2006年2月27日月曜日

居酒屋甲子園





日本一の居酒屋を選ぶコンテスト「居酒屋甲子園」、今月の9日に催されてましたね〜。
第1回の優勝店は、熊本の居酒屋「旬彩酒房 憲晴百(けんはっぴゃく)」というお店。
昨年10月から12月まで全国236の参加店舗を対象に、客を装った覆面調査員が接客態度などを調査したのだとか。投票者は、外食産業関係者と一般客ら約2000人。規模のちっこいミシュランみたいです。
対象店舗数と投票者が少なすぎるのが難点ですが、第1回目だし、これから成長することを期待したいもんです。

優勝したお店は、食べもの、酒ともに厳選されているうえに良心的価格であるのはいうまでもなく、建築家だった主人の手による内装も素晴らしいのだとか。たしかに、ぐるなびを見てみると、オレにはちょっと上品すぎるきらいはあるんですが、センスも良さげで、婦女子さんでも気軽に入れそうな雰囲気です。

居酒屋甲子園のHP

ぐるなびの「旬彩酒房 憲晴百(けんはっぴゃく)」のページ

酒は飲めないけれども、酒のあては大好きなので、いろんなメニューが揃う居酒屋は大好きです。
でも、定番にしてた居酒屋も、この10年で続々と閉店、移転…。その間、新規開拓を怠ってきたので、今は、手持ちのリストがほんと貧しい。。
家の近所に「天平屋」という、天ぷらをメインに、刺身や他のメニューも充実している居酒屋があるんですが、今、贔屓にしてる居酒屋は、そこくらいです。

オレが、居酒屋を選ぶ際のポイントは、
・食材が厳選されている(酒は飲まないのでわかりません〜)
・新メニューが常に開発されてる(飽きますからね)
・良心的な価格(大阪はコレでないとダメですから)
・適度に猥雑(キレイすぎるところは性にあわんのです)
・店主がオバァが気安い
というところ。「天平屋」は全部揃ってて、今のところ、オレにとっての心の5ツ星なんです。

店主が気安い、というのは、オレの場合、かなり重要なポイントです。接客がダメな店は、食べるものがなんぼ美味くても、全然ダメ。飲食業の「業」の部分が抜けてるんです。
エスニック系のお店なんかでは、どこぞの国に長いこといて、そこで食べてた料理が日本で珍しい料理でしかも美味いから、日本で店やったら喜ばれるやろ、みたいなところが多いですね。素人さんの腕自慢みたいなところ。「飲食」にはこだわっても、それで満足して、「業」の視点が抜けてしまってるんです。そんなん、キレますから、オレ。
客と客のあいだの橋渡しをしてくれたり、食材についてのいろんなことを教えてもらったり、冗談を言いあったり…、食べながら、そういうホッコリした時間を提供してくれないのなら、原価で食材買ってきて、自分で調理して食べますて。

「天平屋」のすごいところは、店主のオバァが、いろんな客とワイワイ喋りながらも、てきぱきと注文をこなし、かつ、伝票を一切つけないところ。伝票つけないのに、勘定の段になると、注文もらったのはコレとコレとコレとコレとコレとコレやから、全部で○○円!って、全部覚えてるんです。もう、神業。カウンター席7、8人に、4人がけテーブルが5卓ある店ですよ。で、合計額の端数は、ちゃんと切り捨ててくれる。

居酒屋甲子園で優勝した「旬彩酒房 憲晴百」も、店主とお客の掛け合いが素晴らしいらしいですね。
一回行ってみたいんですが、熊本まではさすがに行けません…。

みなさんが贔屓にしてる居酒屋は、どんなんですか?

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