2006年8月3日木曜日

フジロック 7月28日事故編

車がね、故障したのですよ。
着いて早々。
12時間走って、遥々やって来た苗場。
その無理がたたったのかと思いきや、どうやらそうでもなくて、これはもしかしたら整備不良というやつなのかもしれんのですけどね。
現地へ着く直前、ブレーキオイルの漏れを示すランプが、点灯しはじめたのでした。
ちなみに、車は、atricotさんのお父上の車。なので、atricotさんが、電話してお父上に確かめたところ、どうやらこのランプはちょっとしたはずみで点灯することが多く、まあ、放っておいても大丈夫だと。
一同、ほんまかいな?と思いながらも、持ち主の言うことなので、一応は信用して、そのままにしておったわけですよ。
そいで、現地到着。
みんな、やっとこの地に戻ってきた☆なんてはしゃいでますが、オレは初めてだし、第一、真っ暗でなにも見えないし、この駐車場がいくら会場から近いところにあるとはいっても、会場まで歩いて20分くらいはかかるような場所だから、当然会場が見えるわけでもなく、なんの感慨もありません(笑)

会場ではすでに前夜祭なるものもやっているのですが、オレはまだ眠いわ(笑)
ということで、翌朝からの大活躍に備えて、またしても寝ることに(笑) 夜ですからね(笑) この時点で、深夜2時をまわってますからね。年寄りは、寝る寝る。。
オレ、なんだかんだで、出発してからこの時点まで、寝るか食べるかしか、してません(笑)
ほいで、一応は、ブレーキオイルの件も心配ではあることだし、アスの朝一番でスタンドに行って、ガソリンを入れる傍らでブレーキオイルを見てもらおう、と。

んで、朝。やーっと、フジロック開幕の、朝☆
日はすっかり昇っていて、8時くらいに起きるつもりが、結局は10時くらいまで寝てたんじゃないかな?(笑) 開幕してるし! 駐車場、車ですっかり埋まってるし! 人、いっぱい歩いてるし!
こーしてる場合じゃありません!
携帯コンロでお湯湧かして、コーヒー飲んで(なぜか余裕☆)、とりあえずは、スタンドに向かわねば!

さあ、スタンドに着いたんですが、ここでですな、ブレーキオイルを見てもらったらですよ、漏れてる!
明らかに、漏れてる! これまでは路面が濡れていたり暗かったりでよくわからなかったんですが、スタンドでこの道30年みたいなオッサンが登場して、見てもらったら、見てもらうまでもなく、路面に、染みが!
しかも、よーく見ると、ブレーキオイルが通ってるゴムのチューブが、たぶん経年劣化なんでしょうが、一部が破裂寸前のところまで膨らみ切ってます! こわ~っ! 走行中に破裂してたら、ブレーキが一切利かなくなるところですよ!
この道30年選手みたいなオッサンが、こんなになってるチューブは見たことがない! よく、ここまで走ってこれたな!って。駐車場からスタンドまで5分の距離ですが、その距離を走ってきただけでも奇跡や!と。…いや、これで12時間、高速をぶっ飛ばしてきたんですけど。。。。

あーあ、着いて早々、車の修理の手配ですよ。
といっても、ここは苗場のど田舎。コンビニひとつないところです。
スタンドのオッサンに修理工場を紹介してもらって、電話してみたら、苗場から車で小1時間の湯沢ってところに、修理屋がいる、と。
とりあえず、そこに電話。でも、あたりまえなんだけれども、まずは見てみないとなにもわからない、値段も、修理の時間も、なんもわからん、と。部品がなけりゃ取り寄せになるし、部品によっては1週間以上かかるものもあるし、数時間で直るかもしれないし、見てみないことにはなにもわからん、と。まあ、あたりまえですな。しごく、真っ当なご回答。
でも、この時点で、先が見えない不安がいーっぱいあるんですよね。まず、車を基地&寝床代わりにする予定だったので、車をあずけっぱなしにすると、ねぐらがなくなります。さらに、フジロック最終日までに直ってくれないと、その翌日から仕事が待ってるオレは非常に困ります。さらに、すべてが上手くいって数時間で車が直ったとしても、いくらかかるかわからない修理代が発生します。みんな、そんなにお金を持ってきてないからなあ。アウトドアだから、カードだって持ってきてないし。
さらに、ですな、なんせ修理工場は湯沢ってところにあって、苗場に来るだけで小1時間。
ほいで、こっちは、ブレーキオイルのチューブが破裂寸前になってる状態で、さすがに小1時間走る勇気はありません。じゃ、引き取りにきてもらうというか、とりあえずすぐに直るもんかどうか見てもらって、それから修理をお願いするかどうか決めたいところなんですが、来てもらうだけでも7,500円て抜かしやがる。。たしかに、小1時間、レッカー引っぱってくるんやから、それくらいするのは仕方おまへんけど。。。

