2007年9月14日金曜日

マニュアルもいいけどさ

午前中、それほど親しくはないのだけれども、お客さんが新しいカフェをオープンさせたので、近くまできたこともあって、立ち寄ったのでした。カフェといっても、チェーン店ですけどね。

「いらっしゃいませ~!」
「何名さまでしょうか?」
「お好きな席にどうぞ!」
「ご注文が決まりましたら、お呼びください~!」

なんやしらん、やたらと元気です。

「ごゆっくりどうぞ~!」

これで、マニュアル・トークが勢揃いしたでしょうか?(笑)

丁寧な物腰と物言いは元気もあるし完璧なんですけど、なーんか気になるんですよね。第一、元気なはずが、どちらかというと、うるさくて煩わしく聞こえてしまいます。。
ほいで、店の片隅では、幹部か店長かそれらしき人が、熱心に若手というかバイトくんを指導してるんですよ。だから、活気には溢れてるんですけれどもね。

そのうち、わかりました。
この人たち、笑顔で話してるんですけど、相手の顔を全然見てないですわ。
そーいえば、オレが店に入ったときも、誰ひとりとして、オレの顔を見て話した人はいませんでしたわ。

コーヒーを飲んで、おもむろに立ち上がりました。
すかさず、あちらこちらから、「ありがとうございました~!」の声。
なかなか鋭い観察力ではあるんですが、そこまで目を走らせてるのなら、相手の顔を見て言いなさい(笑)

ダメ押しの、
「またお越し下さいませ~!」
の声に押されて、オレは店を出たのでした。
もちろん、顔も見ず(笑)


店を出てからですな、店先に、オープンのお祝いの花がいっぱい並んでいたので、よさげなのを見つくろって、摘んでました。
そしたら、だ。

「なにをするんですか!」
と、さっきまで元気にマニュアル・トークをこなしていたバイトくんが、血相を変えて出てきます。

ん? 花を摘んでいるのだが…。

と、言いますと、
「勝手に花を抜かないでください。そんなん、泥棒じゃないですか!」
と。

いやいや、ちょっと待ちなされ。
オープンの花というのは、お客さんや通りすがりの人が勝手に持って帰るものなのだよ。そうすることで、この先お客さんがいっぱいになって、ご近所からも歓迎されるものなのだよ、と、説明してあげても…、

「そんなん知りません。とにかく、勝手に持って帰らないでください! 花は当店のものですから!」

マニュアルにあるまじきセリフやと思うんですが、このときばかりは、オレの顔を見て、喋ってましたな(笑)
これ以上詰まらん話もするのもしんどいので、そのまま諦めて帰りましたけれどもね。

マニュアルもいいけどさ、もちょっと接客に心を込めてくれんとね、次に行く気もしませんな。
マニュアルもいいけどさ、もちょっと飲食文化の常識を教えておいてもらわんとね、素人さんやないんやからさ。




最後に宣伝。
相方さんが講師をしているカルチャーセンターのニット教室で、指編みの講座をやります。
場所は、京都のジャスコ洛南です。興味のある方は、行ったってください。
写真のポスター2枚は、15分くらいでつくらされました(笑)


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