2006年6月24日土曜日

悔しいですね





日本のワールドカップが終わってしまい、まだ放心しているオレ。
今日は、気持ちの整理がつかないまま、ボーッと仕事をしてました。

冷静に考えてみれば、
グループリーグの組み合わせが発表されたときから、厳しいグループに入ったと思っていたし、オーストラリアに2点差をつけられて敗れたときには、絶体絶命と思っていたけれども、
それでもなあ…、
あらためて、厳しい現実を突きつけられたかんじです。

たかだかサッカーの勝ち負けで仕事に影響を与えるほど感情を左右されるなよ、と、思う人は多いのかもしれません。
でもね、
サッカーっていうのは、そういう魔力があるんですよ。
とりつかれてしまうと、悪女につかまったような、不思議な魔力があるんです。

まだ、ボーッとしてます。
おかげで、他のゲームも、録画はしてあるけれども、まだ観れてません。

初出場だったフランス大会のときもそうだったけれども、今回も、かなりかなり悔しいです。
負けたから悔しいんじゃない。
限界まで力を出したと思えないから、悔しいんです。

オーストラリア戦で1点目を取られてからこっち、ブラジル戦で2点目を取られてからこっち、ディフェンスはパニックになり、集中が落ちましたね。やがて、足も止まりました。
技術はね、あります。まちがいなく、あります。
そりゃ、ブラジルと比べると粗が目立つけど、ブラジルの技術は世界でも群を抜いているので、そこと比べるとダメだけど、他とだったら、それほど劣っているわけじゃない。
でも、ミスが多い。
ミスが多いのは、集中していないからです。ひとつひとつのプレーをおろそかにしているからです。
そして、攻める勇気が足りない。
結局のところ、精神力です。
スポーツに根性だとか気合だとかを持ち出すのは好きじゃないけれども、最後の最後でモノを言うのは、根性だとか気合だとか覚悟だとか誇りだとか、そういうものであることもまた事実で。

今大会、
初出場だったアフリカ勢の多くは、やはりグループリーグでほとんどが敗退しました。
でも、観る人に、強烈なインパクトを与えました。コートジボワール、アンゴラ、ガーナ、中米のトリニダード・トバゴ…、どこも、負けたけれども、おっ!と思わせるゲームをしました。
逆に、日本、サウジアラビア、イラン、エクアドル、セルビア・モンテネグロは、まったくインパクトを与えることなく、ドイツを去ることになってしまいました。その国らしいサッカーを披露することもなく、可能性を感じさせることもなく、一点のシミも残さず、ドイツを去ることになってしまいました。
それが、なによりも悔しい。
日本は、世界にサプライズを与えるだけの実力があるだけに、それが出来なかったことが悔しいんです。負けたことよりもなによりも、それが悔しいです。

これ以上ない決定機でシュートを外してしまうのも、技術じゃなくて、精神力の問題です。
ディフェンスがパニックになるのも、後半で中盤の足が止まってしまうのも、負けているのに勝負に行かずに後ろでボールまわししてるのも、もしかしたらコンディションを万全に持ってこれないことも、どの角度から突き詰めてみても、結局は、メンタルなところに行き着いてしまいます。

南アフリカ大会に向けての次の4年間、日本の課題は、強い精神力を持つことが出来るかどうか、です。
この大会での惨敗を糧にしなければ、未来はありません。

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