まあ、でも、ウダウダ言ってても仕方ないので、修理屋さんに来てもらうことにしました。
ほいで、次は、もしものときのねぐら確保。宿? どこもかしこも満室に決まってます。じゃ、レンタカー借りて寝るか。レンタカー屋は…、やっぱり、湯沢まで行かないと、ない。。。わかったわかった、なんでもかんでも、湯沢まで行かないとどうしようもないのね。
次に、ゼニですわ。オレは、少しは余裕がある程度の現金しか持ってきてないので(3日アウトドアなので、貴重品の携帯を極力抑えたのが裏目に出ましたわ)、いろいろ考えた結果、atricotさんのお父上にお願いして、atricotさんの口座にいくらか振り込んでもらうのが一番手っとり早いのではないか、と。
問題は、こんな田舎では都銀なんてないどころか、ATMが置いてあるコンビニすらないということですわ。んで、これも聞いてみると、湯沢に1軒、ATMのあるコンビニがある、と。また湯沢。いや、湯沢さまさまですわ。。
でも、これでいろんなことを想定しての準備は終わって、あとは修理屋さんのご来場とご回答を待つのみですわ。
ちなみに、この時点で、フジロック、とっくにはじまってます(笑) 一体全体、なんのために前日の昼間っから車を走らせてきたことか(笑) 雨も降ってくるし。。。

で、待つことやっぱり小1時間、やーっと修理屋さんが登場です。
でっかいレッカーで登場ですわ。
んで、問題のブレーキオイルのチューブを見るやいなや、うわっ!って叫んでました。こんなん見たことないって。。
そんなこと言われても、こっちもどーしようもないんですけどね(笑)
ただ、問題なのは、一部の部品は間違いなくあるけれども、解体してみないと損傷の度合いがわからず、それによっては部品を取り寄せないとダメなこともある、と。この時点でもまだはっきりせんのですかいな~。
しゃーない、持っていってくれ! 存分に解体して、直してくれ!
もうね、見積もりなしで、修理に出しましたよ(笑) 背に腹はかえられません。
ただね、この修理屋のおっさん、安請け合いをしなかったし、頑固なところがありそうで職人気質の持ち主に見えたので、たぶん、上手いことやってくれるんとちゃうかな、と、そんな勘が働いたんですよ。だから、この際、丸投げにしてしまおうと。

そういうことで、オレとatricotさんは修理屋さんのレッカーに同乗して、一路、修理工場へ。修理工場の近くに、ATMのあるコンビニがあるということなので。
んで、その間、マイク&マーリンは、まあ、適当に時間をつぶしておいてくれ、と。

こっからは、予想以上にトントン拍子にコトが進みましたな。
部品はすべて手持ちでまかなえる、夕方には修理が終わる、と。ATMから無事におカネを出すことも出来ました。まあ、その際に、ちょっとしたドタバタもあったんですが、それはまたのちほど。
費用も24,000円と、考えていたよりも安く済みました。
1万円上乗せしたら苗場まで納車してくれるらしいのですが、節約のために、バスに乗って引き取りにくることにしました。路線バスがね、走ってるのよ。山岳料金で片道650円もするけれども、1万円払うことを考えたら、全然ましでしょ。

ほいで、やーっとフジロックですよ! やーっと、オレのフジロックが開幕ですよ!
この時点で、楽しみにしていたクロマニヨンズ、サンディさん、サケロック、ブラックボトムブラスバンド、オーバーグラウンド・アンダーグラウンド、見れず。
オレにとってのフジ1発目は、ヘブンで、加藤登紀子。そう、お登紀さんですよ(笑)
フジロック生涯初のステージがお登紀さんて!(笑)

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