2006年8月10日木曜日

フジロック 7月30日31日帰郷編(完結)





フィッシュマンズで力を使い果たしたオレ、atricotさん、ジャイ子さんの3人は、そのまま居座って、ゆらゆら帝国のステージを最前列で観るというてもあったんですが、さすがにしんどくて(なんぜ3時間以上は、その場所ですし詰めにされて立ちっぱなしでしたからね)、一旦、離れました。

コンディションがよければ、気合いを入れて、ゆらゆら帝国も観るんですが、なんか、力尽きちゃったな。
前線基地のあるオレンジコートに戻って、冷たいものを飲みながらボーッとしてました。
オレンジでは、アフリカンでダンサブルな音のバンドがステージで演奏してて、身体は疲れてるんだけれども、自然と踊ってしまうかんじ。イスに座りながら、軽く身体を揺らしてました。THE REFUGEE ALL STARS OF SIERRA LEONEってバンドです。アフリカのバンドらしいけれども、全然知らない(笑)

atricotさんは、お昼寝してましたね。
この日は本当に一日中どピーカンで、オレなんかイッパツで日焼けしちゃったんだけれども、そんななかで、atricotさんは陽にガンガン照らされながら、お昼寝してましたよ。

そうこうするうちに、ジャイ子さんが帰らなければならない時間が迫ってきました。
17時くらいだったかな。その時間に出ないと、ご自宅に帰れないとな。
まあ、会場出てからバスに乗って新幹線に乗って…、ってかんじですからね。
んで、いよいよ帰るときになったら、atricotさんがガバッと起きてですね、熱い抱擁をしてましたよ。いよいよジャイ子さんともおわかれです。
今回のフジロックフェスは、これまでにもツラツラと書いてきましたが、イヤなことがたくさんありました。でも、ジャイ子さんがいてくれてよかったですよ。ほんとにね、ジャイ子さんがいてくれなかったら、イヤなことだけで終わってたかもしれません。彼女と出会えて、それもmixi上でお付き合いしてきたとおりの素敵な人だったおかげで、イヤなことが半減されたどころか、全部どっかに吹っ飛びましたよ。
ジャイ子さん、ありがと☆ ほいで、これからも末永くよろしく☆

んで、ジャイ子さんを見送ったあと、ブラブラと散策がてら、ゆらゆら帝国を観にいきました。
そんなに真剣に観なかったんだけれども、やっぱり、いいですねえ。『ミーのカー』とか『ズックにロック』とか、やってましたよ。
でも、ゆらゆら独特のサイケなかんじが、野外フェスだと、どっかに吹っ飛んでます。それがね、またいいんです☆ 普通にロックバンドとしての力が、剥き出しにされたかんじです。その意味で、野外フェスというのは、そのバンドが持ってる本質的な力量が問われますよね。ゆらゆらだって、ギミックに頼らずとも、全然オッケーなんだってことが、このステージでよくわかりました。
このバンドも、初期のライブハウスで細々とやってたころから知ってるし、そのころはメンバーチェンジもしょっちゅうだったし…、そんなことを思えば、よくもまあ、こんなところまで来ましたよね。

いかんいかん、出てくるバンドで知ってるバンド、ほとんどが初期のころから知ってるので、どーもオッサンモードに入ってしまいがちです(笑)

なーんか、このあたりで、オレのフジロックも終了~ってかんじです。
楽しくてお腹いっぱいで、でも淋しくて、複雑な気分ですな。
あとは、夜のモグワイを見たら、混まないうちに帰路につこうか、と。

んで、マーリン&マイクを車から叩き出すことをオレが決めて、当人にもそれを伝えたのがこの日の朝なんですが、それから今の今まで、携帯やらメールやらで、横暴だのなんだのと、散々ですよ。もう、アホらしいから書きませんが、その間もいろいろとあってですな、でも、オレがやっぱり強権を発動して、きっちり叩き出しました。
んなもんね、あれだけatricotさんをないがしろにしておいてね、オレは、おなじ空気すら吸いたくないような状態でしたからね。

そうこうするうちに、夜。ハッピーマンデーズとモグワイとどちらのステージを観るかかなり迷ったんですが、モグワイをとりました。ハピマンもすごく観たかったんですが、atricotさんが、モグワイ!って言うんで(笑) じゃ、モグワイにしようか、と。

