2006年4月3日月曜日

「今年もぼちぼち店を開けます。気が向いたらお越し下さい」

ハガキ、というかDMというか、とにかくそのようなものが届きました。
おそらく何百枚と用意してるんだろうけれども、手書きです。

今年もボチボチ店を開けます。
気が向いたらおこしくださいませ。

いろいろと私事にわたることが書いてあって、文面の後半は、これです。

オバァがやってる、十三の鉄板焼き屋です。
毎年、12月から3月までは休むんですよ。で、休んで、温泉三昧。
なんと不遜な商売か!と、思わないでもないのですが、このオバァは、ずーっとこのペースなのよ。

鉄板焼きといっても、まず、メニューがない。
今日はなにがあるの?と聞くと、これとこれとこれ、って答えてくれます。もしくは、カウンターに並んでるネタを見て、今日のメニューをこちらで推測する、と。
しかもですな、注文をすんなり聞いてくれない。

松阪牛、焼いてよ〜。
これは高いからダメ。もっとエラくなってから食べなさい!
えーっ! じゃ、こっちのシシトウ。塩で食べる。。
そんなしょぼくれたもん食べな! ふろふきにブタ入れたげるし、卵も落としたげるから、それにしなさい! そっちのほうが美味しいから!

そんなかんじ。
なんやしらんが、自分の注文が通ったためしはなく、いつもいつも、オバァの気の向くままに食べさせられるのですよ。
でも、ぼったくるわけでもなく、なんやしらんが、いつも安い。1000円とか1500円とか、そんなの。しかも、美味い。
なので、行ってしまうんですよね。

で、今年もオバァが店を開ける季節がやってきました。
また、行かなければ!
そう、行きたい、というよりも、行かなければ、ってかんじなんです。
で、しばらくは、温泉旅行の写真ばっかり見せられます。
オレが働いているあいだに温泉三昧で遊んでた人の写真を見せられ、自慢話を聞かされるのよ〜。
なんか、理不尽…。

長いこと生きてると、いろんなわけのわからんしがらみが出来ますな…。



そうそう、オバァは、オレが聴かせたウルフルズがお気に入りで、そればっかり店で流してます。
でも、自分で買うわけじゃなくて、いつもオレが焼いてあげるの。
なので、今年に出た新譜は持っていないはずなので、またオレが持参です。




ウルフルズ / 『泣けてくる』

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