2006年4月30日日曜日

鴨川空中キャンプ☆





昨日、前日の月末追い込み徹夜をこなして、そのまま午前・午後と残務整理のような仕事をこなし…、夕方、京都行きの電車に飛び乗りましたよ。

めざすは、鴨川。
そう、昨日は、鴨川空中キャンプなのでした☆

マイミクさんのアッコさんが中心になって、フィッシュマンズ好きが集まって、不フィッシュマンズの音楽を流しながら、京都でフィッシュマンズが一番似合うであろう鴨川で、飲み、食い、聴き、奏で、喋り…、ま、川縁で宴会です。

宴会自体は昼からやってたんですが、オレと彼女の仕事の都合上、2人の参加は夕暮れどき。でも、いーんです。フィッシュマンズは夕暮れどきにも似合いますから。

それにしても、ゆらりさんは相変わらずだるまさんみたいにデンと座ってグイグイやってるし、初めてお会いしたアッコさんは楽しいし、なんのストレスもない、ゆる〜い空気が流れていて、まさにフィッシュマンズ!ってかんじでした。

やっぱ、鴨川とフィッシュマンズって、黄金の組み合わせです。
頭ん中では、ずーっと、『ウォーキン・イン・ザ・リズム』が鳴ってましたな。

アッコさんと彼氏さん、初対面だったのにもかかわらず、お2人の力関係が垣間見れて、オレはほくそ笑んでました。
みっちゃんにゆらりさんの家での振る舞いなどをお聞きして、これまたほくそ笑んでおりました。

あー、でも、オレらのことも、みっちゃんやアッコさんに根掘り葉掘り聞かれて、
あとで、酒の肴にされてるでしょうな。。。


この連休、まるまる休みって日はないけれども、さすがに、普段よりはゆる〜いかんじで仕事してます。マトモな時間に寝て、マトモな時間に起きてます。外にも出かける予定です。

日記も、少しペースダウンです。(なんだかんだで、4月は日記、皆勤でしたよ…。笑。)




Fishmans / 土曜日の夜

2006年4月29日土曜日

「をぐら屋」のご主人、黄綬褒章受章おめでとうございます☆





今年春の褒章受章者の発表がありました。

いろんな業界団体から仕事を受けている関係上、毎年春と秋の褒章受章者に、仕事関係の方が受章されることが多いので、この時期、発表を注意深く見ています。すでに内定していることが多いので、仕事上で受章予定者がいらっしゃれば、すでにオレの耳にも入っているんですが、もしも、ってこともありますからね。
知らなかった、では、シャレにならない場合もありますから。

でも、今年の春は、仕事関係で受章される方、なし。
新聞発表の名簿を隅から隅まで見たけれども、なし。

と思ったらですな、
仕事とは全然関係ないのですが、大阪戎橋筋の「をぐら屋」のご主人が、なんと、黄綬褒章を受章されてるではないですか!
ここのおぼろ昆布が美味しくて、ときどき買うんです。
勢い余って、むかしに取材までさせてもらって、それ以来、ご主人とは懇意にさせていただいてます。

黄綬は、たしか、職人さんが受章される褒章です。
おぼろ昆布って、極薄の昆布を酢に浸して、包丁でさらに極薄に削るんですよね。
昆布の見極め、酢に浸す時間の見極め、包丁で削る技術、どれをとっても、1年や2年でマスター出来る技術ではないそうです。
ご主人は、当年御年71歳。まだ上手くなりたいし、まだ上手くなれると思ってらっしゃいます。
とてつもない職人魂です。
願わくばオレも、と、思いたいところですが、そのまえに打ちのめされます。

すごいです。
ほんまもんの職人さんに接するたびに、溜め息が出ます。
褒章をいただけるまでの高みに達した技術を習得することもさることながら、それでもまだ向上しようとする姿勢に、オレも!と思うよりも先に、打ちのめされます。

今日は、本当に久しぶりに、「をぐら屋」のご主人が好きだったビートルズなんぞを聴いております。

2006年4月28日金曜日

'72 春一番





フジロックがはじまるずーっとむかし、70年代から続いている大阪のフェス『春一番』の音源がボックスで出るんですと。なんと、10枚組!
今までにもアルバムは出ているんですが、抜粋に抜粋を重ねた1枚なので、聴きたい演奏の9割方はカットされていたんですよ。それが、完全版で出るんです! 暴挙ですね! 誰が買うのか(笑) イヤ、オレが買いますけど(笑)

CD化されるのは、72年の『第2回春一番』です。24組89曲の収録に加えて、130ページのブックレット付きですよ。
第1回は関西勢だけの参加だったけれども、第2回目以降からは東京のバンドも招聘して、はっぴいえんどなんかも参加してるんですよね。はっぴいえんどのライブ音源なんてそんなにないから、もう、それだけで買いです☆

『春一番』は、1969年にアメリカで開催されたフェス、ウッドストックに影響を受けて、大阪で開催されたものです。プロデューサーの福岡風太が頑張ったんですよね。
最初は、71年、天王寺野外音楽堂で第1回目開催。出演依頼から広報までを手弁当でやっていて、商売の臭いのあまりしないフェスで、その伝統が今も受け継がれていますね。そこがね、いいんです。まあ、福岡風太がプロデューサーをやってるかぎり、商業臭はまず表にでないでしょうけどね。なんといっても、70年代フォークの残党なんで(笑)

