2006年8月27日日曜日

法金剛院の蓮


こないだの火曜日、久しぶりに京都神社仏閣巡りを敢行したのでした。

つい2週間前にも行ったのだけれども、あんときは、京都タワー(笑)
神社仏閣ではありません。なので、今回はちゃんと…。

車がなかったので、候補地を絞り込むのにかなり苦労したんですが、花園まで電車で行って、法金剛院、広隆寺、蚕の社と徒歩圏内でまわれるところを攻めよう、と。かなり見どころのあるお寺さんばっかりです。

最初に向かったのが、法金剛院

例によって、相方のatricotさんが一緒です。
んで、やってくれましたよ…。21世紀最強の雨女の本領発揮。
だってね、数分前までかんかん照りに晴れてたのに、いきなり雨ですよ☆
何日も雨なんて降ってないのに、こんときだけ、ピンポイントで雨ですよ!
ほんと、最強☆(笑)

でも、まあ、21世紀最強の晴れ男のオレがついているせいもあって、お寺さんに着くころには雨も上がったんですが、今度はまたまたかんかん照りで、しかも雨上がりのかんかん照りだから、すごい湿気です。もう、サウナに入ってるみたいな…。一歩も歩きたくないどころか、立ち止まっていても汗が吹き出るような湿気。。。

なんか、前途多難です…。
しかし、艱難辛苦を乗り越えてですな、行った甲斐がありました。
表門までの生垣がビシッとしていて威厳があり、のっけから期待が持てます。
オレ、事前に調べてという努力をまったくしない人で、せいぜいが所在地と開門時間を調べるくらいなんですが、表門に辿り着くと、「関西花の寺第十三番」と書かれてあります。ということは、庭に咲き誇る花がキレイということですね。ラッキー☆

表門をくぐるとですね、いいかんじですよ。
禅寺だということが一発でわかる、よく手入れされた苔庭がひろがっています。その合間を縫うように、敷石。
あとで調べてみたら、やはり、律宗のお寺さんでした。紆余曲折を経て、鎌倉後期に唐招提寺から円覚さんがやって来て、復興したらしいです。
気になるのは、法金剛院という、一風変わった名前ですが…。

そこを抜けて、なかに入っていくとですな、ちょっと感動的な風景でしたよ。
池がある池泉廻遊式の庭で、禅寺には珍しいパターンですが、そんなことよりもなによりも目を奪われたのは、見わたすかぎりの蓮!
あの、巨大な葉っぱをしたがえた蓮が、鉢に入っているものから池に自生しているものまで、ものすごい数です!
そっかあ、蓮かぁ。
この、蓮のせいで、このお寺さんは、法金剛院と呼ぶんですね。
仏法における金剛というのは、極楽浄土のことですから。で、極楽浄土を代表する風景といえば、蓮ですから。

清楚で品があって、蓮の花というのは、ドキドキするくらいに美しいですね。
惜しむらくは、すでにピークを過ぎていて、大半の蓮の花が散ってしまっていて、蜂の巣みたいな実だけになっていたことですが、それでも壮観でした。

このお庭のおかげで、ご本尊さんのことなどすっかり忘れてしまいましたが、調べてみたら、阿弥陀如来さん。いや、見たんですけどね。たしかに、拝んだんですけれどもね(笑)

ま、仏像はともかく、ここはやっぱり、庭です、庭。
ほどよい大きさで、蓮だけじゃなくて紫陽花もあるし、紅葉もあるし、花菖蒲もあるし、ここは季節毎に堪能出来そうです。

惜しむらくは、庭を見わたせる縁側付きの経堂がないことですな。
昼寝が出来ません。。。。

今回は、このあと広隆寺や蚕の社にも行く予定でしたが、これにて打ち止め。
なにしろ外はサウナ風呂。。すでに法金剛院でお腹がいっぱいになったこともあり、特に広隆寺などは戦後最初の国宝指定を受けた弥勒菩薩半跏思惟像が祀られているところなので、気合いを入れていかねばなりません。
なので、そっちは次回。

このあと、JR京都駅に、チェコのアニメ展を観にいきました。
そっちはそっちで面白かったのですが、ま、そっちはatricotさんが日記に書くだろうから、彼女におまかせです。。

0 件のコメント: