2006年4月4日火曜日

水上カフェ、晴れのち曇り

オレの地元の日本一長い商店街である天神橋筋商店街を南に突っ切ると、ドン突きに川があるんですが、その川縁は桜並木になっていて、今、川にフロートを浮かべて水上カフェなるものがオープンしてます。桜の季節限定らしいので、2〜3週間くらいの営業だと思うんですけどね。

土曜日に、そこに行ってきました。雨降る直前で曇ってたりもしてましたけど、暖かかったので、なかなかな時間を満喫してきました。

大阪は水の都と呼ばれておりますが、汚いし、そうそう川の近くで仕事してるわけでもないので、じっくりと川縁で風を受けることもありません。だから、余計に気持ちよかった。

川縁に浮かんでるフロートまで即席の渡しを渡って、店に入ります。入るといっても、完全オープンカフェですけどね。
2〜3人席のソファが6脚、それと2人用のイス&テーブルのセット5〜6セット。ソファは全席川のほうを向いていて、向こう岸の桜並木が一望出来るって寸法です。その向こうは無粋なビル群ですが、大阪市内のど真ん中で、これ以上のロケーションを望んじゃいけません。

フロートの上なので、微妙に揺れてます。ほんのわずかの、気付くか気付かないかの揺れ。それがまた風情があってよろしい。

ただ、ですな、
よかったのはここまで。
少しは期待して行っただけに、がっかりしたところも多かったんですよね〜。

まず、ソファ席がすべて空いているのにもかかわらず、すべて予約席の札が立てられてる。
仮設のカフェですよ、電話番号なんてどこで調べるのかもわからないような店なのに、ソファ席のみすべて予約って…。
ちなみに、この店は大阪21世紀協会なる公益法人が運営してるんですが、この協会自体が、大阪市、大阪府、関西経済連合会、大阪商工会議所を中心に構成されている団体。なので、偉いさんがコネを使って予約を捩じ込んでるんですよ、おそらくね。

で、飲食ですが、ビールの銘柄をチェックし忘れたので(飲まないからさ)、なんとも言えないのですが、どーもサントリー・プロデュースの匂いがプンプンするんですよ(笑)店のつくりとか、店員の制服のセンスとか、どーもサントリーの仮設店舗で見かけるものに似ているんですよね。なので、接客は、ちゃんとしてます。
まあ、それはいいんです。
パスタ関係、パン関係、ビールとソフトドリンク各種ってかんじで、それなりに充実してはいるんですが、どれも、新幹線のホームで売られているものよりもワンランク落ちるかんじ。しっかりとしたものを食べるってかんじじゃないです。夜も営業してるんですけどね。
あとは、品のいいクラシックが流れてるんですが、ボリュームが大きすぎ。静かに本を読みながら、とか、会話を楽しみながら、にしては、ちょっと大きすぎます。あちこちにスピーカーがあるのも、問題なんですけどね。

まあ、でも、桜もしっかり楽しめたし、カフェだと割り切ると、それなりに楽しめます。
話のネタに一回行っとくのもいいかも、ですね。
今月の10日まで営業してます〜。
えーっと、場所は天満橋の北東川縁です。


で、ここで風を受けながらなごんでたら、佐野元春の「水上バスに乗って」って歌を思い出しました。軽快な小品で、結構好きです。
だから、カフェを出てから、水上バスに乗って、次の仕事先へ行きました。



佐野元春 / 『約束の橋』

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