2006年6月26日月曜日

懐かしのジャーマン・プログレを堪能後、爆睡(超マニアック)





マニュエル・ゴッチングが4月に行なった富士山麓でのレイブの模様を収めたDVDを鑑賞。いやー、行きたかったな。

ジャーマン・プログレの話です。
えー、誰もついて来れんと思われるほどマニアックな話になるので、覚悟してください(笑)

マニュエル・ゴッチング。
プログレ・マニアにはお馴染みのギタリストでして、東京タワーの蝋人形館には、なぜかこの人の等身大蝋人形が展示されております。はっきり言って、非っ常ーにマニアックなところでしか名を知られてないんですけど…(笑)

そのお方がですね、今年の4月に9年ぶりに来日してですね、富士山の麓にひろがるふもとっぱらというキャンプ場で野外レイブを行なったんですわ。

一応、プログレに馴染みのない人に説明するとですな…、
ゴッチングは、1970年、3人編成のアシュ・ラ・テンベルというバンドを結成。当時としてはとびっきりサイケデリックな演奏劇を繰り広げていたバンドでして…、いや、オレだってリアルタイムじゃ知らないですけどね。でも、若いころは、脳みそがとろっとろになるまでアルバムを聴きまくってました。

73年に発表されたアルバム『ジョイン・イン』では、LSD研究の第一人者であったディモシー・リアリーを迎え、メンバー全員がLSDを服用してスタジオに入り、アシッド・セッションを敢行。結果、アルバムは壮絶かつフリー・インプロイゼーションなサイケ・ロックになったんですが、セッション後、メンバーのヘルムート・エンゲが発狂→再起不能になってバンドを脱退してしまったというエピソードを持つバンドです(笑)
まあ、こういう逸話を生むくらいに無謀な探究心に彼らの活動が支えられていたってことです。日本で彼らと張り合えるのは、ボア一味とヤン富田くらいじゃないですかね。とにかく、壮絶なアシッド・トリップです。

70年前後に活躍したアーティストって、もう、LSD全盛ですよね。闇雲にLSDを信じていた節すらあります。
ジャニス・ジョプリンはライナーノーツの紙にサッカリンを染み込ませたアルバムを発表するし、ビートルズは「ストロベリー・フィールズ」だし、ストーンズもドアーズもオノ・ヨーコも、みんなLSDとなんらかのかかわりがあったんじゃないですかね。

ゴッチング自身は、今もまだまだ現役で活動を続けてるし、84年発表の『E2-E4』なんて、その筋のサンプリングやカヴァーの草狩り場みたいになってますね。つまり、それだけリスペクトされてるってこと。
ただ、なかなか来日してくれない。まあ、来日したくても、そんなに需要もないんでしょうけれども(笑)

でも、ふもとっぱらでのレイブは、DVDで観るだけでも、至福の体験が堪能出来るレイブだったみたいで。本当に行きたかったなぁ。いや、来日してたことすら知らなかったんですけどね(笑)

21時過ぎにはじまったレイブでは、ノートPC、キーボード、ギターという形態で、頭の曲は珠玉の『サン・レイン』。天上まで一気に持っていく彼岸系フレーズが延々と反復するこの曲で、数小節鳴り響いた時点で、若いオーディエンスが絶叫していました。異常です(笑) その後は、枯山水のようなプログレ的世界に引きずり込むゴッチングと、はやるオーディエンスとのあいだの駆け引きが約2時間。途中から、オレは寝てしまいました(笑)

今度、バンド形態で来日するようなことがあれば、絶対に行きます☆




マニュエル・ゴッチング / 『E2-E4』





ワールドカップ日記:
ドイツvsスウェーデン=2-0
ドイツのサッカーもブンデスリーガも普段から特に注目して見ているわけではないので、バラックもクローゼも、今大会で久しぶりに観てます。どっちも、前回大会よりも数段パワーアップしてますね。前回大会ではひ弱が目立ったんですけど、4年経って、そういうところは払拭されてるかんじ。日本が成長するよりももっと速いスピードで、サッカー先進国は成長しているような気がします。スウェーデンは、ラーションはともかくとしても、イブラヒモビッチの体調不良がやっぱ響いたんですかね。輝きを放ったシーンが、1、2回程度しかなかったです。ドイツに勝ってほしいとはあまり思わないんですけど、なんか、調子を上げてきましたね。ホスト国だし、ホスト国に相応しいすごい応援だし、ドイツ、案外といいところまで行きそうな予感を感じましたわ。

メキシコvsアルゼンチン=2-1
コンフェデのときもそうだったけれども、メキシコは今、要注目のチームですね。そのメキシコが、あのアルゼンチン相手にどこまでのゲームが出来るかが、このゲームの見どころでした。そして、このゲーム、主導権はわずかにメキシコが握っていたように思います。それだけでも驚きです。あのアルゼンチン相手に、互角、あるいはそれ以上だったですね。お互いが長所を消しあう展開で、盛り上がりに欠けるゲームではありましたが、それでも見応えのあるゲームでした。最後にはアルゼンチンが勝ち越しを決めたけど、それがサッカーだ!としか言いようのない結果。
それにしても、両チームのパスの精度、スピード、トラップの精度、瞬間の判断の速さ、最後まで走りきれる体力…、こういうのを見ていると、日本はまだまだだなあと思わずにはいられませんでしたね。

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