ハピマンに客が流れるかなと思ってたんですが、モグワイもかなりの人気でしたわ。入場規制かかる寸前だったらしいです。生で観るのは初めてですが、フェスでやるよりもクラブでやってるほうが映えるバンドだという印象がどうしても拭えなかったかな。
あの浮遊感は、フェスよりもクラブ向きだと思うんですよね。あ、途中でバッファロー・ドーターも観たんですが、彼女たちも、やっぱ、フェスよりもクラブのほうが映える。バッファロー・ドーターの場合は、どっちがというよりも、フェスでは厳しいと思うんですけどね。ビジュアル的に、やっぱ、クラブのほうが似合ってます。

そんなこんなで、すっかり帰るモードに入っていたので、モグワイも途中で抜け出して、ハピマンを少し見て、そのまま帰路に。

かわいそうに、atricotさんは、行きも帰りも1人で運転ですよ。まあ、オレが運転しないので、仕方ないんですけどね(笑)
混まないうちに会場を出たから、道はガンガン空いてました。
そうそう、運転席のまえのスピードメーターとかがあるボードの電気が、なぜか、ビタッと消えました。点かないんですよ~。だから、ガソリンの残量もわからないし、帰りは帰りで、えらいことになってたんですよ~。最終的には事なきを得たんですが、ほんと、この車は、いろいろありすぎです!(笑)

苗場から上に向かって走って、日本海に出るまでに、すんげー睡魔☆ やばいんで、2人して30分ほど寝ようかということになって、サービスエリアで寝たんですよね。
んで、起きたら、すっかり夜が明けてて、朝の6時(笑) 5時間くらいたっぷり寝たことになりますわ~。
でもね、おかげで、そっから先は、順調に帰れましたよ~。そっから6時間後には京都に入りましたからね。北陸自動車道も関越自動車道も、ガラガラですな。前後に車がまったく見えない、なんて時間が、何時間もありました。
途中、サービスエリアによって甘エビの寿司買ったり、ウドン買ったり…、食ったり買ったりしながら、結構、楽しく帰ってきましたわ。
最後、名神で渋滞につかまったけれども、それにしたって、30分程度のこと。5時間も寝たくせに、予想よりも全然早く帰ってこれました。

んで、最後、京都のガソリンスタンドで車をキレイに洗って、フジロックの垢を落として、ビックリドンキーで昼飯にハンバーグ食って、おわかれ☆

この夏はフジロックフェスに行ったおかげで、いろんなものを犠牲にしたような気がしないでもないんですが、でも、行ってよかったな。
あんなふうに、大自然に囲まれて、泥だらけになって音楽を楽しむなんて体験は、そうそうあるもんじゃないですよ。
atricotさんは、フジロックで年が明けてフジロックで年が終わるんだそうです。
その気持ちは、なんとなくわかるな。
そこまでフジロックに肩入れするほどの年ではないけれども、そういうふうに自分の年輪を刻み込んでいくやりかたも、アリと言えばアリですな。

来年は…、行くのかな? 行けるといいんですけどね。。。


付録)
帰ってからわかったことがありまして…。
初日にブレーキオイルの通ってるチューブが破裂寸前になって急遽修理しなくちゃならなくなったとき、atricotさんのお父上にお願いして、お金を振り込んでもらったんですよね。でも、お父上、振込自体をあんまりやったことがなくて、銀行の人に訊いたらですね、「それは振り込め詐欺です☆」と、銀行の人に散々とめられたんだとか(笑)
考えてみれば、そうだわ。旅先で車が故障したからカネを振り込んでくれ、って、典型的な振り込め詐欺の手口…(笑) いやいや、大爆笑させてもらいましたよ。

オレは毎朝、いつもの喫茶店でコーヒーを飲んだら最後、一歩も動けなくなるくらいに突発的にウンコがしたくなる人間ですが、フジロックの最中、4泊5日、いっこもウンコをしませんでした。場所が変わるとダメなのよ~。
でも、家に戻った瞬間、5日分のたまりにたまったのが、大量に☆ いや~、人体の不思議です。あ、atricotさんは、いつものごとくですが、1日3回はトイレに行ってたらしいですけどね。オレと違ってデリケートに出来てない人は、ところかまわずでいいですな☆


以上、長々とお付き合い下さいまして、ありがとうございました☆
これにて、フジロック日記、完結!
盆は越さずにすみましたわ~。

あ、写真が何点か出てきたので、過去日記のほうにも振り分けてアップしておきました。
雰囲気だけでもどーぞ☆



んじゃ☆

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