2006年8月7日月曜日

フジロック 7月29日グリーンステージ狂躁編

昨日の夜は、新大阪で会議&講師。。
せっかくの淀川平成花火大会も、音だけがボンボン聞こえて、しかも火薬の匂いまで漂ってきてるのに、一切、見れませんでしたわ。。殺意を覚えたな。
この花火大会は、なんだかんだで第1回目から見続けてきていたんですが、その連続記録も今回で途切れました。なんか、フジロック以外のすべてを犠牲にしてるな、この夏は。

さてさて、気を取り直して、フジロックの続き☆

といっても、またしてもトラブル編ですわ~。

えーっと、木村氏のステージを、オレ、atricotさん、ジャイ子さんの3人で見ていたのですが、atricotさんとマイク&マーリンが、SONIC YOUTHのステージを見るために、グリーンステージ後方に構えた前線基地で待ち合わせをしていたのでした。
オレもSONIC YOUTHは見たいんですが、まずは木村氏のステージを最後まで見て、SONIC YOUTHは途中参加。
なので、atricotさんはひとり、木村氏のステージを泣く泣く切り上げて、前線基地に向かったのでした。

その後、オレとジャイ子さんは木村氏のステージを最後まで見て、オレはグリーンの前線基地へ、ジャイ子さんは荷物預かり所に荷物をとりに行くために、電気グルーブのステージがはじまるまえに前線基地で落ち合うことにして、一旦は別行動。

それにしても、ドシャブリの雨です。かわいいキウイがプリントされたオレの緑のオシャレなスニーカーなんて、すでに泥だらけですよ。合羽は着てるけれども、その下はTシャツ1枚。結構、寒いっす。
そんななか、グリーンの前線基地に戻ってきたら、SONIC YOUTHが素晴らしくソリッドなステージを展開しております。なんのギミックもないけれども、普通に演奏して、それだけで普通に素晴らしいステージになってますね。さすがSONIC YOUTH☆ 惚れてしまいますわ~。このバンドもよく考えたら25年くらいやってそうなかんじですが、一回もオレを裏切るようなアルバムはつくってないですな☆ いつだって、リアルな現実など突き抜けてしまうブルーズをやってます。サーストン・ムーア、VIVA!

そんな至福の瞬間にいるのにもかかわらず、ですよ。グリーン後方の巨大ゴミ捨て場の後ろにある我が前線基地に目を見遣ってみると、atricotさんがひとりでポツンと立っているではないですか!
なにをやっとるんかいな、と思いながら、そこまで行くと、マイク&マーリンとここで待ち合わせしてるのに、それに間に合うように木村氏のステージも途中で抜けて帰ってきたのに、誰も現れず、待ちぼうけを食らわされてる、と…。連絡もない、と。
またかよ。。。
SONIC YOUTHを3人で見るためにグリーンの基地に戻ってきて待ち合わせてるのに、誰も来ないから、この場所を離れることも出来ずに、肝心のSONIC YOUTHが見れず、ひとりたたずむatricotさん。
そうこうするうちに、マイクからメールが入りました。
「しんどくて休んでるから、遅れていきます」…。
はあ、しんどいんですか。でも、遅れてくるって、いつ来るの? いつ来るかわからん人のために、ライブも見れずに、ここで待ってろと? しかも、寒い!
なんだかなあ。。。
ちなみに、寒さ対策でatricotさんが用意していたフリースは、マイクが持っています。車のキーは、早朝にデジカメをなくしたマーリンが、車のなかを探すために持っています。
あのね、マイクがしんどくなったのは仕方がないとしても、待ち合わせの場所に来るのか来ないのかもわからない、来るのなら何時に来るのかもわからない、フリースも持っていかれたままだから、寒くてもどうにも出来ない、車のキーもないから、車に戻ることも出来ない…。しんどいのは仕方ないとしても、一緒にマーリンだっていてるし、これらのことはマーリンもすべて知ってること。
なのにね、なんの連絡もないんですよ。この人たち、atricotさんが困ることくらい、わからないんですかね? オレはさすがにこんなに人たちに自分の荷物を預けたりはしないから、長袖も自分で持ってました。だから、とりあえずは、それをatricotさんに着せて、ま、その場は収拾。

結局、SONIC YOUTHはまったく見れずで、連絡がついたのは電気グルーブのライブがはじまる直前でした。電気グルーブを見てるatricotさんを探して、フリースと車のキーを持っていく、と。。。バカじゃなかろうかね。電気グルーブのライブを何千人が見てると思ってるのか? そんななかで、どーやって探すんだ? もうね、なにを考えてるのかさっぱりわかりません。探す気があるとも思えません。しかも、そんなところまで持ってこれるのなら、しんどいのはいったいどうなったの?
バカバカしいので、フリースと車のキーをゴミ袋に入れて、前線基地に置いておいてもらうことにして、オレとatricotさんは電気グルーブを見るべく、グリーンの前のほうに行きましたですよ。
あーあ、バカバカしい。

