2007年8月2日木曜日

風流、また風流


今日、仕事で京都に行ってました。
最近は相方さんが大阪に来ているので、仕事とはいえ、京都に行くのも久しぶりですわ。

京阪の四条駅でのこと。
初老の男性3人が、なにやら相談している様子で、そのうちのひとりが、

蓮花寺でお茶を飲もう。

と、言ってました。はっきりと、そう聞こえましたな。

それを聞いて、ああ、なるほど、と思ったもんです。
蓮花寺は京都の上のほうにあって、交通機関を使っていくのには少し不便なところなのですが、名庭を眺めながら、抹茶の接待を受けることが出来ます。
もちろん、拝観料や茶代はかかるけれども、騒がしい町なかでコーヒーを飲むよりも、はるかに閑雅なひとときを堪能することが出来ます。

今時分の京都のお寺さんはそんなに混んでないし、蓮花寺は、穴場なので、もともとが混んでない。
静かな場所で、庭を眺めながら、コーヒーの代わりに抹茶ですよ。オレだと、昼寝もついてきますけどね(笑)
そういう場所に、思い立ったときに、ふらっと行ってみる。
これは、ちょっとした贅沢ですな。

ちなみに、蓮花寺は、オレと相方さんが、京都で1番好きなお寺さんでもあるんですけどね。
お寺さんというよりも、隠れ家のような、数奇者がつくった別荘といった趣のお寺さんですわ。
今年の4月に、マイミクさんのすぎさんが大阪遠征に来られたときに、お連れしたお寺さん。


さて、この初老の男性たちの発想に敬服すると同時に、OLさんたちが、仏光寺の阿弥陀堂の階段に腰掛けてお昼のお弁当を広げている光景を、オレは思い出していたのでした。

京都のお寺さんは、観光客の慰みものになっているいだけではなくて、地の人たちの生活に溶け込んでますな。

画像左は、行きつけの喫茶店に突如出現した金魚。
風流です。


風流といえば、このあたりですかな。


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