2007年12月27日木曜日

世界最長寿企業

世界で一番の長寿企業って、どこの国の会社かご存知ですか?

じつは大阪にありましてですね。
金剛組、という会社ですねん。

お寺さんや神社の建築を手がける、宮大工の会社です。
創業578年、飛鳥時代の創業! 大化の改新よりもまだ古いの時代ですよ!
聖徳太子の発注を受けて、大阪の四天王寺の建設にあたった会社なんだとか。
聖徳太子が顧客だったって、おい!(笑)
現在は株式会社ですが、ちなみに株式組織にしたのは、昨年(笑)
社史とか編纂したら、どんだけ分厚いものが出来るんでしょうかね。。。

今、クリエイター仲間と工場見学ツアーを企画してまして、来春から実行に移します☆

んで、第1弾が、ここ。
第1弾に相応しいでしょ♪

日本には、どういうわけか長寿企業が多いです。

1400年以上も続いている金剛組はダントツで最長寿ですが、200年以上で調べてみると、
アジアだと、中国に9社、台湾に7社、インドに3社。
ヨーロッパでは、ドイツに800社、オランダに200社。
アメリカは14社。まあ、アメリカの場合は建国してから歴史が浅いですから、これは仕方がないことですが。
翻って、日本には200年以上続いている企業が3000社あるらしいです。
桁が、全然違いますな。
大体、今現在、会社の平均寿命って、たしか15年くらいです。それを考えると、200年以上も続いてるってだけで、とんでもないことですな。たとえそれがヤミ金であっても、尊敬してしまいそうです(笑)

なーんでこんなにもたくさんの長寿企業が日本にはたくさんあるのかというと、モノの本によりますとですな、まず、内戦が少なかったことと、侵略されたことがないのが主たる原因ではないか、と。
日本で唯一の内戦というと、室町末期の応仁の乱と戦国時代ですが、それとて1400年代半ばの出来事ですから、600年もまえのこと。

いろいろ調べていたら、こんな会社もありました。
1560年創業、岐阜の鋳造会社「ナベヤ」
思いっきり戦国時代の創業ですが、最初は鎧兜をつくっていたんだとか。織田信長の鎧をつくっていたらしいです。
ここも、社史とか編纂したら、とんでもないものになりそうですな(笑)


オレが稀に行く京都は南禅寺の料亭「瓢亭」は、1600年頃の創業です。料理屋さんとしては、これまた世界最長寿でしょうね。はっきり言って、吉兆なんざ、瓢亭に比べたら新参者ですから。


長寿企業にモノヅクリの会社が多いってのがね、オレたちクリエイターの心をくすぐるんですよ〜。
年が明けたら、まずは金剛組に行って、いろいろとお話をうかがってきま〜す。

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