
塩漬けの豚バラ肉をもらったので、せっかくなので、ポ・ト・フをつくったのでした。
その他、牛のすね肉ブロックやら鶏の骨付きモモ肉やら、でっかいソーセージやら、普段買わないものを買わなければならないのがね、ちょっと痛かったですが(笑)
大振りの鍋に水を張って、肉類とタイムを入れて(タイムなんて、なんで我が家にあったのかな…。笑)、弱火でコトコト。
しっかりアク抜きして、塩を加えて、泡が立つ程度に弱火にして、ずーっとコトコト。
ニンジンとタマネギとカブをザクッと大振りに切って、というか、面取りした程度のほぼ丸ごと(笑)
長ネギじゃなくてポロネギにしたんだけれども、これも大振りに切って、これも鍋に放り込んで、再び、コトコト。
キャベツもザクッとぶつ切りにして、塩コショウ、というか我が家ではクレイジー・ソルトを使ってますが、それで味を整えてですな、もっかいコトコト。
まあ、これまた何日かにわけて食べるから、キャベツを最後に入れるような順番は、オレの場合、あまり意味はないのですが(笑)
ポ・ト・フって、最初はスープだけで楽しんでから、そのあとで具材を食する2皿料理だけれども、オレはいつも、ひとまとめにして食べてます。だから、ポ・ト・フじゃなくて、シテューですな、これは(笑)
寒いときに、身体中に染みわたるような温かいものを食べるのはとてもほっこりするのですが、ポ・ト・フは、どちらかというと、つくってる過程が好きです。
コトコト。
コトコト。
コトコト。
このコトコトがね、好きなのですよ。
つくってるのが深夜なので、ダラダラ仕事しながらで、どっちみちゆったりとした時間が流れているのですが、その時間にこういうものをつくっていると、より一層、夜が、しん、としてきます。
なにもない無音よりも、静寂のなかで、コトコト、コトコト、コトコトと、かすかに鍋の音が聞こえるのがね、しん、とした夜の空気が味わえて、好きなのですね。
食べるとき、音楽を流します。
ぱなぬふぁさんなんかはきっと激しくうなずいてくださると思うのですが、こういうときは、ヴァン・モリソンですね。
冬のヴァン・モリソン。
最強です。
ヴァン・モリソンは、ずーっとおなじような音楽をやっているように見えて、おなじような円を描いているように見えて、その円はときどきに応じて直径を変え、でも、軸足は1mmもぶれていないような、同心円を描いているように見えます。
そのさまは、まるで、ポ・ト・フに似ています。
本日の1枚:
『Village Idiot』
Van Morrison
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