2007年3月5日月曜日

赤ちゃんポストをどう思いますか?


熊本市の慈恵病院が「赤ちゃんポスト」の構想を打ち出したのが、昨年末。
先だって、厚労省は、事実上、これを容認しました。今、熊本市が、これを容認するかどうかを検討しています。

オレがかかわっている教育委員会でもこの話題がチラと出ましたが、まーったく話がまとまりません。

当然のごとく賛否両論噴出してますが、どうなんですかね?

育児放棄を助長するのは間違いないだろうし、かといって、赤ん坊の生命を守るのは最優先だし。
それ以前に、安易に妊娠・出産する母親の教育を、という意見もあるし。

現実的に喫緊の問題となっていることへの対応策の是非と、中長期での問題の取り組みが、それこそダンゴ状態になって、百花繚乱、ありとあらゆる意見が噴出してます。

赤ちゃんポストの是非は、オレにはよくわかりません。
発案としてはすごく斬新だし、少なくとも、育児放棄を巡る問題を議論するきっかけにはなったな、くらいの、呑気な意見しか吐けそうにありません。
赤ちゃんポストの先進国ドイツでは、賛否両論ありながらも、すでに80ものゆりかごが設置されているとのことです。
でも、ヨーロッパにはカソリックの精神が息づいているし、それこそ、そうしたことを修道院が担ってきた歴史もあります。

ごめんなさい。ちゃんとした意見が、言えません。

ゆりかごは人目につきにくい病院の東側に扉をつくり、内部には適温に保たれた保育器を設置する。ここに赤ちゃんが置かれると、待機中の看護師のブザーが鳴って駆けつける。
扉の前と保育器には、母親に宛てて「秘密は必ず守る。とにかく病院を信じてまず相談を」という内容のお知らせと手紙も置く予定。母親が名乗り出て、自ら育てるか、親権放棄して里親に引き取ってもらうかを決めてもらう。これが大原則。名乗り出てくれない場合は、警察や市役所、児童相談所などと連絡を取ったうえで施設に引き渡す。

これが、仕組みの概要です。

オレは、縁あって、ネパールの貧村の子供たちの里親をやっています。
毎月いくらかのお金を送金し、毎月、日々の暮らしをしたためた手紙をもらっています。
この、里親制度とはずいぶんと違う印象もあります。

皆さんは、どう思われますか?
ご意見を、聞かせてください。



ドロレス・ケーン / Gray Funnel Line

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