2007年2月9日金曜日

居心地悪すぎ!


いや、あんまり見慣れない光景でしたわ。

昨日の夕方、地下鉄に乗ったのですよ。
駅に滑り込んできた車両を見ると、わりに混んでいて、かなりの人が立っていたんですけどね。
でも、オレの目のまえに停まった車両の右側だけには人がほとんどおらず、大きな空間が出来てるんですわ。
疲れてたから座りたかったし、でも、そこだけ混んでるのって、ちょっとイヤな予感がしたんですよね。
空いてるからって、そこを目がけていったら、床一面にゲロがぶちまけられていた…、なんてことも、あるわけで。

でも、最終電車じゃあるまいし、夕方の地下鉄。なにがあるんかいな?と思い、電車に乗り込んでから車両の右側に視線を走らせるとですな、20歳前後のキャバ嬢っぽい出で立ちの婦女子さんが、5人は座れるであろう優先座席を全部占領して、うつ伏せで寝ていたのでした。。。シャネルだかグッチだかのブランドもんのバッグを枕にして、通路側に顔を向けて、寝てるんですよ(笑)

またバカがいるよ、で、終わりっちゃ終わりの話なんですが…、
この、熟睡している婦女子さんのスカートが完全にめくれ上がってましてね、黒いパンツが丸見えになってたんですよ(笑)
座席を占領して寝てるだけなら、バーカ!で終わりなんですが、パンツ全見せのおかげで、なんか、車内が異様に凍りついているというか、異様な緊張感が漂っていたのですね。
もうね、完全に、非日常。

半径2メートルくらい、誰も近寄らないの(笑)
全員が全員、かかわりあいを避けてましたから。背広にネクタイのサラリーマンは能面みたいな表情で背中を向けてるし、阪急百貨店の紙袋をさげた妙齢の婦女子さんは、くちびるの端に微妙な薄笑いを浮かべてるし…、いつもなら絶対にワーワー騒いでるはずのヤンキー・カップルまでが無言(笑)

ほいで、次の駅に電車が停まると…、
この婦女子さんはすっくと立ち上がって、誰に遠慮することもなく、んーっ!と伸びをすると、両手を突き上げるのでした。
ほいで、おもむろにスカートを直すと、なんら動じることなく、その駅で降りていきました…。

立ちっぱなしだった乗客が突進して座席を奪い、空間はあっという間に埋まり…。車内にいつもの日常が戻りました。

いや、すごく不思議な時間でしたわ。


居心地に悪さといえば、これを思い出したのだけれども、今聴いてみると、意外とポップ☆


あぶらだこ / 冬枯れ花火

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