2007年2月28日水曜日

確定申告


ぼちぼち確定申告の書類を揃えていかんと、税理士に怒られます。。
といって、あんまりやる気が出んのですね。
毎年、わりとチャッチャとやるほうなんですが、なんで今年は…、と考えていたら、仕事の幅を広げたので、カバーせなあかん範囲が広がっていて、それで例年になく面倒くさいことになってるということですわ。

出張行って、ホテルに泊まって、ホテルからFAX送ったとしますやん。
そしたら、ホテルの宿泊費は交通費に入れるけれども、FAX送信代は通信費。でも、領収証は合算でもらってるうえに明細がちゃーんと載ってるから分離させんとあかんし…。どないせえというんですか、こんなもん。
まあ、こんな細かいのが1個2個なら適当にすればいいんですが、無数にありましてな、適当にやってると税務署で突っ込まれるだけやし。。

しかも、今年から定額減税廃止でしょ。
ってことは、定額減税分の控除対象経費をなんとしてでも乗っけてですな、1円でも税金持っていかれるのを減らさんと、やってられまへんがな。

そのうえで、銀行対策もあるから、赤字にして税金を1円も払わんようにするわけにもいかず…。いろいろと細かい調整をせんとなりません。

ああ、面倒くさいっ!


さて、ウチの相方さん。
昨年秋口あたりからカフェ×ニット教室を記事で宣伝してもらうべく、あっちこっちの雑誌社の編集部に営業行っていたのが実りましてな、掲載誌5誌目にしてブレイクですよ。今月中旬、ドッカーンと反応があったみたいです。
で、今週月曜のカフェ×ニット教室は、満員御礼の大盛況。しかも、オリジナル毛糸も売れまくって、ホクホクやったそうです。
なっ、オレが言うことをちゃんとやってたら、結果が出るんですわ☆(笑)

で、
粗利で○○円儲かった~、と、鼻の穴をおっぴろげて、オレに電話してきたんですけどね。
そこで、オレ。
粗利って、意味わかってるんか?
相方さん。
…。…。
オレ。
知らんのか? 知らんと使ってる言葉なんか?
相方さん。
…。…。粗い利益や。粗く言うと、そんなところや。
オレ。
…。…。
やっぱりなんもわかっていないことが判明しました(笑)
ここでは「粗利」と書いてますが、相方さんの頭のなかでは、きっと、「荒利」になってると思うんですけどね(笑)
これで商学部を卒業してるんやから、今どきの商学部というのは、なにを教えているんでしょうか?
商学部を出たからといって、連結決算してるグループ企業の財務指標を読み解けとは言いませんが(本当は言いたいです…)、粗利くらい知っとけよ!と、思うんですけどね。

まあ、それでも、なんで相方さんが「粗利」なんちゅう言葉を使うようになったかというと、オレが、ちゃんと帳簿をつけなさい!と、口を酸っぱくして言ってきたからです。
それまでね、小遣い帳すらまともにつけてなかったんですよ。
だから、毛糸買って服つくっても、どんだけの費用がかかってどんだけ儲けてるんかも全然わかってないし、教室にしてもしかりです。
これでは、今、自分がやってる商売が、どれほどの規模のもんで、どこに問題があって、どこにカネをかけたり削ったりしたらいいのかが、まったくわからんやないですか。
闇雲すぎるんですね。
現状が把握出来てないから、現在位置もわからんし、どこへ進んでいいのかも、目指す先までの距離がどれくらいなのかも、なーんもわからんのですわ。
で、帳簿をつけなさい、と。
数字はね、いろんなことを教えてくれるんです。
毛糸売ったり、服をつくって売ったり、教室で教えたりと、事業別に見たら、3事業くらいを同時進行してるんやから、事業別に分けて、仕入れの経費と売り上げと、毎月の固定経費くらいはちゃんと出して把握しなさい、と。そうせんと、四半期も長期も、目標が立たんやないですか。
じつはそんときに、粗利と純利益と、それぞれどうやって計算するか、ちゃんと教えたんですけどね(笑)仕入台帳と売上台帳と勘定元帳のつけかたも、それなりに教えたんですけどね。でも、すっかり忘れてるみたいです。そもそも、商学部出の学士さんに、なんで大学ドロップアウトのオレが教えなあかんのですか(笑)

ほいで、今年度から、ちゃんと確定申告しなさい、と。役所に開業届もちゃんと出して、税務もちゃんとやりなさい、と、言ってきたんですわ。

税金を払うとね、見えてくることがたくさんありますから。
確定申告してね、自分の財布のなかから税金を支払うのとね、月給から知らんうちに天引きされるのとではね、身の切られかたが違うというか、痛みが違うんですね。
自分の財布のなかから身銭を切って税金を払うようになると、ちゃんと使えよ!と、国に言いたくなるし、ちゃんと仕事しろよ!と、政治家にも公務員にも言いたくなるもんですわ。
社会意識を持つということは、そういうところからはじまるんです。
自分が身銭を切って払ったカネが無駄にされたらたまらんわ!という怒りは、社会に目を向けさせるし、そのぶん、視野も広がって、まわりまわって、自分の生み出す作品に反映されるんです。

生意気にね、いつまでも着てもらいたい服を!とか言うんですけど、なんでいつまでも着てもらわなあかんのか、ということを、社会、環境、文化を踏まえて説明出来ないから、言ってることが、ただの雰囲気で、ただのエエカッコなんですよ。

そういうことが出来ないうちは、まだまだ半人前の鼻タレ小僧です。
ましてや、実家に住んで、家もメシも親御さん丸抱えの身ですからね。
そういうことをきちんとやって初めて、周りの人も、この人はちゃんと仕事をしている社会人や、と、認めてくれるんです。それをせんうちは、フリーター、ニートと同等の扱いですわ。本人がいくら、そうじゃない、服つくって売ってる!と叫んだところで、周りは、それは遊びとしか見ませんから。そんなん、社会の一員じゃないですから。

申告のやりかたがわからんかったら、お父さんに聞けばいいんです。相方さんのお父さんはご商売されてますから、申告のベテランですわ。それでなくても、娘がそういうことを聞いてきたら、飛び上がって喜んで教えてくれますわ。もう要らん!ってくらいに、教えてくれるはずですわ。
そういう喜ばせかたも、知らんというか出来ないというか、素直じゃない問題児さんもであるんですがね、ウチの相方さんは。

ということを、この1年ばかり口を酸っぱくして言ってきたんですが、きっとまだ、確定申告の用紙すら取り寄せてないと思います。
といっても、オレもまだ今年は申告してないので、自分の申告が終わってから、きっちりと詰めてやろうと思ってます(笑)



今日は、カエターノ・ヴェローゾとジルベルト・ジルのコラボ、聴いてます。
背筋が凍るほど素晴らしいです☆


Caetano Veloso & Gilberto Gil / HAITI

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