天王寺野外音楽堂時代は79年に中断、場所を服部緑地の野外音楽堂に移して、95年に復活。それ以降は、毎年GWに開催されています。
オレは以前、服部緑地の隣に住んでいたので、そのときは、ふらっと聴きにいったもんです。そういう、ふらっと行ける気楽さが、これまたいいんですよね。前売りとか買わなくても、当日に思い立ってふらっと行ったって、絶対に入れるし。

その『春一番』も、じつは、昨年で第20回目を迎えたのを機に、終わるはずだったんです。
それを耳にしたときは、ああひとつの時代が終わったんだなあ、と思ったものですが、なんとなんと復活! やっぱり、次もやるんですと。

去年、高田渡が亡くなりましたね。『春一番』の主要メンバーであった高田渡の訃報に接して、プロデューサーの福岡風太が、やっぱ続ける!ってなったらしいです。
高田渡の歌を誰かが歌い継いでいかないと…、ってことらしいです。そういう牧歌的な願望は好きじゃないんですが、それはそれとして、出演メンツがいつもいいし、お気楽に行けるフェスだし、続いてくれるのはなによりです。

それにしても72年の完全版ボックス。
はちみつぱい、はっぴいえんど、あがた森魚、遠藤賢司、シバ、ごまのはえ、高田渡、武蔵野タンポポ団、なぎら健壱、乱魔堂、…、涎が出そうなメンツが揃ってます。

2006年4月27日木曜日

なにもない場所の素敵な民宿

昨年、夏の盛り、9月の初めだったと思うんですが、京都の山奥、花背というところにある民宿に、彼女と2人で行きました。

山奥といっても、京都市左京区。
ご存知ない方も多いでしょうから説明しますとですね、京都市左京区というところは


京都の地図が手元にある人は広げてみてほしいんですが、京都市左京区のエリアの広さといったら、尋常じゃありません。
南は下鴨神社のあるところですが、ここははっきりいって京都市中、都会です。
これがですね、北へ北へとグングングングン伸びているんですよ。京都の奥座敷として紹介される鞍馬や大原なんて、まだ左京区の中間ぐらいの位置です。そっからね、山を越え野を越え、いくつかの名の知れない集落を越えてなお、まだ左京区です。

そんな左京区のどん詰まり、花背という場所にある民宿に、去年の9月に彼女と行ったのでした。
これがねえ、ほんまにここは京都市なのか?と言いたくなるほどに、すごいところにあるのですよ。
まず、京都の市中、出町柳から1日に2本しか出ていないバスに乗って約2時間かかります。途中からは通りは山道めいてくるんですけどね。それでも、京都市左京区(笑)
しかも、目的の民宿はそこにあるのではなくて、そこから迎えの車に乗ってさらに山ん中を30分ほど走ったところにあります。それでも、京都市左京区(笑)
もう、なんにもないところでね。山と川と畑があるだけの、隠れ山里みたいなところです。完全に、林間学校の舞台みたいなところですから。それでも、京都市左京区(笑)
京都府○○市大字小字じゃないですから。あくまで、京都市左京区(笑)
地図を見ていただきたいのですが、とても京都市左京区の地図とは思えません。でも、ここはまぎれもなく、京都市左京区(笑)

でもね、いいんですよ、ここが。
途中、バス停前にあった家の姓が「杜若」(かきつばた)。だからか、バス停の名前も「杜若」。平安時代の惟喬親王お手植えと伝えられるカキツバタが、この敷地内にあるのだとか。
だから、かなりむかしから開けている山里で、神社もあったりするんですが、、まあ、それだけのことで、あとはなんもない。
山と川と畑しかないです。
都会育ちのオレや彼女にとっては、なんにもないところというのは、住めといわれたら退屈で逃げ出すだろうけれども、遊びにいくのには、たまらなくいいところです。
村上春樹の『ノルウェイの森』の舞台になったところらしいので、いち時期はどっと若い女性客が訪れたらしいのですが、今はそんなこともなく、人の気配すらありません。

民宿がまたいいところで。
老夫婦で営んでおられるんですが、接客がすごく気持ちいい。
オバァは丁寧に接してくれるんですが、オジィは、隣近所の旧知の間柄みたいな、なんの気取りもなく接してきます。この2人のバランスを上手く説明出来ないで歯がゆいんですが、家に帰ってきたようでもあり、でも要所要所はきっちりとお客さん扱いしてくれるような、とっても心地いいんです。接し方の距離感がね、とても心地いいんですよ。

部屋もいいんです。
代々、庄屋さんだったところがそのまま残っている家で(江戸時代末期の建物ですと!)、もちろん茅葺き。欄間には、由緒正しき槍なんかが飾られています。
オレと彼女が泊まったときはお客さんが少なかったこともあって、続きの2間を独占させてもらいました。
部屋の前は縁側を挟んでよく手入れされた苔庭です。で、その向こうは山影を配した見事な借景ですよ。それ以外になにもないから、虫の音しか聞こえません。

