2007年8月21日火曜日

光は影を携えて


■黒髪に切れ長の目、モデルで女優の山口小夜子さんが死去(読売新聞 - 08月20日 16:12)

山口小夜子さんが、亡くなりましたね。

いつから知ってるのか全然覚えてないけれども、オレがファッション雑誌を読みあさっていた10代と20代の前半は、全盛期でしたな。

すっごくクールで、高貴な雰囲気があってね、私生活を感じさせなくて、モデルとしてはパーフェクトな存在でしたね。
日本人として、という冠がまったく必要ない、世界中からリスペクトを受けまくっていた人でしたね。
というよりも、日本人離れしていた、というのが、オレの印象です。

光と影の両方を体現出来た、希有な存在でした。

今、光ばっかりの人が多くて、彼女みたいな、影を携えることで光に深みを与えられるようなモデルさんは、見渡してみても、ほとんどいないです。

甘さを出すために、隠し味に少量の塩を入れるような…、そういう才能を、とんと見かけなくなりました。

合掌。
おいマスメディア、年齢非公表の人の享年をさらすんじゃないよ! 無粋な…。



画像は、マネキンになった山口小夜子。マネキンになったモデルも珍しいですね。


山口小夜子がジャケットに登場したこのアルバムも、大好きでよく聴きました。
ジャケットとアルバムの世界観がマッチしている、素敵な組み合わせです。
完璧主義者と完璧主義者ががっぷり四つに組んでつくったアルバムとジャケットですね。
そーいえば、スティーリー・ダンが来日中に彼女が亡くなったというのも、なにかの縁ですな。

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