2006年7月7日金曜日

お役所仕事のお値段、奇々怪々

某省庁の仕事をしました。

Webの仕事で、単純なFlashで20分くらいのアニメーションとインターフェイスをつくって、DVD納品。
オレは、 Flashは触らないので、絵コンテだけ切って、実作業は知り合いに発注です。
これ、見積もり段階で150万円と書きました。見積もりなので、もちろん、多めの金額を出してます。
そしたらさ、
「えっ? これだけでいいの? ゼロの数はあってるよね?」
だと。
しかも、
「文房具の予算だな、こりゃ!」
とも。

結局のところ、オニのような変更・訂正…、しかも、そのたんびにハンコが4つも5つも押されるという、効率もなにもかも無視した大バカヤロウな仕事になりましたから、多めの見積もり金額を出しておいて大正解でした。
しかし、ゼロの数が少ないと疑ってかかるような輩が相手。
本当にゼロを1個増やしておけば、笑いが止まらんかったかも…。

かと思えば、やはり某省庁から、
「Webサイト600ページ全面リニューアルJIS対応付きを50万円でどうか?」
と。
出来るわけない、そんな値段で(笑)

お役所さんというところは、根本的に、モノの相場がわかってないんですね。わかってないくせに、調べもせずに発注する。まあ、自分のカネじゃないからな。税金だからな。

外務省は、パスポートのインターネット申請制度を構築したけれども、全然便利じゃなくて利用者皆無。
年平均約8億6200万円突っ込んで、利用者は133件。1冊当たりの発行コストは約1600万円ですよ(笑)
ちなみに、この制度は2003年に導入されていて、利用者の累計が133件ですよ(笑)


財政赤字だ増税だとかしましいですが、予実管理を民間並みにしたら、兆単位の経費削減がすぐにでも実現出来るんじゃないですか。
少なくとも、オレのタバコを20円も値上げせんでも済むでしょ!


話は変わって、北朝鮮。
ミサイル発射は、どうやら、アメリカを交渉テーブルに引っぱり込みたい模様。2国間でやりたいんでしょうね。偽米ドル札のマネーロンダリング用にマカオにつくってた秘密口座の凍結を、解除してもらいたいんでしょうね。でも、その口座にあるカネって、30億円程度らしいです(笑) 30億程度のカネを気にしなきゃならん国って、どんなのよ…。
大体、一晩で6発発射、同日夕方に1発追加は、絶倫すぎます! 今のオレは、一晩2発がいいとこですから(笑) ショーグンさま、オレよりもずっと年上なのにな。

阪神タイガースは、阪急と統合して経営母体が変更になったんだから新規参入扱いにする、だから加盟料30億円を納めろ、と、今、連盟から言われてます。
30億を諦め切れずにミサイルをぶっ放すバカな為政者がいるかと思えば、かたや、しぶしぶながら30億を納めて八方丸く収めようとする経営者…。
ショーグンさまが国家公務員なのかどうか知らないけれども、どのみち国の人間。

ほんと、税金を使うことを仕事にしている人間というのは…、救いようがないですな。
あ、スネークマンショーでお馴染みの、桑原茂一さんの「テポドン音頭」が視聴できます♪

天気がすぐれないこともあってか、散漫な日記になってしまいました(笑)





ワールドカップ日記:
フランスvsポルトガル=1-0
これは眠ることなく、すべて観戦(笑)
ジダンとフィーゴという、かつてのチームメート同士、復活、試合を重ねる毎に好調に…、と、共通点の多い両者の対決が見どころの試合です。
フランスも好きだし、ジダンの勇姿をもっと見たいし、でも、ポルトガルも大好きだし…、どっちを応援していいものやら非常に困る試合でもありました。
でも、ポルトガルは、いいチームになりましたね。中盤に珠玉のタレントを配し、美しいパスの旋律を奏でるものの、大一番では勝ち切れず、いつも大会の脇役でしかない。端的にいえば、それがポルトガルでした。でも、フェリペ(スコラーリという名前は、どうしても馴染めない!)が監督に就任して、そうしたメンタリティの弱さは払拭されましたね。加えて、C・ロナウドら若手の成長、DFラインの強化などが加わって、本当にいいチームになりました。
前半はまさに、両者の美しいパスワークの応酬でした。
ポルトガルが中盤でボールを優雅にまわし、一気にサイドに振ってクロス。これをフランスが拾って、中盤で流れるようなパスまわしを展開…。これの繰り返しです。片方が歌を詠み、もう片方が返歌を詠む。思わず陶酔しそうになるほどの、優雅さでした。サッカーは、こうでなくちゃイケナイ!
DFのちょっとしたミスで負けちゃったけれども、かつてのフランスだったら、逆転されてたんじゃないかな。
思えば、フランスも、上手くて美しいサッカーをするくせに、勝負に弱い国でした。ドーハの悲劇に日本中が落胆していたとき、フランスでは、ドーハ以上の強烈な悲劇が襲っていました。そう、あのころの、土壇場に考えられないほど弱いフランスは、今や、その面影すらありません。
そう考えれば、フランスもポルトガルも、本当に、素晴らしいサッカー大国になりました。そして、経験で勝るぶん、フランスが今回は勝ちを拾ったという試合でした。

かくして決勝は、レ・ブルー(フランス)vsアズーリ(イタリア)の青・青対決。
どっちが勝つんでしょうね。
日程から来る疲労度を考えると、フランスに分がある。
チームの完成度では、やっぱりイタリア。
でも、イタリアはドイツ戦での激闘を制したあと、もし喜びすぎてきたら、負けます。フランス大会のときのブラジルがそうだったように。
さあ、どっちかな。

その前に行なわれる3位決定戦は、ポルトガルvsドイツです。
ワールドカップは、言うまでもなくカップ争奪戦なので、順位をつける大会ではありません。だから、3位決定戦なんて要らないし、もともとはなかったものです。興行的な理由から、いつからか実施されるようになりましたが、もともとが不要なものなので、盛り上がらない試合が多いんですよね。3位決定戦に出てくるチームというのは、必然的に、優勝を狙えるチームなので、優勝を逃した今となっては、3位なんかどうでもいい。
でも、今回、ドイツは開催国の意地があるし、ポルトガルもここまで来るのは初めてのこと。案外、3位を狙った積極的な試合が期待出来るかもしれません。
そうなったら、やっぱ、ドイツに分があるのかな。

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