ずーっと、その縁側で寝そべってましたね。
たまに、川に遊びにいったり。。

食事は、鶏鍋です。裏庭の小屋でオジィが飼育されている地鶏で、しめたばっかりのものが供されます。ササミやレバーの刺身が出されて、それから鍋。
シャモを思わせる引き締まった肉質で、肉自体に野生の風味があります。高級な焼き鳥屋なんかで出てくる、出来かけの卵も。

暗くなれば、TVもないし、携帯も通じないし、やることなどなにもありません。いや、明るいうちでもやることなんてなにひとつないんですけどね。
ジーッという虫の音と、蚊取り線香の匂いが部屋に漂っているきりです。
ふと、小学校の林間学校が思い出されます。頭のなかが田舎の空気のようにスキッと澄み切ったかんじになって、寝つけません。眠れなくて苦痛、というわけではなくて、そうやって冴えた頭で山里の夜の音を聴いている状態が、とても心地いいんです。

翌朝も、オバァが摘んできた山菜の天ぷら。
シャキッとしますね。

部屋には、宿泊客が思い思いに感じたことを書き綴ったノートが置かれているんですが、日本中からいろんな人が来ています。そして、みんな、また今度来たい!って。連泊される人も多いみたいです。

じつは、ずいぶん前にここを知り合いに紹介したんですが、つい先日、夫婦で行ってきたとのこと。
まだ寒かったので、夜はオジィが豆タンのアンカを用意してくれて、そういうのを見たのも初めてだったから、なにもかもが新鮮でよかったとのこと。

その話を聞いて、またオレも行きたくなってきました。
今年、もっといい季節になったら、もっかい彼女と行こうと決めた、今日のオレなのでした。

民宿ダン林。TEL.075-748-2113
1泊1人9000円。安いです。


こんな場所では、音楽は無用です。

2006年4月26日水曜日

カネ貸しを巡る、2、3の考察





アイフルのCM、見事にテレビから消えちゃってるらしいですね。
いや、テレビ自体をほとんど観ないので、また聞きなんですけど。

でも、テレビって、これまでにさんざんアイフルの広告で稼いでたのに、手のひらを返したように、個人に高利でカネを貸すという仕事にはなんの社会的意義もない、なんてコメントを、良識派文化人と称する人たちにニュースで喋らせてますな。手のひら返しはメディアの常套手段なので、今さらいちいち驚いたりはしませんが。
でも、なんかね、金貸しに対する職業差別を感じます。
だって、なんの社会的意義もない、なんて、テレビで他の職業に向かって言ったら、許されないと思いますよ。
それじゃあ、銀行はどうなるんだ?
まあ、銀行はいろんなかたちでオブラートに包まれてるけれども、他の貸金業は露骨だから、こういう問題が起こったときには古い感覚が出ちゃうんでしょうね。

金貸しに対する差別って、むかしからありますね。
イスラム教は金貸して利子をとることを禁じているし、じつは利子をとることはキリスト教でもむかしは禁止されてました。キリスト教徒が出来ないから、金融はユダヤ教徒の専売特許になったわけで。

日本では、武士道がありましたね。
侍階級の人間は、おカネに触れずに生活していたのだから、武士たちは、おカネに触れる人たちを卑しい人間として、蔑視していた。その感覚が、現代まで連綿と続いているわけです。
けど、戦国時代の武将たちは、カネの力で乱世を凌いでいったわけで、それはどうなるんでしょうかね?
織田信長なんて、旗印は永楽銭じゃないですか。
そういう現代だって、とっくに、カネが幅を利かせている時代なわけで。
オレだって、カネカネカネと、血眼になってますよ。

一方で、おカネは汚いもの、という感覚は、人間に根源的にありますな。
フロイトは、おカネは排泄物だと言ってます。
ま、おカネを使う快感というのは、浪費癖のある人を持ち出すまでもなく、誰にだってありますからね。

むかしは、金貸し、という、ある種の差別的表現がちゃんと使われてました。
差別的表現を隠さないことで、じつはフェアに人と人とが向き合っていました。
でも、今みたいに、言葉を置き換えて、サラリーマン金融と呼ぶことによって、職業差別はしてませんよ、って見せながら、今回みたいなことがあると一気に差別意識が出ちゃう。
そこが好きじゃないんです。
それだったら、普段から「高利貸し」と呼べよ、と。
業界人(ヤミ金の連中ですが。笑。)と話をすると、サラ金も侮蔑的表現らしいです。
むかし、サラ金地獄が社会問題化して、苦労して業務改善して、そのイメージを払拭してきたのに、と恨み節を言います。
でも、消費者金融って言葉は、わかりそうで意味がよくわかんない言葉ですね。

話があっちにいったりこっちにいったりして、とっ散らかった日記になってますが…。

今回のアイフルの業務停止命令は、
景気回復のためにはネコにもシャクシにもカネを貸せ!派の竹中経済財政政策担当大臣と、サラ金業者のテレビCMばっかりで不愉快だ派の与謝野金融担当大臣のケンカに巻き込まれたんだと思いますよ。

なぜか。
業務停止はGW明けの5月8日からですからね。
稼ぎどきのGWは営業させてやるから、稼いでから自粛しなはれ、と、落としどころが絶妙すぎます。

ホリエモンのときも思ったけれども、国策捜査の匂いを感じるものが、最近は多すぎます。


RCのキヨシローはむかし、
『この世は金さ』『金もうけのために生れたんじゃないぜ』『言論の自由』という曲を、1枚のアルバムのなかに並べて収めてました。鋭いですね。



