2006年12月11日月曜日

小学校4年まで、サンタクロースが実在してました


お歳暮がてら、知り合いの子だくさんデザイナーさんのご家族宛にクリスマス・ケーキを発注しようとしたら、すでにご自身で発注済みだったことが発覚し、さてどうしたもんかと、ちょっと困っているルイスです。

そういう話を仕事仲間としていたら、いつまでサンタクロースの存在を信じていたか、という話になりました。

まあ、ウチはオヤジもやり手やったんで(笑) オレは、疑うことなく、素朴に信じてましたわ。小学校の4年生くらいまでは信じてました。。。。


クリスマスの1ヶ月くらいまえに、オヤジから、欲しいもののリサーチがあるんですわ。
オレ、ちっこいころはなぜか鉄道少年やったんで、毎年毎年、鉄道模型と線路がセットになったやつを、プレゼントにねだってました。
それも、大中小とあって、線路の本数と車両の数が違うくらいなもんですが、やっぱり、大が欲しいから、「大!」って言ってたように思います。
でも、そんなリサーチを1ヶ月もまえからやる必要があるんかいな?と、子供心に思ってたんですね。それ、オヤジに言ったことあるんです。
そしたら、オヤジ、オレをトイレに連れていってですな、トイレの壁に貼ってある世界地図を見ながら…、そう、我が家では、世界地図と日本地図と大阪府の地図がトイレの壁の3面に貼ってあったんです。幼少時代のオレが鉄道少年やったんは、きっとそのせいやと思うんですが。

えーっと、その世界地図の、グリーンランドを指差して、サンタクロースはここに住んでいて、日本はここやから、遠いやろ。1ヶ月くらいまえから知らせておかんと、間に合わんのや、と、嘘のようなほんまのような話をオレにするんですよ。
といっても、世界の大きさも、グリーンランドと日本の距離の遠さも実感として持てるような年齢ではないので、そーなんやと口では呟きつつも、メルカトル法で描かれた世界地図のおかげでバカみたいに巨大になったグリーンランドとちっこい日本を比べて、日本はあかんな!とか、腹のなかでは全然関係ないことを思ったりしてたオレでした。

それからクリスマスの1週間くらいまえになると、電話がかかってくるんですわ。今となっては懐かしい黒電話ね。今でも、実家はその当時のままの黒電話ですが。。んで、オヤジが電話に出て、今にして思えばきっとデタラメな英語やと思うんですが、なんやしらん、喋ってるんですよ。んで、電話を切ってから、今、サンタクロースから電話があった。今年は24日には間に合わんかも知れんらしい、とか、オレに言うんですわ。いい子にしとったら、24日に間に合うように頑張ってくれるとも言ってた、とか、ちゃっかり付け加えてね。

とにかく、あの手この手で演出されてたんで、普通に信じてましたな。
でも、信じてるといっても、実物を見たことがないわけですから、会いたいですやん。
学校で小耳に挟む、サンタクロースの正体はオヤジや、という噂の真相も、確かめたいですやん。

だから、24日の夜は頑張って起きてるんですよ。
オレが起きてるうちにオヤジは家に帰ってくるんですが、プレゼントらしき包みを持っていないかどうか、オヤジが家に帰ってくるときにちゃっかりチェックするオレがいてたりするんですが、どうもそれらしい包みは持ってない。
この時点で、サンタクロースはオヤジである説は、オレのなかでは一蹴されるんです。
あとは、実際にサンタクロースが現れるまで起きていて、現場を押さえるのみ!(笑)

と、意気込むんですが、毎晩10時にはぐっすり眠っていた幼少時代のオレの悲しさですわ。毎年毎年、ソッコーで寝てたような…。枕元には、ちゃんと靴下とか置いてね。
んで、気づいたら朝ですやん。
朝、しまった!とか思いながら、枕元を見ると、鉄道模型と、新品の下着が置かれてるんですわ。
新品の下着は、正月に下ろす用のやつなので、その時点では見るだけなんですけどね。

サンタクロースがオヤジやったことをはっきりと知るのは、小学校5年生のとき。
親の口車に乗せられて、中学受験に燃えていたオレは、すでに深夜まで勉強する小学生になっていたのですよ。
その晩、寝たフリしていたオレの枕元にそっとプレゼントを置きにきたのは、紛れもなくオヤジでした。

それにしても、1週間前にかかってくる電話、誰に頼んでたんやろか?(笑)

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