2007年2月13日火曜日

現代トイレ事情


見た人も多いでしょうが、こないだ、ブロードキャスターを見てたら、公衆トイレについて特集をやっていて、ちょっと食い入るように見てしまいました。

なんでも、トイレの設計でメシを食ってる売れっ子デザイナーさんが冒頭で登場するんですが、最近出来ている施設のトイレは、すごすぎます!

漆塗りの屏風に生け花で、超高級な和テイストのトイレとか…。
特に婦女子さん用のパウダールームが充実しまくってて、鏡はバカでかいし、ドライヤー完備だし、ついにPCまで置くところが出てきたそうですな。トイレでPCって、なんに使うんだか(笑)
あ、便器に座ると、好きなメロディを流せるというのもありました(笑)音姫さん、進化してますなぁ。。

有料だと、受付がいてるトイレもありました。もちろん、15分おきくらいに清掃してるんで、オレの家よりもキレイなんじゃ…(笑)

有料と言えば、京都の観光名所、嵐山に有料トイレがあります。
10分100円。
まず、便座が自動的に交換・クリーニングされる仕組みになっていて、清潔です。そして、床に無数に溝が切ってあって、トイレを使うたびに、床に洗浄液が流れて、これまたキレイになります。

ま、キレイに越したことはないんですけどね。

ただ、件のデザイナーさんが言ってましたが、和式のトイレだけは、絶対に外せないんだそうで。
マーケティング的に、確実に、ニーズがあるんだとか。
特にアンケートをとったわけではないらしく、ではなんでそんなことがわかるのかというと、洋式便器だけの場所だと、便座が割れる・ヒビが入る確率が非常に高いんですと!
ということはですね、これ、便座の上に足を置いているということです。下手をすると、ヒール履いたまま便座に乗っかって、ヒールの踵で便座を割っちゃってるんですね。
ようするに、不特定多数が座る公衆トイレの便座になんて、気持ち悪くて座れない、と。
なので、和式があれば和式に、なければ、便座の上にのぼって用を足す、と。で、便座が割れる、と。

こういう婦女子さん、多いんですかね? 多そうですね(笑)

ここから転じて、世界各国の公衆トイレ事情はどうなってるのか、なんて話に特集は流れていきまして。
といっても、ヨーロッパを数カ国だけですが。
イタリアにしてもイギリスにしても、そもそも公衆トイレの概念自体が乏しく、数が少ない。
少ないなりにメチャクチャきれいなんですが、それでも、気持ち悪くてそんなところに入れない、って人が多いんだとか。
まあ、テレビのいうことだから鵜呑みには出来ませんが、それでも、ヨーロッパをウロウロしていて、公衆トイレって見た記憶がないです。少ないんでしょうね。
あっても、便座がない。
便座がなけりゃどうやって座るのかというと、座らずに、中腰になって、用を足すんだとか。
それほどまでに、不特定多数の人が座る便座に対する嫌悪感がある、と。
ただ、中腰だといろんな筋肉を使いますから、それはカンベン!という人のために、ポータブル便座が用意されているんですね。

そうそう、イタリアだと、賃貸住宅を借りるとき、便器に便座は用意されていないそうです。便座専門店に行って、マイ便座を買って、それを装着する、と。
便座専門店があるってのが、面白いです☆

イギリスは…、なんか、オレの理解を越えてましたね。あの国も、基本的には公衆便所の存在を認めたくない人が多いらしく、男性小便用便所が、道路に埋め込み式になってました。週末だけ、地下から浮上するんですと(笑)
でも、それって、道のど真ん中にあるんですよ! 大阪でいえば、御堂筋並みに人通りのあるようなメイン・ストリートのど真ん中。んで、後ろ姿が丸見えのトイレなんですわ。それ、いくらなんでも出来んだろうが!(笑)

オレ、海外に行きまくっていたのはずいぶんとむかしのことなので、今では事情が変わってるかもしれませんが、紙を使わない文化圏が多かったですな。
20年前、紙を使うよりも使わない文化圏のほうが多かったですから。
最初は抵抗あったけれども、こっちのほうが清潔感が圧倒的にあるし、帰国してから紙文化に戻って、相当キツかった覚えがあります。まだ、ウォシュレットは一般的じゃなかったし。。

インドから西のアジア、アフリカは大半が紙を使わない文化圏ですが、インドはキツいですよ~。
インドのトイレはどういうわけかジメジメしているところが多くて、そこへ水をかけて洗っちゃう文化だから、常に常に、床がビショビショなんですよね。んで、暑いからいつもビーサンだし、ビーサンでビショビショの臭いトイレに入るのって、なかなか勇気が要りました(笑)
ま、慣れるんですが(笑)

中国なんて、天安門事件以降行ってないけれども、あんときは、衝立なしの丸見えで大も小もやってました。今、どーなってるんでしょうか? アメリカナイズされちゃってるような気がするんですが。

んで、冒頭に書いた、受付のあるトイレ。
これは、植民地にされた経験のある国に行くと、かなりの割合でありますね。
小錦みたいなオバァがトイレの入口のまえに座っていて、カネとるの。おしぼりとかくれますけどね。

一番デタラメだったのは、フィリピンはマニラの空港で行ったトイレですわ。
有料でもなんでもないはずなのに、入口んところに立って、料金を徴収してるやつがいるんですよ。しかも、空港関係者のネームプレートなんてつけてるんですが、どーみても偽造っぽい(笑)
オレ、ゼニを要求されたけれども無視して入っていったら、なかまで追っかけてきやがる。ちっこくてしょぼそうなオッサンだったんで、ケンカになっても勝てる!と思って、無視してたんですけどね。
んで、小便しようとしたら、今度は、紙を持って横で待ってるんですよ。いや、紙は要らんし…。
気持ち悪いし、小便してるときは無防備になるから、それもイヤだったので、やむなく個室に入って小便をしようとしたら、個室のドアを閉めさせないの(笑)ほいでまた、紙を持って立ってやがんの。
でも、この個室は鍵が壊れていて、オレ、仕方がないから手でドアを引っぱりながら小便ですよ。。なにやってんだか。
ほいで、小便が終わるでしょ。そしたら、そのオッサン、精一杯の力でドアを開けて、づかづかとオレがいてる個室に入ってきて、なんとですな、トイペでオレのチ○チ○を拭こうとするんですわ(笑)いや、いーから! 余計なことしなくていいから! なにやってもカネは払わんから!
なんて目に遭ったことがありました(笑)

トイレ事情は身近な問題だけあって、本はわんさか出てます。
おおむかしに、妹尾河童さんが世界のトイレ事情について書いたのが我が家にあったはず。探してみるかな。

そうそう、我が家のトイレは、世界地図が貼られ、本棚が据え付けられ、考えるためのヒントがわんさと用意されてますが、トイレで名案が出てきた試しは、オレの場合、ありません(笑)

さてさて、みなさんのトイレ体験はいかに?(笑)

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