RCサクセション / 『いいことばかりはありゃしない』

2006年4月25日火曜日

『歌はなんのために〜カンパニー・ジョリモーム路上コンサート』





昨日と今日、仕事でDVDを観まくっているのですが、いいのがありました。

『歌はなんのために〜カンパニー・ジョリモーム路上コンサート』
原題、『joliemone』
いいです、これ。

「もっといい世界を願うことは、悲しいことでもつまらないことでもない。共産主義なのかアナーキストなのか、ちょっと自分たちでも定義しにくいが、そういうものの根っこをわらってほしい」(カンパニー・ジョリモームのアコーディオン奏者)

わかります。
よーくわかります。革命歌や労働歌を聴くオレだとて、その立ち位置・姿勢を、完全に定義する言葉など持ち得ないからです。しかし、歌い継がれるべき強い唄というのは確実にあるわけで、それは、民とともにあり続ける唄、土から立ち上る、けっしてどんなに強い圧力をもってしても消し去ることの出来ない憤怒の詩であるからです。
オレはそういう歌を聴いてきたし、これからもまた、ひたすら聴くでしょう。そういう大切な曲が、オレには、少なからずあります。
2004年6月6日、土曜日の昼、パリ5区のムフタール通りで音楽パフォーマンスを披露するのは、ブレヒト作品やパリ・コミューンを題材にした戯曲など、一貫して抵抗や連帯をテーマにした芝居・音楽を演じる「カンパニー・ジョリモーム」です。
ここで取り上げている映像作品は、映画『人間らしく生きよう〜国労冬物語』の上映のために渡仏していたビデオプレスのスタッフが、パリの劇団「カンパニー・ジョリモーム」の大道芸を撮影してきたものです。

労働者、移民、失業者、路上生活者などなど、仲間たちが抗議活動を起こす際、デモやストライキ、集会の際、その盛り上げ役として、カンパニー・ジョリモームは登場します。
本作のなかでも見られるジョリモームの赤旗は、今やデモの名物らしく、彼らは党派にこだわらず、さまざまな闘いと連帯しています。左を象徴する赤旗、ではないのですね。また、この作品は、そうした党派性、政治性を、巧妙に拭い去るかたちで編集されています。
完全に演奏シーンのみを編集した短篇音楽ドキュメンタリー作品なのですが、ありがたいことに日本語の歌詞対訳がテロップで流れるために、この20分間に凝縮してある豊穣なメッセージは、観る者の心を強く揺さぶります。
収録曲は、『インターナショナル』や『ワルシャワ労働歌』などの革命歌の替え唄、マクドナルドを糾弾する『マクドのマック・ストライキ』や、や「9・11」が浮上させた世界を歌い込む『すべてがうまくいっていたのに!』などのオリジナル曲。電気による増幅なしで充分に迫力ある演奏を披露してくれてます。
イヤ、すごいな。
路上のライブで鍛えると、人の地声はここまでデカくなれるんですね。その、見本みたいな声。

足止めを食らう道ゆく人々、最前列でリズムをとる子供たち、笑いを隠さない老人たちなどなど、聴衆のさりげない有り様、底抜けの笑顔、あたたかい拍手は、ライブやコンサートというよりも、祭のそれです。

しかし、祭は政にも通じています。

本作中、『名前を明かさず』という曲のなかで、カンパニー・ジョリモームの女性の歌い手が、不屈の「名もなき彼女(=永久革命)」を讃え、固有名詞を連呼する、圧倒的なシーンがあります。以下に歌詞をそのまま引きます。

「戦艦ポチョムキンの水兵たちのために。弾圧された評議会の平和主義者。クラオン(塹壕戦)の謀反兵。サッコとバンゼッティ。ローザ・ルクセンブルグと K・リープクネヒト。1936年のスト参加者。オビエドの炭坑夫。スペイン内戦の義勇兵。アナーキストの勇気を讃えて。レジスタンスの兵士。マヌシアンと二十二人の仲間達。レジスタンスの外国人闘士。シャロンヌ駅で踏み倒されたデモ隊。1961年10月17日、セーヌ川に投げ込まれたアルジェリア人。ビクトル・ハラ。1968年の900万人のスト参加者。チェ・ゲバラとその仲間。リバプールの港湾労働者。ソウルの労働者。米国の経済政策に苦しむキューバ人民の為に。チュニジア人民。モロッコ人民。クルド人。トルコの囚人。アルジェリア人民とカビールの仲間たちのために。アフガン人民。アルゼンチン人民。旧ユーゴ人民。チェチェン人民。南北のコリア人民。ルワンダとスーダン人民。シエラ・レオネ人民。サラウィの民。ブラジルの土地なし農民。ジンバブエの農民。チアパスのインディオ。ムミア・アブ・ジャマル。レオナール・ペルチエ。合州国の牢獄で処刑された無実の囚人のために。ナタリー・メニゴと仲間の政治犯。サン・パピエ。路上生活者。失業者の闘いのために。ロマの人々。セザレ・バッティスティ。コート・ジボワール人民。コンゴ、そしてハイチの人民。イラク人民。パレスチナ人民。そしてイスラエルの平和主義者。……その数はまだあまりにも足りないけれども!」

