2007年12月24日月曜日

ギター少年


昨日、仕事で移動中、少年が道端でエレキ・ギターを弾いているのを見かけました。
弾き語りでもバンドでもなく、立って、ひたすらエレキ・ギターを弾いていましたな。路上でなんだかんだとやっている人たちはたくさん見かけるけれども、これはなかなか珍しい光景。

コピーなんだけれども、めっちゃ上手い。
クラッシュの曲を延々とやっていて、ふ〜ん、と思っていたら、あっ!と気がついた。たしか、ジョー・ストラマーの命日なんじゃないか? そう思ってあとで調べてみたら、やっぱり、ジョー・ストラマーが亡くなった日でした。12月22日だけどね。

見ている人は、オレひとりでね。でも、そんなことはまったく意に介さずに、寒い冬空のしたで、彼はずっと弾き続けていました。
お客さんのためでもない。自分の音楽を売り込むためでもない。もちろんおカネを入れる箱なんて置いてない。
ただ、大好きなアーティストのことだけを思いながら弾いているのが、伝わってきて、かなり新鮮だったですね。

こんな気持ち、あったなあ、と思ったです。
歌詞をノートにただ書き写したり、アルバムの感想をただひたすら友だちに話して聞かせたり、そうしないといてもたってもいられないような気持ち。
書いていた走り書きだらけのノートや徹夜で話し込んだこととかを、つい、思い出してしまいましたわ。

不意打ちのクリスマス・プレゼントをもらったみたいな気分。

この少年は、これからなにかを見つけるんだろうか?
オレは、いっぱい見つけたぞ。


本日の1枚:
『London Calling』
Joe Strummer & The Pogues

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