2007年5月14日月曜日

謎の鍋屋に行く


13日は相方さんの誕生日でして、いろいろすったもんだあったんですが、ま、美味いもんでも食べましょうか!ということで、鍋、食べてました。

大快晴だし、なにもこの時期に鍋を食べることもないんですが、気になる店がありましてですな、せっかくだから行ってみよう、と。

もう、数年前から気になってるお店なんですけどね。
なんかね、そもそもが、とても飲食店に見えないような外観の建物が、梅田は東通り商店街という歓楽街の外れにあるんですよ。

きっと、もともとは病院ではなかろうか?という外観。写真のような外観なのですよね。
んで、店先に、メニューというか、病院だったら「○○科」とか書いてあるような看板があるじゃないですか。ちょうどそれが書いてある場所に、「白鍋1800円 赤鍋1800円 アサヒ550円」と、それだけが書かれておりまして、白鍋? 赤鍋? それはなんやねん!と言いたくなるような、ぶっきらぼうさで。

んで、店名が「暁」。暁って…。

しかもこの外観でしょ。客を拒絶しているというか、どうにもこうにも入りにくい雰囲気でしてね。
窓を通して中がまるで見えないから全然わかんないんですが、でも、夜にそのお店の外を通ると、なんやしらんけど、いいかんじで盛り上がってるような雰囲気が伝わってくるんですよね。
でも、唯一の窓は擦りガラスで、しかも鉄柵がはまっているという…。

そんなかんじで、数年前から謎のお店でして、今回、謎を解くべく行ってみよう!と。

店のまえに到着してですな、思い切ってドアを開けると、いきなり、建物全体がひとつの見渡せるフロアになっていて、しかも、畳敷き。
ドア開けたら土間の玄関で、そこで靴脱いで、目のまえの畳敷きのフロアにあがったら、座卓が8卓くらい、でーんと並べてあるんですね。一角だけ厨房。

すんげえ不思議な空間です。
それこそ、病院の待合室に無理矢理畳を敷いて、その畳のうえに、座卓を等間隔に並べてみました!みたいなかんじで…。

ほいでメニューを出されてようやくわかったんですが、ここの鍋は日向赤鶏を使った鶏鍋で、そのままだと白鍋、これに唐辛子ミソを入れて四川風にしたのが、赤鍋。なーるほどね☆

相方さん、辛いのは好きだけれども全然強くないので、そんなに辛くない程度に赤鍋をつくってもらいました。

いやいや、美味い鍋でしたね。
鶏がね、美味い☆ 身がしまっていて味が濃くて、地鶏を食べているようなかんじですわ。その鶏でつくったツクネが、これまた味の濃いツクネでして、ちょっと他ではないような。
野菜は定番ものばっかりでしたが、最後に注文した麺が、味のつけてある麺で、そのまま食べてもいけそうなくらいの美味さで。
辛さを抑えてもらったから、鶏の美味さが堪能出来ましたですよ。
ちょっと野趣をかんじる癖があるんだけれども、それが特長ですかね。それがオッケーだと、この鍋はかなりいけます。

だから、アタリでしたね。
アタリもなにも、店内の壁は、有名人の色紙で埋まってましたわ。100枚近く飾ってあったんじゃなかろうか。
店員さんが、バイトばっかりのかんじですが、これまたちゃんと教育されていて、すべてのテーブルに結構目を配らせていて、皿が空くと、すぐに引いてましたね。

そんなお店。
長年の謎が解けて、ホッとしたのでした。
んで、この日記を書くのにネットで調べてみたら、やっぱり、この建物はもともとが病院でした。。



相方さんの誕生日なので、最近、相方さんがお気に入りのSAKE ROCKでも。
オレなんかは、SAKE ROCKと聞くと、同名のニューオリンズの古いバンドを思い出しますが…。日本のSAKE ROCKは、間違いなく、そこからバンド名をパクってるはずです。

本日の1枚:

SAKE ROCK / 『慰安旅行』

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