歌というものは、強くて、タフで、激烈で、底なしですね。
歌や音楽はつねに反戦や平和や弱者の幸福を願っている側にある、との考えに、オレは組しません。
戦前のスウィング・ジャズがそうであったように、行進曲がそうであったように、歌や音楽は、これまでにいくらでも戦争に、独裁者に加担してきましたから。

でも、一方で、民、草から音楽が離れていったことは、ついぞなかったように思います。
そういう音楽を、オレは愛しています。


残念なのは、この20分足らずのDVD作品の発売が、まだ決まっていないことです。

2006年4月24日月曜日

フィギュア熱、再燃





チョコエッグのおまけ、覚えてますか?
むかし、あれにハマったんですよ〜。
世界の動物だの日本の動物だの海の動物だの、いやー、集めましたね。
大人買い、してましたから。
ごそっと30個まとめ買いとか、ね(笑)
シークレットのアイテムも全部揃えて。
パソコンのモニターの上に並べたり、トイレの棚に飾ったり、もう、いたるところ、海洋堂の動物フィギュアがあちこちに。
ちなみに、チョコ自体は、1個くらいしか食べてません(笑)
ヤフオクに出品こそしなかったけれど、自分が持ってるものの市場価格を調べて、一人ほくそ笑んでました。
全種類持っていて、これ全部だといくらくらいになるのかなぁ、なんて、ホリエモンじゃないけれど、時価総額をチェックしてましたよ(笑)

それが、5年くらい前の話ですかね。
最後は飽きちゃって、全部、姪っ子にあげちゃいました。
蒐集癖はあるんですが、全部集まっちゃうと、情熱が失せて、どうでもよくなるんですよ。どんどん、物欲がなくなってきてますから。。

去年、ガチャガチャが流行ったころには、SMのフィギュアがあることを知って、これはかなり探しまわったんですが、結局、どこもかしこも在庫切れで、断念しました。たしか、エロポンだったかな。
江戸時代あたりの折檻をテーマにしてるんですが、タライのなかに緊縛された和装の婦女子さんが大ダコに責められている「活大蛸開脚吸盤責め乃図」とか、リアルなんだかシュールなんだかよくわからないシチュエーションのものが、いろいろとあったんですよ。なぜか、責め師の雨情さんのフィギュアもあって、なんか、異様にマニア心をそそられましたわ。シリーズ化されて、今でも新作が出てるみたいですが、手に入るのなら、今からでも集めたいです☆

去年は、atricotさんが、仏像フィギュアなるものを発見してですね、その頃は仏像にハマってたもんだから、そのフィギュアを全部譲り受けましたわ。
今でも、玄関には、大日如来さんだとか韋駄天さんだとかが鎮座しておます(笑)

それでですな、
最近、またまたオレの心をヒットするフィギュアが登場したのですよ。
サントリーのウーロン茶についてるやつで、「中国宮廷料理満漢全席フィギュアコレクション」全13種(笑)
なぜか、海洋堂がこんなものにまで手を出してるんですが、んで、動物シリーズほどのリアリティは感じられんのですが、なぜか、オレの心を突き刺しました(笑)
・フカヒレとナマコのスープ
・蒸し野菜のあんかけ
・焼きネギとナマコの醤油煮
・フカヒレの孔雀姿煮
・ヒラコノシロの姿煮
・大エビのチリソース煮
・鳩のパリパリ皮丸焼き
・うさぎ型の蒸し餃子
・エンドウ豆と羊羹とインゲン豆の包み焼き
・杏仁豆腐
・給仕の女性
・烏龍茶

写真は、焼きネギとナマコの醤油煮。食ったことありません(笑)
さあ、全部集めますぞ☆
でも、烏龍茶のペットボトルなんで、さすがに大人買いはしません(笑)

2006年4月23日日曜日

騒音オバサンが帰ってくる





奈良の平群町の騒音おばさん、実刑懲役1年☆
軽い判決なのか重い判決なのか、さっぱりわかりません(笑)
そりゃそーだ、前例、ないもんな。

でも、未決勾留日数250日が含まれるんで、あと100日強?

でも、即日控訴したっていうから、このままだと拘置所止まりで刑務所まで行かないんじゃないか?

出てきたら、また、あの家に戻るんでしょ。
戻ってから、近隣住民の方はたまりませんな。
おなじ町内にオレの知り合いが住んでるんですが、実際、戦々兢々としてるらしいですよ。
もっかい騒音をまき散らされたら再び地獄だし、大人しくしてたらしてたで、不気味すぎますよ。

あのおばさん、リズム感はいいんですけどね(笑)
怒鳴り声がサンプリングされて、テクノのトラックのネタにされてたのは、鈴木宗男以来の、もはや音楽サイトの定番ですね。
ま、オレにとっては他人事なので、楽しませてもらってます(笑)

ストーカーの判決みたいに、そっから立ち退け、みたいな判決は出せないんですかね?



