2006年6月28日水曜日

なぜ、フルメイクなんですか?





昨日の深夜、例によってワールドカップを観ていたわけです。
イタリアvsオーストラリア戦
この試合がねえ、それはそれは…、あ、これについてはいつものごとく、日記下段のワールドカップ日記にまわします。

んで、試合が終了した直後、速報が飛び込んできました。
渋谷の池田ゆう子クリニックの娘さんの誘拐事件の犯人が捕まったって速報でしたね。

報道協定敷いてたから、初耳のいきなり話で、ほえ〜ってなったんですが、まあ、テレビに出まくってカネ持ってるのアピールしまくってた母子ですから、そら狙われるわなぁ、などと、まったくの他人事のように、その速報を聞いておりましたです。

そんなことより、そのあとのウクライナvsスイス戦のほうに頭は行ってるし…、あ、これについても、日記下段のワールドカップ日記で。

連日連夜、ワールドカップで朝の6時、7時ですよ。
そっから、寝ぼけ眼で「特ダネ」とか見て…、

早速、やってましたね、誘拐事件のニュース。
すでに、母子で会見やってるじゃないですか。
会見といっても、渋谷署のまえで立ったままの囲み取材。

んで、この娘さん、26日の正午すぎに拉致されて、27日の未明に無事に保護されて、犯人も逮捕されて、んで、朝の8時には母子揃って会見。

たぶん、保護されてから、なにか差し入れでももらって、ひと息ついて、警察からは事情聴取も受けて、出てきたところを記者に囲まれて会見、だったと思うんですよ。
そのわりには、結構、しっかりしたメイクしてましたね。表情はさすがに暗かったけれども、ばっちりフルメイクじゃないですか。女子大生でしょ? なんのプロなんだ?(笑)
保護されてから、それだけ心に余裕が出来てきてたってこと? それとも、有名美容医師の母の助言か?
こうでないとカネは儲からんのだな、と、妙な関心をしてしまったのでした。

知り合いの宴会コンパニオンさんがいるんですが、彼女、プライベートで飲んでて、どんだけ酔っぱらってても、ある時間、すっくと席を立って、トイレに行って、メイクを直してました。本人は、そのことをまったく覚えていないというから、無意識の所為。

それもそれで、すごいな、と。

近ごろオレの周辺は、気がつけば、メイクに関心のない婦女子さんが増えてきているような気がするんですが、最近、どーなんでしょうね?







ワールドカップ日記:
イタリアvsオーストラリア=1-0
いやー、イタリアのイタリアによるイタリアのためのサッカーを見せつけられました。世界のどこにも真似の出来ない、イタリアとしか言いようのないサッカーでしたね。
イタリアって、1-0という最少得点(最小限の労力)で勝つことに美学を見出すチームなんですが、それにしても…。
オースオラリアのヒディンクという監督は、劣勢になってから、守備を犠牲にして攻撃的な選手を投入し、圧倒的な攻撃力の勢いで持って最後には勝ってしまう、というサッカーをしてくる監督です。日本も、それにまんまとやられました。
イタリアは、そのことを踏まえたうえで試合をしてましたね。
オーストラリアに攻めさせるんだけど、とにかく守る。絶えず集中を切らさず、粘っこくひつこく丁寧に、守る。だから、前・後半通じて、スコアはまったく動かずの、0-0のまま。こうなると、延長を視野に入れないとダメなので、ヒディンクは得意の攻撃カードを切りづらいですね。ここでイタリアが先制点でも入れようものなら、とにかく勝つしかないのがトーナメントなので、ヒディンクは、迷わず攻撃カードを切ったでしょう。でも、試合は動かないし、延長のことも考えないとダメだから、カードはまだ切れない。
イタリアが、勝負に出たのは、後半のロスタイムに入ってからですよ。こんとき、初めて、チーム全体が連動して、チーム一丸で点をとりにいく!という動きになりました。それで、ものの見事にPKを誘って、きっちり決めて、ロスタイムも3分過ぎた後半48分、先制点。ヒディンクにカードを切らせるタイミングを、わたしませんでしたね。
普通、どんなチームでも、早い時間帯に先制点をほしい。早い時間に先制点を取ったほうが圧倒的に有利なのが、現代サッカーですから。もちろん、イタリアだって、早い時間帯に先制点はほしい。でも、それをすると自分たちのペースで試合を進められないから、我慢して我慢して、最後の最後に、ゴールのチャンスをつくったんです。こんな芸当、どこのチームも出来ませんよ。ほんと、とんでもない試合でした。
ヒディンクには申し訳ないが、こればっかりは、オーストラリアは負けるべくして負けましたね。

ウクライナvsスイス=0-0(PK)
ウクライナは、グループリーグの初戦を見たときに、いくらシェフチェンコがいてるといっても、決勝トーナメントに行けるチームじゃないなと思ってました。それが、あれよあれよという間に決勝トーナメント進出。それでも、この試合は、スイスの堅守に阻まれるだろうと思ってました。スイスは守備がいいし、カウンターもダイナミックなので、ビッグネームのいない地味なチームだけど、いいところまで行くと思ってました。で、順調に、その特長を発揮して勝ち進んできました。
でも、この試合は、お互いがお互いの長所を消しあう試合になってしまって、まあ、退屈と言えば退屈な試合でしたね。延長に入っても、消耗戦以上のことにはならなかったし。
で、今大会初のPK戦。いやー、まさかスイスの選手が3人もPK外すなんてね。PKの練習をやってなかったんじゃないかとすら思いました。
それにしても…、スイスは、結局、グループリーグから通じて、全試合で無失点ですよ。無失点かつ、負けなし(PK戦は、引き分けと記録されます。 PK戦の勝者は、試合の勝者ではなくて、トーナメントの次に進める資格を得ただけの存在になります)で、ドイツを去ることになってしまいましたよ。長いことワールドカップを観てきたけれども、こんなの初めて。スイスは悔しいでしょうね。でも、仕方がない。これがサッカーです。

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