2006年5月11日木曜日

市場があれば国家は要らない





市場があれば国家はいらない。
そう言ったのは旅人の藤原新也ですが、オレも、市場が大好きです。
世界中、いろんな国や街に行ったけれども、訪れた先で真っ先に行くのは、やはり市場でした。
市場に行けば、その土地のものがわかるし、物価もわかるし、なによりも美味しいし楽しい!
オレ、世界中の市場、バザール、蚤の市、泥棒市に足を運んでますからね! エッヘン!(笑)

そんな市場好きが高じて、今では、市場の上に住んでます(笑)
ゴーヤがボチボチ出てきてるけどまだ高いからやめとき〜、
刺身5種4人前、予算2000円でまとめたらいいんやな〜、
キムチ鍋するときはな、鍋の底にゴマ油を引いて、まずキムチを炒めてからダシを入れてな〜、
毎日、そんな会話を交わしてます。
買う材料で晩ゴハンのメニューを当てられたり、美味くて安いもんだけを勧めてくれたり、美味い食べかたを教えてくれたり、ちょっとご無沙汰すれば仕事が忙しいのかと心配してくれたり…、ご近所付き合いの延長なんですよね。
食べるものは生活の基本だし、安全や健康にもかかわってくるので、この、顔見知りの人から買う、というのが、市場の最大のアドバンテージやと思います。顔知ってる人に対して、人は、なかなかあくどいことをしようとは思わないでしょ。

などと、市場には思い入れが深いオレですが、こなだいの日経プラスワンに、「観光客が楽しめる市場」ランキングなるものが載ってましたな☆

栄えある第1位は、沖縄の牧志公設市場!
ここ、オレも大好きです。
沖縄には何度か足を運んでいるオレですが、まだまだ那覇がおもしろいオレにとって、牧志の公設市場は、宝石箱みたいなところです。

亜熱帯特有の魚、野菜、果物、アジアを濃厚に感じさせる豚の顔やら足やら…、日本中の市場で、ここほど珍しいものが売られている市場はないかもしれません。
しかも、牧志の市場は、1階で買った魚を2階に持っていって調理してもらえる!
オレ、ここでグルクンの唐揚げやら山羊汁やら、そんなものをどれだけ食べたことか!
しかも、まけてくれるんですよね。
今日帰るという日に必ずこの市場で島ラッキョを買うんですが(こればっかりは大阪の市場では手に入らないし、沖縄料理屋で出てくるのは量が少ないので)、必ず、おまけはなににする?と聞かれます(笑)
おまけて…、こっちから値切ってくれだのなにかサービスしてくれだの言ってるわけではないんですよ、向こうからおまけを進言してくださる(笑)
デン!とおまけをつけても儲かる値付けになってるとは思いますよ、たぶんね。でも、その心意気というか、そういう演出がね、すごく嬉しいんです。
ほいで、オレは金を出して買った島ラッキョよりもはるかに値が張る海ブドウをおまけにつけてもらうんですけどね。
いや、牧志の市場に今すぐ行きたくなってきたぞ!

2位は東京の築地場外市場。
3位は京都の錦市場。
4位、金沢の近江町市場。
5位、釧路の和商市場。
6位、下関の唐戸市場。
6位、函館の函館市場。
8位、大阪の黒門市場。
9位、勝浦の朝市。
10位、高知の日曜市。

勝浦と高知以外は全部行ってますが、オレはやっぱり牧志の公設市場が一番かなぁ。

みなさんはどうですか?

0 件のコメント: