2007年2月25日日曜日

ホルモン・焼肉『河童』へ行く


金曜の夜、マイミクさんの寧楊さんと相方さんとオレとの3人で、焼肉を食べに行ったのでした。
でも、オレは、自分から進んで焼肉を食べにいく習慣がないので、手持ちの店がそれほどありません。なので、寧楊さんのお手持ちの店へ。いや、もともとが、寧楊さんが、肉!肉!と、飢えたオオカミのように連呼して数週間、やっと実現した肉会なのでした(笑)

寧楊さんもお初のお店でして、さてさてどんなお店ですかいな…。
でも、顔の広い寧楊さんのうえに、ご自身でも週1カフェをされてる寧楊さんのこと(ついでにグルメレポも!)、下手なお店に連れていくこともあるまい、ってもんです。

場所は、お初天神。
オレは焼肉屋の手持ちは少ないですが、自慢じゃないですが、どれもレベルが高いんです。粒ぞろいのお店ばっかりを手のなかのカードに持ってるんです。
と、前置きを書く元気もなくなるほど、すんばらし~お店でした☆

こんなかんじなんですが、店内写真は画像処理のマジックで、キレイすぎます(笑) こんなにキレイじゃない(笑)

お店のドアを開けた瞬間、狭い店内にすんごい人がギュウギュウで、店の人がところ狭しと走りまわっていて、もうね、それだけで、ああアタリ!絶対に美味い☆って確信が持てるお店。
ちなみに、北島三郎の『与作』が流れていたのは、オレ的には、ポイント高いです(笑)

お店に入った瞬間、全席満員御礼で、え~ダメなのか?って思った瞬間、全然オッケーです!と、お多福さんみたいなママさんが。どっかから椅子を持ってきて、カウンターに置いて、んで、カウンターの人は少しずつ詰める、と。はい、そういうお店なんです。

どーやら、ホルモンが美味いとのこと。

生センマイ好きのオレと相方さんは、当然、まずそっから注文するんですが、これ、ほとんど酢の物になってました。こんな処理の仕方した生センマイって食べたことないですが、激ウマ! なんのクセもなくなっていて、食べられない人でも全然食べられると思いますわ。
生キモ、生タンも、ちょっとヤバかったな。

ほいで、名物らしきホルモンなんですが、これがね、焼きかたからちゃんと教えてくれるんですわ。
ほら、お好み焼きなんかでも、焼きかたを指導してくれるお店ってあるじゃないですか。でも、そういうお店って、えらそうなところが多いです。そんな焼きかたじゃダメだ!とか(笑) ここはね、そういうのが一切なかったですわ。ちゃーんと、普通に、美味しい焼きかたを教えてくれます。
おかきを焼くみたいに、しょっちゅう裏返して、お店の壁の色(飴色)になるまで焼いてください!と(笑)
で、コンロの火は端っこにしかないから、端っこの肉と真ん中の肉を入れ替えて…、ほんとに、おかきを焼くみたいに。
10分くらいかけて弱火でじっくり焼くんですけどね。おかげで、普通のホルモンと違って、最終的にカリカリになります。それが、このお店の食べかた。これがね、これまた美味いんですよ。漬け込んである味噌ダレがまろやかで、しかもどれだけ漬け込んであるのか知らないけれども、これまたまったくクセがないし、ホルモン特有の臭みが、カケラもありません。ちょっと、タダモノではない逸品でしたね。

そうそう、最初に注文を聞いたら、食べる順番を考えてくれて、ベストの順番で出してくれます。塩タンが最後、って順番だったんですが、最後をさっぱり系で〆るというのは、悪くないコースですよ。

バラ、ハラミ、カルピ…。デカくてですな、ほとんどステーキ! 
ハラミなんて、もう☆

3人でガツガツ食べてましたね。

んで、焼いたり食べたりしている最中も、店のオヤジは、肉をさばき(目のまえで50cmはあろうかという牛タンのかたまりを削いでました。ホルモンに編目入れるのなんて、もう、手元すら見てない!)、カウンター各席のコンロのチェックに余念なし! ちょこちょこね、コンロの火を調節してくれるし、もう少し焼いてください!だの、もうオッケーです!だの、ほんと目配せが行き届いていて、とーっても素晴らしい職人仕事をされてました。

そうそう、カルピにしてもホルモンにしても、肉はもとより、漬け込んであるタレが絶品なんですが、サイトで少し調べてみたら、ちょっとビックリするような事実が。
この店のオヤジさん、なんと、フランス料理出身だそうです。
いや、そんなふうにはまったく見えなくて、どっからみても焼肉屋のオヤジさんなんですけど(笑) でも、内臓系の生ものの和えかただとか、漬けタレなんかは、なるほどな、と思わせるほどに手の込んだ仕事をしているので、そういうことか、と、ついさっき納得したところです。

お腹いっぱいで注文しなかったけれども、テールスープなんて、見てるだけで、フランス料理でしたよ。巨大なテールに、丸ごとのジャガイモが。。ほとんど、ポトフです。これだけでメシが何杯食えるのか!ってほどで。

グルメピア焼肉部門日本一だったり、魔法のレストランだったりと、メディアでも取り上げられてるみたいなんですが、そういうところとは縁遠いかんじで、口コミで広がっていくようなお店です。実際、ビルの地下にあるから、イチゲンなんて来ないし、年齢層も高いっす。オッサンとオヤジギャルばっかですな。

オレのマイミク、グルメ部のかずさん、ぜひ、レポ書いてください☆

キン肉マンの色紙が飾ってあったのが笑えましたが、お茶の先生の色紙も飾ってありまして、そこに書かれていたのは、こんなの。

春夏冬
大坂城

さてさて、上段の文句は有名ですが、下段の文句は、オレ、知りませんでした。物知り寧楊さんもご存知なく…。で、食べてるあいだ、ずーっと考えてたんですが、わからずに降参。お店の人に聞きました。
答えを見るまえに、考えてみてくだされ。

その心は…、







春夏冬→秋がない→商い
大阪城→ダイ・ハン・ジョウ→大繁盛

でした(笑)

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