2006年3月13日月曜日

個人情報を雑に扱うところ

外務省だったかな、私物のPCで仕事をすることを禁ずる、ってお触れを出したのは。ファイル共有ソフトのウイニーを積んでる人が多いから、データが流出恐れがあるし、ウイルス感染する恐れもあるし。それが理由とのこと。

外務省といえば、機密書類がたくさんあるところですよね。そんなところが今ごろになって、こんなこと言ってんですか?

なんだかなぁ…。役所って、情報の取り扱いについて、遅れまくってますね。

外務省だけじゃないです。
オレが、去年の今ごろ、引っ越してきたとき、住民票を吹田市から大阪市に移したんですが…。
オレは国保なので、健康保険証も一緒に移さないとダメです。だから、転出・転入手続きと同時に、保険証の移転も手続きしました。
保険証は、吹田市のを返却し、大阪市で新たに発行してもらう段取りなのですが、その間、タイムラグが発生するのはどーするんや?と聞くと、大阪市のが発行されるまでは吹田市のを使っていてもよろしい、と。
じゃ、大阪市のが発行された後、吹田市の保険証は?と聞くと、返却してください、と。
わざわざ返却しに、吹田市役所まで持ってくるの?大阪市に引っ越したあとに?と聞くと、面倒なら、郵送でもいいですよ、と。
郵送ったって、配達記録だと210円だし、簡易書留だと350円するよ?それ、どっちが持つの?と、細かい話だけれども聞くと、普通郵便でいい、と。
は? 普通郵便? 保険証を? 個人情報満載の保険証を普通郵便で送る?
ここから、なぜに個人情報満載の国民健康保険証の返却を普通郵便でやりとりするのか、という話で、オレ、2、3人の偉いさんまで引きずり出して、役所と約2時間の電話バトルですよ…。
法律で手続き法が決まってるわけではなく(個人保護法はどうなったのだ、取り扱いについての精神が書かれているだろうが、おい?)、内規で、普通郵便、とあるだけそうです。
最終的には、オレが、元払いで、自主的に、配達記録で郵送することになったのでした。この際、元払いか着払いかはどっちでもいいです。でも。保険証を普通郵便でやりとりしようとするところが問題。役所、危機意識がゼロですから。電話で誰と話しても、それがあたりまえ、みたいな感覚ですよ…。

オレの知り合いの通販会社では、個人情報が書かれたものを取引先などにファックスで送る場合は、短縮番号は使わずに、送信者及び送信先、送信先番号を送信リストに書き込み、送信時には他に別の社員を立ち会わせて、正確に送信先に送信出来たかどうかを2人で確認してます。
なにもそこまでせんでも、と思いますが、個人情報を取り扱うならそこまでしないとダメ、という意識が、民間ではあたりまえに出てきています。
通販会社は、個人リストを大量に持っているので、そこまでします。
でも、通販会社よりもはるかに多くの個人情報を抱えている役所が、このざまです。

役所は、どうして民間よりも意識が遅れるんでしょうね?
役所が最先端を走って、民間の範とならなければいけないのにね。営利に走らなくていいからこそ、それが出来るはずなのにね。

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