むかし、ルーリードが、本人は音楽だ!と言い張りましたが、実態は、ただのノイズが延々とLP2枚組4面分。そんなアルバムをつくって、レコード会社との契約を切られました。。
最近また、ルー・リードのアルバムを引っぱり出して聴いてるんですが、これだけは願い下げです。
なんで買ったんだろか?



Lou Reed / A Walk on The Wildside

2006年4月22日土曜日

悪いことしてバチが当たって…

道で100円玉、拾いました。
もちろん、タバコ代の足しにしました(爆)

夕方、
夜のぶんのタバコを買いに、自販機に500円玉を入れました。
270円のタバコを1個。
釣り銭、230円。
のはずが、270円を自販機に入れたつもりになっていて、釣り銭をとり忘れました。
気付いたときには、電車で12駅分離れてました。

悪いことをするとバチが当たりますな(笑)

2006年4月21日金曜日

ひと味違う調味料





NIKKEI プラス1に載ってた記事。

ひと味違う便利な調味料。
パッと加えるだけでしっかりした味が出せるひと味違う調味料を、料理の専門家らにアンケートとってました。

1位「出汁醤油・麺つゆ」
2位「ナンプラー・魚醤」
3位「ポン酢醤油」

全部、醤油系です。

でも、1位が「出汁醤油・麺つゆ」ってのは、ちょっと意外でした。
だって、調味料として使えるなんてこと、考えたこともなかったんで。
でも、「煮物の汁やタレ作りに向く」「お吸い物、茶わん蒸しなどが技いらずで作れる」「厚焼き卵、おでん、肉じゃがなどなんでもいい」とのこと。
なるほど考えてみれば、そうですな。

煮物系をつくるときは、オレは出汁(つくり置きしてます)をとって薄口醤油、酒、ミリンあたりで味を整えていくんですが、たしかに、そんなことをしなくても、出し醤油か麺つゆを使えば済むかも。第一、手っとり早いです(笑)

メーカーでは、出汁醤油は、基本的にはかけて使うことを想定しているらしいですね。
で、麺つゆは、麺類と組み合わせて使用することを想定しているとか。
でも、成分はすごく似ているので、あとは使う側が知恵を絞りゃいいわけですね。

今度、やってみます。。

2位の「ナンプラー・魚醤」は魚からつくった発酵調味料。
オレはあんまり使わないですけどね。タイ料理をつくるときに使うくらいだけど、タイ料理なんて、生春巻きくらいしかつくりませんから、まあ、生春巻きのタレにナンプラー使う程度で。しょっつるとか、逆立ちしてもつくらないし。第一、つくりかた知りません(笑)
それ以外だと、どんな使いかたがあるんでしょうか?

3位の「ポン酢」。ポン酢は、冬場は鍋ばっかりなので、使用量がべらぼうに多く、そのためにオレは業務スーパーで、1升ビン買ってます(笑) もう、ここまで来ると、味じゃなくて、量なの。なんせ、使うから(笑)
んで、鍋の季節に1升ビンを使い切ったあとは、アサヒポン酢だとか、京都の大原で買ったポン酢だとかを。
鶏の唐揚げにかけたり、サラダのドレッシングに使ったり、魚介の和えものなんかにも…。

4位以下は「ユズコショウ」「唐辛子調味料」「キムチの素」など。
唐辛子ベース、辛いものばっかりですね。この10年で、辛さへの人々の欲望が倍増してるような気がするのはオレだけでしょうかね? まあ、オレも辛いものは大好きですが。
でも、ユズコショウとかも大好きだけど、使う機会が滅多にないので、買ってまでなあ、ってかんじです。

アンケートの結果は、以下の通りです。

1位 だししょうゆ・めんつゆ  1110票
2位 ナンプラー・魚醤  640票
3位 ポン酢しょうゆ  420票
4位 ユズコショウ  400票
5位 果実酢  390票
6位 トウガラシ調味料  370票
7位 ハーブミックス  350票
8位 オイスターソース  320票
9位 キムチの素  310票
10位 ゴマ調味料  300票


わかる人にはわかるかと思いますが、こういうときは、チボマットが聴きたくなりますな☆



Cibo Matto / 『Beef Jerky』

2006年4月20日木曜日

事件はまだ終わらぬ…

今朝は、銀行の偉いさんを呼び出してですね、一緒に携帯電話会社の窓口まで謝りに行ってきましたよ。
昨日、一昨日と、オレは完全に携帯会社を悪者扱いして怒鳴り込んでましたからね。
そして、もちろん、オレはまだ銀行に対してゴネておりますです、ハイ。
まあ、状況はまだ変わっておりませんが…。。
はー、早く心おきなく仕事がしたいですわ〜。

2006年4月19日水曜日

事件です!





