありましたが…(笑)

あ、フジに参戦することがわかっていたマイミクさんたちには、現地で落ち合おうって連絡しました。
ジャイ子さんとIZUMIXさん。
結局、IZUMIXさんとは連絡をとっておきながらもオレの都合でお会いすることが出来なかったけれども…。
IZUMIXさん、ごめんなさい! 来年こそ、お会いしましょう☆

出発は27日の午後2時京都だったけれども、その直前まで仕事してました。
車に乗り込んでからも、郵便局に寄ってもらって、請求書を出してました。
いやいや、ほんとにまあ、よくぞ無事に間に合ったもんですよ。
もちろん、それまでの2週間ばかし、ほとんど寝てません。毎晩、机に突っ伏して、1、2時間の仮眠をとる程度で(笑)

でもね、なんとか約束の時間に京都にも着き、予定通り、車に乗り込んで出発!
エラいな、オレ! やればなんとかなるもんですな!
オレ、atricotさん、んで、マイミクさんでもありリアルな知り合いでもあるマーリンさんとマイクさんの4人で出発!
こんなかで、車を運転しないのはオレだけ。いや、免許証は持ってるんですが、なんせオレの免許証はペルーで100ドル出して買ったものを日本で切り替えたような代物。はっきり言って、ハンドルなんて握ったこともありません(笑)
だから、片道休憩込みの12時間の長旅も、オレは一切運転しない。残る3人がどんなローテーションを組んでるのかも知りませんが、オレにはまーったく関係ないです(笑) なので、道中、ほとんど寝てましたね。
途中、シリトリしたり、ポテチを食べたりもしましたが、基本的には爆睡してましたな。ときおり眼を覚ましてみれば、海岸沿いを走っていたり、前後どこにも車が走ってない道を走っていたり、夕陽が傾いていたり、夜になっていたり…、いや、ほんとになにがなんだかわかりませんでしたわ。。
京都南インターから名神に乗って、途中から北陸自動車道に乗って、その次に関越自動車道に乗ったのかな。なんか、そんなルートです。よく知らないけれども(笑)

あー、まだフジロックの会場にすら着いてないですが、今日はここまで。
仕事が山積みなんですぅ。
続き、明日書きます☆ 5夜連続になるな、たぶん(笑)