2006年2月7日火曜日

バナナホール閉鎖の危機!





以下、読売新聞からの抜粋です。

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今年末で二十五周年を迎える大阪・梅田のライブハウス「バナナホール」が、親会社の経営不振を機に閉店のピンチに直面していることが四日、分かった。上田正樹さんやBEGINなど数多くのミュージシャンの人気の火付け役となってきた名門ハウスだけに、ファンからは存続を求める声も高まりそうだ。
バナナホールは昭和五十六年、当時ほとんどなかった「大阪から新しい音楽を発信できる場所」を目指してオープン。プロ、アマを問わず利用され、現在は年間約六万人が訪れている。
同店によると、平成十六年十二月、親会社の貸しビル会社が多額の不良債権を抱えて、同店を外資系投資ファンドに売却。一時は競売に掛けられることになった。
このため、同店の高木健至社長(56)が知人が経営する情報技術(IT)企業に昨年九月、店を購入してもらい、家賃を支払って経営を続けてきたという。
しかし、IT企業側が老朽化した店を建て替え別のライブハウスをつくる姿勢を見せたため、高木社長は店の買い戻し資金の融資を銀行に依頼。今月中にも結果が出る見込みだが、融資を受けられたとしても、新店舗の準備を始めているIT企業との交渉は決裂する可能性が高いという。
高木社長は「存続の可能性は三割程度。一人の客としての視点で楽しんできた。何とか存続に向けて頑張りたい」と話している。
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HPに漢数字や全角英数字を使ってるところが、新聞屋のしょーもないプライドなんでしょうが、読みにくくて仕方ありません!
とまあ、そんなことはさておき、バナナホールが閉店の危機!?

これは困ったことになりましたな…。

バナナホールといえば、オレんちからは歩いても行けるし、オープン年から行ってるし、一番通ったライブハウスなのですよ。大阪に、あの手のライブハウスは、もう、ほんとに少なくなりましたから、貴重なんですよ。有名無名、新人ベテラン、ジャンル関係なしに、いろんな人があそこでライブやるしね。

でも、ヤバくなってる原因が、要するに、経営不振。
バナナホールのサイトのBBSでも、存続を訴えて募金しよう!なにかしよう!って書き込みが多数あります。それ、わかります。

わかりますけど、経営不振で閉鎖、というのは、ようするに、みんな足を運んでないってことじゃないですか。
会社や店が潰れるのにはいろんな理由がありますが、それが経営不振、業績不振によるものならば、それは、社会から、おまえんところは要らない!ってハンコ押されたようなもんですよ。

そりゃね、オレだって悲しいですよ。寂しくなりますよ。人一倍。思い入れもあるし。
でもね、みんなが足を運んで、店が賑わって、儲けも出てウハウハだったら、こんな話は出ないんだから。そのことは、ちゃんと受けとめないと。

そのうえでね、どーにか存続させる方法はないものかと。
募金なんか募ったって、どうにかなる話じゃない。ちゃんと、安定的に儲かるシステムを、もっかいつくりなおさないと。
オレも、雑誌屋として、これからなにか考えてみるつもりです。
チャージ代とかドリンク代とか、バンドのギャランティに店の運営コスト…、見直してみる価値のあるところは、なんぼでもありますから。


むかし、音楽雑誌のロッキンオンの編集メンバーに、松村雄策という人がいました。創立メンバーですけどね。彼は、ボーカル&ギターとしてバンドをやってたんです。レコードも出てて、プロとして活動してたんです。でも、やっぱ、それほど売れなくて、解散したんですよ、彼のバンドは。
解散ライブは、ビックリするくらいの人が集まったそうです。
で、松村氏は、ステージ上から、「おまえらがいつもライブに来てくれて、レコードを買ってくれたら、オレたちは解散することはなかったんだよ」
と、言い放ったとか。
ロッキンオン界隈では、伝説になってる名セリフです。

そういうことですよ。


今回は、バナナホール存続を祈って…、
オレが最初にバナナホールでライブを観たバンド、RCなんぞを。


RCサクセション / 『雨上がりの夜空に』

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