2007年5月11日金曜日

『ナチョ・リブレ』


GW中の相方さんとの唯一のデートは、まったりと DVD鑑賞ですた。。。
戎橋のTSUTAYAはきっと大阪で一番デッカイと思うんですが、なんか、すごいことになってますな。DVDレンタルのフロアで、DVDプレイヤーまでレンタルしてましたよ。
オレと相方さんは、DVDプレイヤーを持ち歩いているときがあるので、これならレンタルしたほうが、全然ラクですわ。次からそうしようっと。

んで、なにを観たかといいますとですな、『ナチョ・リブレ』。
オモロかったですぜ、ダンナ。
というか、封切りのときに散々レビューを読んでるので、オモロいのは観るまえからわかってたんですけどね。

舞台はメキシコ。教会の修道院で育てられたダメ男・ナチョが、覆面レスラーとしてリングに上がり、修道院の孤児たちに美味いものを食べさせようと奮起する爆笑コメディですわ。
だから、ナチョはヒーローのはずなんですが、こいつがね、腹は出てるし、まあ味はかなりあるんですが、まーったくいけてない男でして。第一、どんくさいし(笑)
で、あろうことか、同僚の修道女に恋なんぞするから、話はややこしくなる一方で。。。

でも、
ドタバタ加減が楽しくて、笑えます。
しかもナチョは、ちょっと熱くて抜けてて、このキャラクターは憎めません。
脇を固める人たちもそれぞれいい味を出してました。
試合の最後で繰り出されるフライング・ジャンプ・アタックなんて、5mくらいは飛んでるし、マンガチックで笑えるんですよ。
んで、最後は、すべてが上手くいって、ハッピーエンドで終わる。ハート・ウォーミングなコメディ。
泣きあり笑いありの、なーんも考えんで楽しめる、いい映画ですわ。

ところで、孤児院出身で孤児を育てるために覆面レスラーになるといえば、どうしたって『タイガーマスク』を思い出します。
んで、ちょっと調べてみたら、この映画は実話が元になっていて、『タイガーマスク』も、じつは、その実話をもとにつくられたらしいですな。
でも、こっちはラテンだけあって、お笑いの要素がふんだんに入ってるわけです。
ラティーノの基本は、ライフ・イズ・パーティですからね☆
オレがブラジルで出会った80歳のタクシードライバーは、そりゃ教会に行ってるときはキリストのことを考えてるけど、それ以外は寝ても覚めてもサンバのことしか考えてない!と、言い切りましたからね。

ただ、アメリカ映画なので、スペイン語があまり使われてなかったのは、個人的に残念でしたな。
ちなみに、スペイン語でプロレスのことをルチャ・リブレといいますから、このタイトルの『ナチョ・リブレ』というのは、プロレスと主人公のナチョをかけてるわけです。
だいたい、ナチョって名前からして、わけわかりませんわ。きっと、ナシオって名前だったのが、太ってるもんだから、ナチョってあだ名にかわってるんだと思うんですけどね。スペイン語の場合、太ってると、~チョって、語尾変化しちゃいますから。

この映画の舞台になってるところは、きっと、メキシコのオアハカ。
オレ、行ったことあるんですよね。もうね、アメリカから行くと、一気にラテン的いい加減さに出会える場所で、かなりかなり気に入ってる場所ですね。
婦女子さんを口説くのに、バラの花とか持って片膝ついて、大げさな口説き文句を並べるのが、すんごく似合う場所(笑)

ところで、メキシコ・シティの安宿ペンション『アミーゴ』で管理人をしながらプロレスラーをしていた小林さん、今もルチャ・ドール(プロレスラー)として、ご活躍されているのかな?


さて、この映画、それこそファンクからマリアッチ(メキシコの歌謡曲ね)までゴッタ煮のBGMが流れるんですが、どれもこれもやたらとカッコよくて、タワレコ・サイトで調べてみたら、おったまげました。
ベックからカエターノ・ヴェローゾ、ロス・ロボス、エディ・サンティアゴまで、チカーノ&ラティーノ関係のとんでもないメンツがごっそり参加してるじゃないですか!


で、そんなかから、ミスター・ロコの曲があったので、そちらを。

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