バカバカしいといえば、電気グルーブほどバカバカしいグループもないですが、こっちのバカバカしさは大好きです☆
いやー、さすが電気! なんもかんも忘れて踊り狂えますね☆
君とキスキスキス~!なんてのっけからやってたし、『富士山』じゃ、お約束の瀧の被りもの☆
相変わらず、ピエール瀧はステージ上でウロウロするだけですが、誰がなんといっても、電気に瀧は必要不可欠ですね。あ、今回はたまに歌ってたし、レーザービーム使って遊んでたし、富士山の被りものもしたし、案外と仕事してましたよ、瀧☆ 褒めてやってください(笑)
オレ、ロック出身のクラブDJって、好きです。ダフトパンクしかり、スギウラムしかりですけど、ちゃんとベタな盛り上げをしてくれますよね。クールじゃなくて、変に熱いところがね、ロック出身のクラブDJですよね。そこがね、とっても好きなの。たぶん、オレという人間が下世話なんだからなんでしょうけれどもね。
それはそうと、卓球はえらくオッサンになってましたな☆ なんか、一発当てて小金を手にした中小企業の若い社長みたいな顔になってましたよ(笑) 少し太ったのかな。すっかり、ロックンローラーらしい風貌じゃなくなってましたね(笑) そこがまた電気らしくていいんですけど。
それにしても、アホなことばっかりやってた「人生」の時代から知ってるオレとしては、あんな連中が、グリーンみたいなメジャーどころがひしめきあう巨大ステージでライブをやってるのを見て、なんだか感慨深いものがありましたですよ。もっとも、ドイツあたりに行きゃ、もっとどでかいステージでプレイしてるんでしょうけれども。

ここでジャイ子さんと再合流☆
ジャイ子さんは湯川潮音ちゃんとかを見てから、電気を見にきてたそうです。オレだってね、中野茂&下山淳とか三代目魚武濱田成夫とか、UA&菊地成孔さんとかね、いろいろと細かくフォローしたかったんですけど、今回は電気☆ ほいで、このまま引き続き、レッチリ☆
結局ね、細かいのはあらかた諦めて、この日は、SONIC YOUTH→電気グルーブ→RED HOT CHILL PEPPERSという超豪華ラインナップで攻めることにしたのですよ。でも、これでよかったかも☆ ちまちました音じゃなくて、でっかい音の洪水を浴びて、狂ったように踊れましたから。うん、気持ちよかったですよ。

さあさあさあさあ、最後はレッチリ☆
atricot大好きなレッチリ。いやいや、オレだって大好きだし、大体、オレは彼らがまだ西海岸でフィッシュボーンあたりと一緒くたにされてたころから見てるんだから。
でも、レッチリのステージを見るのは…、それこそロサンゼルスのでっかいスタジアムで見て以来だから、もう10年どころじゃないもっとむかしの話。。
相変わらず、上手いですね~。ジャイ子さんが、レッチリの音はワールドカップや~ってご自身の日記に書かれてたんですけど、上手いこと言いますね。そのとおり。やっぱ、演奏の破壊力というか表現力というか、そういうものが、段違いですわ。あのでっかいグリーン・ステージをね、自分の庭のようにコントロールしてましたよ。
むかしの曲もたくさんやってたし、『カリフォルニケーション』じゃ大合唱ですよ。
まあ、でも、そんなことよりも、このバンドのキモは、やっぱ、ベースのフリーですよ☆
なんせ、電飾まみれの服着たりしてステージに登場する男ですからね。今回もわけのわからんペイントが施された出で立ちでね、ひと際異彩を放ってました♪ 相変わらず、なにをしでかすかわからん怪しさをプンプン漂わせてましたね。
こいつら、行儀よくないもんね。
フジロックって、ゴミの分別とかもキチンとみんなやってるし、列を抜かすやつもいてないし、みんな行儀がいいんです。それはとってもいいことだし、祝祭の空間には相応しい風景だと思うんですけど、なにかが違うんですよね。ヤバイ匂いが全然しないの。そんな匂いしなくていいし、そんな匂いを求めるのが時代錯誤もいいところだってことはよくわかってるんだけれども、でも、レッチリなんかを見てるとね、そのヤバさって、やっぱ必要なんじゃないの、と、オレなんかは思ってしまうのですよ。
ヒリヒリするような、なにか、ね。
レッチリを見ていて、そんなことを思いましたね。

そんなこんなで本日も終了。もう、全身ずぶぬれ、全身泥だらけですわ~。

そんな身体に鞭打って、前線基地撤収。マイク&マーリンはどこに行ったのか知りませんが、前線基地も放ったらかしになっていたので、結局は、オレたちが撤収。
野宿を決め込んでいたジャイ子さんをオレたちの車に誘って、3人でトボトボと駐車場まで歩いて帰りましたわ。
会場を出てから駐車場に向かうあいだ、魚沼産コシヒカリでつくったおにぎりと豚汁を売るお店を発見! それを晩ゴハンにして、駐車場の車のなかで食べました。
途中、コスモスが咲いていて、ビックリしたな。

んで、マーリン&マイクは車に戻って来ず。どこでなにをしているのかも、戻ってくるのかどうかもわからず。わからないけれども、車のドアを開けて寝るのも不用心なので、しっかりと鍵をかけて寝ましたわ。

あ、そーいえば、密室と化した車のなかで、atricotさんは、ブリッとおならを一発かまして、ジャイ子さんはビックリしてましたな☆
ま、オレにとっては、いつものことだけれども(笑)

こうして、フジロック2日目の夜は更けていくのでした。
3人で話し込んでたら、深夜3時半をまわってました。。。

あとは最終日、明日1日だけ☆ その最終日がね、楽しかったのですよ~。

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