昨日から、携帯電話が不通です。
かからないので、べつの電話から自分の携帯に電話してみると、
「お客さまの都合により…」

おいおい。

オレは、ちゃんとカネ払ってますから!
先月末、請求額分、ちゃーんと引き落とされてます。記帳もしてあります。

なのに、
「お客さまの都合により…」

オレ、商売してるのに、んなもん、信用にかかわるじゃないですか。

もちろん、電話会社に怒鳴り込みですよ。
直接、直営店に出向きましたよ。なんせ、電話で怒鳴り込もうにも、電話が不通なんで。。。

怒鳴り込み、調べてもらうこと30分。
んで、返ってきた答えが、入金されておりません…。

あのさ、
引き落としされてるのよ。記帳もしてあるから、目ぇ開いて、よく見やがれ!
ん〜、おかしいですね。どうしてなんでしょうね。いずれにしても入金の事実がないので…。
ちゃんと電話が正常に復旧するまで粘ってもよかったんですが、なんせこっちも暇ではない身なので(というか、入金確認して5分で済むと、そもそも思ってましたよ)、もっかいちゃんと調べろ、料金センター総動員して隅々まで調べろ!と。支店長まで引っぱり出して、支店長の名刺をぶんどって、お前が連絡してこい、と。
ちなみに、オレ、昨日今日と外に出っぱなしなんで、途中経過でもなんでもいいから、定時連絡をメールで送れ!と、それだけを言い残して、その場を去りましたよ。

それが、昨日。
その後、定時ではなく不定時に(笑)、PC宛にメールは来るんですが(リモートメールを他人のPCで見てる状態ですよ…)、やはり入金の確認がとれない、の、一点張り。。

その状態のまま、本日ですよ。
すでに、携帯が止まってるとの連絡が、あちこちから!
それも、「お客さまの都合により…」
ってアナウンスが流れるものだから、かけた人たちはオレがカネ払ってないと思うに決まってるじゃないですか。

でも、オレは、ちゃんと、1日も遅れることなく、支払ってるんです!
引き落としされてるんです!

本日、朝イチで引き落とし口座のある銀行へ。
事情を説明します。
銀行では引き落としがなされている、でも電話会社には入金の事実がない。
オレは、どうすればいいのですかね?
これ、誰が悪いのよ?

ほいでですな、
朝イチで銀行に話をしに行って、銀行から回答が来ましたよ。それも、夜。19時。

犯人は銀行でした。

というか、精査した結果、銀行員の犯行でした。
銀行が菓子折りもって、詫びにきました。

もちろん、告発するんでしょうね?
しないと、オレ、被害届出しますよ。

することになると思います、とのこと。

これ以上書けません。
もうすぐ新聞に載るはずです。

えらいもんに巻き込まれましたよ。。。

やっと、電話が復旧しました。
休業補償、ぶんどれるかな?



犯行といえば、頭脳警察?



頭脳警察 / 『銃をとれ』

2006年4月18日火曜日

架空の被害人物ではないのか?

アイフル、ヤクザ口調の取り立てで業務停止命令!

まだそんなことをやってたか、と、軽く驚かないでもないんですが、まあ、それはよろし。

出資法と利息制限法がぶつかって、法律のグレーゾーンが出来てることも前々から指摘されてますが、まあ、それもよろし。あ、これはかなり面白いんですけどね。でも、今回の日記の本論じゃないんで。

その、被害者の会ですか? 弁護士が束ねてるやつ。
そっから取材したとおぼしき、メディアが紹介するコメントですよ。
「チワワのコマーシャルで優しいイメージがあったし、たくさんコマーシャルが流れてるから大きな会社だと思って信用もしたし、まさかあんなヤクザ口調で取り立てされるなんて、怖くて夜も眠れませんでした」(40歳・男性・会社員)

バカか?

これが高校生なら、わからんでもないです。でも、40歳・男性・会社員。
40歳=消費者金融ではなくてサラ金、サラ金はおそろしいところ、って親からも社会からも習った世代でしょうに。

そういう取り立てが違法であることも知らず、利息制限法と出資法のぶつかるグレーゾーンを突いて利息をまけさせる術も知らず、百歩譲ってそれは知らなかったとしてもですね、サラ金がCMのイメージ通りの、延滞しても優しい会社だと思っただと?(笑)

どこの新聞にも似たような事例のコメントが。
ありえん!と、オレは思うのですよ。
さすがに、こんなバカは現実に存在せんだろう、というのが、オレの率直な感想で。
メディアの誘導じゃないですかね。

いつぞやの、珊瑚礁落書きの自作自演事件のように、メディアがアイフルの悪さを際立たせようとしてでっち上げた架空の被害人物のような気がしてならんのですが。

どうですかね?

本日はあちこちで食いもの関係の日記がアップされたので、被るのもなんだしと思い、こんなことを書いてみました。


あ、ガガガSPは好きです☆




ガガガSP / 『満月の夕』

2006年4月17日月曜日

家みたいな『家』でご対面 デザート編

前回日記でメインディッシュまで終了したわけですが、もちろんそれで終わるわけはございません。まだ続きます(笑)予定では、この日記で終わりそうです(笑)

前回あたりから、さすがは某チャットルームでチーママをやっていただけのことはあるmomokoさんが主役を張ってらっしゃるわけですが、もちろん、今回も主役♡

atricotさんを駅まで送り届け、無事に電車に乗せ、再び舞い戻ったオレが目にした光景はですね、はやりmomoさんと女将さんの、涙、涙の抱擁シーン。。。オレ、どーすればいいんでしょうか?(笑) ちなみに、プレジンさんはニコニコと傍観。
仕方がないんで、デザートのリンゴをパクついてました。。

