2007年9月17日月曜日

瀬田の志じみ丼




仕事で、滋賀県は瀬田に行ってました。

大阪からだと遠いですね。JRで京都まで行って、そっから岐阜の大垣行きに乗り換えて、トータル1時間。関西は電車に乗るとわりと短時間でどこへでも行けてしまうので、1時間も電車に乗ってると、遠くまで来た!ってかんじになります。door to doorの1時間じゃなくて、電車に乗ってる時間が1時間ね。
まあ、電車で爆睡して、ここよりも遠いところまで行ってしまって帰れなくなった楽しい人が、オレの周りにはいらっしゃいますが(笑)

琵琶湖がすぐ近くでね、ほいで、琵琶湖に注ぐ瀬田川なんて気持ちのいい川も流れているところです。

琵琶湖は、開発が進んでいるとはいえ、今でも自然の恵みが豊富なところなので、なんか美味いもん食べたいなあ、なんて淡い期待を抱きながら、仕事に向かったのでした。お寺さん巡りをしている時間は残念ながらないので、せめて、美味いもんだけでも(笑)

と思って、うろうろしていたら、いい店を見つけました。
いいかんじでさびれたふうの、軽食屋さんなのか喫茶店なのか、微妙なお店。
こういう店がね、オレは好きだったりします。
大阪じゃあんまり見かけなくなったけれども、たいていは、おしゃべりの好きなオバァがいて、オレは、そういうオバァとくだんない話をして時間を過ごすのがね、大好きです。
オサレなカフェはね、ホッコリ出来る会話がないから、あんまり好きじゃないの。

今日は暑いですね~。
ほんまにね~。暑かったら扇風機つけてね、引っぱってもろたらいいし。

「志じみ丼」というのに、惹かれましたな。
そうそう、琵琶湖の瀬田のシジミは美味いのよね。肉厚でね。それにさ、シジミを、「志じみ」と書くところがいいじゃないですか。
瀬田のシジミは夏でも冬でも美味いから、「四時美」と書く場合もあるんですが、それよりも、「志じみ」と書くほうが、柔らかくていいな。
オサレなカフェじゃなくて、オバァのいるお店って、こういう遊びがあるからね、いいんですよ。
オレの行きつけの漬けもの屋さんのオバァは、「ウド」を「独活」って書きますからね。読めんし! 風もないのに自分から動いているように見えるので、「独活」って書くらしいのですけれどもね。

さて、志じみ丼。
時雨煮にされたシジミがゴハンのうえに乗っかって出てくるのかと思いきや、これは不意を突かれました。
蓋を開けてみると、いきなり、錦糸卵と紅生姜。
薄い醤油味でしてね。炊き込みゴハンになってますね。
ちなみに、時雨煮は小鉢になって丼の横についてきました。
丼と小鉢と、シジミ尽くしで、なんか得した気分☆
最近、お疲れ気味の身体に優しい味ですな。
滋味って、こういう味ですな。

なんか美味いもんないかなあ、って、ぶらぶら歩いて見つけただけのものなんだけれども、この志じみ丼を食べていたとき、不思議とというか、ちゃんと、身体が求めてるものを選んで食べてるなあ、と、思ったもんでした。

メシ食ってるときに写真を撮ることは滅多にないんですが、今日は珍しくパチリ。たまには、ね。



そんなわけで、今日はニール・ヤングの滋味サイドを(笑)


本日の1枚:
『Heart of Gold』
Neil Young

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