mixiに日記をアップする程度の時間的余裕が出てきたとはいえ、まだまだコメントを書いたりなどのコール&レスポンスするにはヒーヒー言ってる状態のルイスです。 
そんなわけなので、この半月ばかし、オレの晩ゴハンはほとんどホカ弁ですよ。 
夜8時半になれば半額になる弁当目指して200円の弁当を買いにいき、それを持ってかえってPC作業しながら片手で弁当…。 
美味いもん食べるために仕事してるのに、その仕事のせいでまともなもんすら食えないというのは、これいかに? 
オレの生活設計が悪いのか? でも、貧乏人は働かないと食ってけないじゃん。そーゆー社会の仕組みが悪いんじゃないのか? 
と、社会のせいにしたところで詮無いところですが、昨日、ついに頭に来て、仕事を全部棚に上げて、外にメシ食いに出ました。ちょっと息を抜かんとやっとれませんわ…。 
知り合いのデザイナーさんとカメラマンさんに声をかけて3人で出向いた先は、家の近所というか歩いて3分の天ぷら屋さん。 
以前に日記で書いたか、マイミクさんのゼロさんのコミュで書いたかしたような気がするんですが、そのとき以来、2回目の来訪ですわ。 
『天平』って天ぷらのお店です。鰻の天五屋の向かいです。ゼロさん、ご存知? 
下町の気取らない飲み屋さんってかんじで、もちろん天ぷら以外にも刺身だの煮物焼き物だの、いろいろあるんですが、やっぱ、メインは天ぷら。 
美味いし安いし、言うことありません。 
7~8種ほどの刺身盛り。 
秋刀魚の塩焼き、筑前煮。 
天ぷらは、 
レンコン、なすび、ハモ、マツタケ、オクラ、エビのかき揚げ、キス、それと、栗! 
栗の天ぷらを出してくれるんですよ、ここでは。んなもん、ここでしか食べたことないです。鬼皮を剥いて渋皮を剥いて、アク抜いて、生の状態から衣つけて揚げるから、手間も時間もかかりまくりです。 
熱々でね、ホクホクしてて、美味いことこのうえない☆ 変わり種ってだけじゃなくて、美味いですね☆ 
破顔一笑とはこのこと☆ 
飲まない3人が行って、白飯しこたま食べて、3人で6000円ですよ! どう、安いっしょ! 
どれも衣がさくっとしてるし、ネタによって油を変えてるし、特に野菜がしっかりしてる。天ぷらを揚げるのがヘタクソな料理人はたくさん見てきましたが、ここは、かなりレベルが高いっす。で、安い。言うことなし! 
んで、揚げてるのも店を仕切ってるのもチャキチャキの女将さんなんですが、この人がねぇ、気安い大阪のオバァではあるんですが、すごい特技を持ってまして。。。 
店は4人がけのテーブル席が4つに、7~8人のカウンターって規模。 
でも、このオバァ、伝票をつけないんです。 
おあいその段になると、「えーっと、これとあれとそれとこれとそれとあれとこれとそれとあれと…だから、合計いくら!」ってかんじで、注文聞いたのを全部覚えてらっしゃる! 店にお客が1組2組じゃないですよ、何組もいるのにですよ、全部、空で覚えてらっしゃる! 
なんの魔法か、と思ってしまいますよ。 
たぶん、間違ってることもあると思うんですよ。でも、たぶん、ほとんどは合ってるんですよ。 
計算は、暗算じゃなくてソロバンなんですけれどもね(笑) 
でも、その姿がね、颯爽としててね。 
あぁ、職人さん!ってかんじなんです。 
天ぷら職人のオバァ、その立ち居振る舞いのすべてが、美しいですわ。 
料理人にかぎらずですが、職人さんはすべからく、こうあってほしい、と、オレは思うのでした。 
こういう姿を見て、美味いもん食ってると、また仕事に戻る気力が戻ってきますな。 
今夜も明け方までPC前で奮闘してます。。。 
これもまた職人技。 
Char / Smoky
 
 
 
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