2006年6月4日日曜日

アホですな

あの、和田ナントカという画家のオッサンは、なんですか?(笑)
安倍なつみでさえ、自分の盗作がバレたときには、一応は謝罪をしたってのに、このオッサンは66歳にもなってんのに、謝罪するどころか、わけのわかんないイイワケばっかしてますね。かなり、笑わせてくれます☆ 誰が見たって、盗作だろーが、あんなもん(笑) 往生際が悪いというか厚顔無恥にもほどがあるってもんです。

「これらの作品はスギ氏との共同制作です。コラボレーションです」
って、あーた、当のスギ氏が否定しているうえに、訴えないでくれって手紙まで出してんでしょ(笑)

「これは誰かが私をワナにはめようとしてるんです。誰かの陰謀です」
って、あーた、ゴルゴ13ですか?(笑)

安田火災東郷青児美術館大賞の作品も、スギ氏の作品のパクリだってことがバレちゃっいましたね。全体の構図から、ひとりひとりの人物から、色使いにいたるまで、まるで、コピー機でコピーしたみたいにソックリじゃないの(笑)
ま、安田火災といえば、バブル時代に無節操に絵画を買いまくって、オークションで鼻つまみ者にされてたところですよね。どこもかしこも、なに考えてるんでしょうか?(笑)

ほいでですな、こんな、誰が見ても盗作としか思えんような代物を、擁護してらっしゃる勇気ある方がいらっしゃる(笑)

作家の森村誠一。
「2人の作品を比べると、たしかに図柄なんかは似てますけどね、色彩とかですね、空間の取り方とかね、まったく違いますよね。これはね、盗作問題ではないですね」
って、あーた、それは無理がありすぎるでしょうが(笑)
まあ、でも、この盗作画家は森村誠一の著作の装丁や挿画なんかを手がけているから、擁護せざるを得ないんですかね。公式サイト(http://www.morimuraseiichi.com/)でも擁護してるし、ツーショットの写真が何枚も☆

ちょっと調べてみたら、いろいろありますよ☆

「何でも鑑定団」の永井画廊がHPに掲載して褒めまくっていた盗作画家の絵を撤去したとか、ね。
政治家の綿貫民輔の肖像画を描いてる、とか。

そもそも、なんでこんな盗作がまかり通るのか。なんで芸術奨励賞なんかが受賞出来ちゃうのか。理由は簡単。審査員はだいたい芸大の先輩です。そいつらがお互いに後輩を誉めあって賞をあげるんでしょ。そして権威づけしてあげるわけでしょ。そうすると絵画の値段が上がって、先輩に足向けられなくなる。一種の徒弟制度ですから、先輩が推薦した作品にいちゃもんなんかつけられないんでしょ。絵画の世界は実力の世界ではなく、徒弟の世界ですからね。

それはそうとですね、今、あちこちのニュースで言われてるのが、盗作とわかってしまった以上、価値が暴落するから買った人はたまりませんね、っての。
どっか狂ってますよね。
もう、完全に、市場原理の話になっちゃってる。絵画=投機の対象だってことが前提で話が進んでます。

芸術は、自分の感性に突き刺さってくるものを所有したいと思う人が買うものなのであって、持ってると将来値段が上がりそうだから買う、なんて考えで買った人は、値が上がる可能性があるなら下がる可能性もあるのだから、自業自得だと思ってください(笑) あるいは、自らの鑑定眼を恥じてください。

ここまで大胆に盗作するか?って話もありますが、もう、コピーしたのか!って言いたくなるような盗作って、結構あります。
オレはむかし、とんかつのKYKの会社案内パンフレットのコンペに参加して、見事に落選したんですが、後日、オレがコンペに持ち込んだ企画がそっくりそのままパンフレットになってました。そっくりそのままですよ。激怒して、裁判しましたけどね。もちろん、勝訴して、損害金せしめたことがあります。
風俗業には、無名のコピーライターが書いた素晴らしいコピーがあります。「脱がない、舐めない、触らせない」ってやつで、風俗嬢向けの求人広告に使われてるコピーなんですが、その手の雑誌を開いてみると、このコピー、あらゆるお店の求人広告に使われてますよ。盗作もへったくれも、そんな意識すらないです。
まだありますね。もう廃刊になっちゃいましたが、エルマガジン社から出ていた関西発の音楽雑誌『トーキン・ロック』は、『ロッキンオン・ジャパン』をモロにパクってましたね。レイアウトから書体から写真の撮りかたからインタビューの切り込みかたまで!もう、関西版ロッキンオン・ジャパンか?ってほどで。

みんな、プライドはないのか?
自分にしか出来ないオリジナルのものを生み出したいから、モノヅクリの人はみんな、モノヅクリをするんでしょうが。
それをね、おカネに負けてどーする!
いや、おカネとプライドは、本当はぶつからないんです。短期的な儲け話とプライドがぶるかるだけで、本当は、ロングのスパンで考えたら、プライドとおカネは仲よく共存出来るんです。
どーしてそれがわからんのか。。

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