2006年10月25日水曜日

ナンバー・ポータビリティ、はじまりましたな


携帯電話のナンバー・ポータビリティ、ついにはじまりましたねぇ。
事前のアンケートに出ていたのは、今回の制度変更で携帯キャリアを変更すると応えた人は全体の11%。たぶん、そんなもんでしょう。オレの周りで、変えた人はいませんから。
メアドが変更になる、解約&新契約の双方で手数料を取られる、などのことを考えたら、そんなに気軽なもんでもないです。

23日に、ソフトバンクの孫さんが、これまた思い切った料金体系を発表しました。最初、あのニュースを耳にしたときは、衝撃的だったと同時に孫さんらしいやりかたやな、と思ったもんです。

でも、PCのプロバイダ参入のときがそうやったように、これを機に他社も値下げに踏み切らざるを得ないだろうから、ソフトバンクの一人勝ちにはならないと思います。
ま、しばし様子見ですね。

でも、孫さんの発表を詳しく見てみると、それなりに抜け道めいたものもあります。
通話料0円、メール代0円のフリップを得意げに掲げてましたが、それって、ある限定された条件下での話でしょ。
来年の1月15日までの加入で、ソフトバンク同士のショートメールの送受信だけで、ソフトバンク同士の通話だけで、それも21時から25時までの通話は月合計200分を超えると超過量が発生するんでしょ。しかも、縛りは2年で、途中解約は違約金発生でしょ。
その条件だけで毎月を過ごすのは、無理っしょ。
で、その条件からはみ出して使用した分、他社携帯と通話したり、普通のメールをやりとりしたりってぶんは、どっちかというと割高。
全部精査してみると、適性表示すれすれの誇大広告やと思います。

大体、携帯の料金携帯は、複雑すぎてわかりにくいです。
それについては孫さん自身が以前から言っていましたが、アンタんところの今回の発表も、負けず劣らずでわかりにくいですわ(笑)

今、ドコモがシェアの50%強を占め、続いてauが35%、ソフトバンクが15%ってところですかね。
価格は、業界全体で、下がっていくでしょう。
でも、棲み分けがすでに出来てるし、その棲みわけのまま、各社とも、それぞれの特長を伸ばしていく方向にあるような印象を受けます。
ドコモは、クレジット機能の強化。
auは音楽プレイヤーの機能に特化。
SBMは、安さ。

つまり、
ある年齢より上の層はドコモ、若年層をauとSBMが分け合う、という棲みわけ。
シェアの比率は、大幅には変わらんのじゃないですかね。

そうそう、オレは、今、auなんです。3年前、ドコモから乗り換えました。
ドコモに比べて料金が安いのと、ドコモに比べて繋がるエリアが広いのが魅力やったんです。
繋がるエリアの広さは、今でも、auは他社の追随を許してないと実感してます。

今回のナンバー・ポータニリティで、じつは、通話の質についての議論が、巧妙に置き去りにされてますね。
メールや携帯サイト、ワンセグ、デジタルTV、GPSなど、web系のサービスは拡充の一途ですが、その一方で、通話音声の質の向上は伸び悩んでます。そっちに開発費がまわってないんですわ。

不通エリアの撲滅と通話音声の質の向上、これ、至上命題やと思うんですけどね。
オレがauを使い続ける最大の理由は、通話エリアが広いことなので、あとは音声の質の向上ですね。

みなさん、携帯キャリアの選択のポイントって、どこに置いてますか?

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