その際、最初に店に入るまでは被っていたけれども、momoさんが来られるころには脱いでいた帽子を被っていたんですが、これが、耳当て付きのニットキャップで、しかも、いろんな色の毛糸がダラダラと何本も垂れているという代物。もちろん、atricotさん作の力作ですが、momoさん、「彼女の帽子を奪ったのか!」と。いや、そーじゃなくて、これは、オレがずいぶんとまえにatricotさんにお願いしてつくって頂いたものでして…、「40 にもなってその帽子はすごい!」って、いや、そういうことは放っておいてください(笑) 他人のファッションにケチをつけるんじゃないですよ(笑) 
そーゆーmomoさんは、深いスリットの入ったフェミニンなスカートから、色っぽくてキレイな御御足を全開にされてるんですがね(笑)
ちなみに、この帽子は、お店のバイトの女の子にすっごくかわいい!と褒められました☆ やったぞ、atricot!

momoさん、ご子息の小太郎クンからは、「とてもWebデザイナーには見えない」「とてもスタイリストには見えない」と言われてらっしゃることを告白され、ご自身でも「センスがないのよ…」とご謙遜されるのですが、どーしてどーして、すっごくカッコいいファッションですから。柄柄柄ハデハデハデのオレなど、どう逆立ちしても敵いません〜(笑)

そんなこんなで、プレジンさんが、そろそろ次のお店に…、ってご提案なんですけど、momoさんは大抱擁→大泣き→爆睡だし、とりあえず起してみたら、またまた大河ドラマの続きがっ!(笑)
女将さんと、義姉妹の契りをかわしてらっしゃいました。女将さんも、本当の妹みたいに思えてきちゃったよ〜、なんて言って、もらい泣きです。ね、これだけでも、女将さんのお人柄がわかるってもんですよ。気さくに相手してくれるし、ほんと、『家』って名前のお店なんですが、自分の家にいてるみたいに居心地がいいんです。だから、momoさんもここまでリラックスして痛飲出来るわけで(笑)もう、お店の外でも大抱擁してましたから!
ここでやっと、今回の日記タイトルの意味することが書けたような気がしています(笑)


次のお店は、『家』から歩いて2分、でもmomoさんを抱えながらなので5分の場所。これもやっぱり、プレジンさんのおすすめのお店、『暖』です。これも、プレジンさんの食い倒れ日記にあるお店です。

これがまた素敵なお店で。
パブっぽいところなんですが、パブといって、今の若い人はわかるのかな?
1人で行ってもカップルで行っても大人数で行ってもいいお店で、ざっくばらんな気楽に騒げるところです。夜カフェのカジュアル版ってかんじですかね。
そういうお店。もちろん、お値段もお気楽。
ちなみに、このお店も安くて美味くてお店の方が気安くて、いいかんじなんですよ。オレ、プレジンさんの好みが大体わかってきました。もしかして、オレに合わせてくれてるのかもしれませんが、オレはこういうお店が好きです☆

で、プレジンさん、momoさん、またもやビール。何杯飲むねん!ってかんじですが、まあ、ビールですよ。オレは、ジンジャーエール。
momoさんは、半分、あっちの世界に行ってます。
それがね、おもしろいの。
背筋を伸ばして、すっごく姿勢を正して、でも頭は垂れてて、その体勢でお眠り状態。。。
ここで、初めてのような気がせんでもないんですが、プレジンさんと2人でゆっくりとお話し出来る時間が訪れます。。
まあ、話といっても、オレの恋愛話を突っ込まれるんですが…。
突っ込まれるんですが、突っ込まれるたびにですな、お眠りになってらっしゃるはずのmomoさんがすっくと顔をお上げになってですね、「それどーゆーこと!」って…(笑) 寝てるんだか起きてるんだか、さっぱりわかりません。地獄耳?(笑)
で、それだけを叫んで、またまた頭を垂れて姿勢正しくお眠りになる、と。

あ、お店のタンドリーチキン、美味かったっす! momoさんは味わってらっしゃらないだろうけれど(笑)
atricotに言うと、また食べてるの!? ってビックリしてましたけど。食べてます。たぶんね、プレジンさんがホスト役に徹してらっしゃったから、そんなに召し上がってないんですよ。オレは、どこででも食べまくってますが(笑)

んで、atricotさん、無事帰宅。やっぱり電車のなかで爆睡してたらしく、オレが電話したときが、目的の駅に着く寸前。電話がなかったら、降り損ねてたってことですね。

もう、プレジンさんとはこれ以上はなんの話をしたのか覚えてません。だって、主役が強烈すぎるんだもん(笑)

眠ってらっしゃるはずのですな、主役がですな、こっちは寝た子を起こさぬように小声で話してるのにですな、突然、すっくと起き上がるんですよ。
ん?ん?と思いながら、momoさんトイレですか? と聞くと、寝る!って。
いや、今の今まで寝てたじゃないの(笑) なんで起き上がってまで、再び、寝る!宣言をする?(笑)
しかも、歩いていく先は、間違いなくトイレ! で、寝る!(笑)

はい。もうここらが限界ですね。
お開きです。

あ、デザートの杏仁豆腐は、桜の花びらの塩漬けがトッピングされていて、ざっくばらんなお店に似合わぬ、細やかな演出をかんじました。やっぱ、プレさんが選ぶお店はひと味違います☆

そうそう、momoさん、しっかりとデザートの杏仁豆腐は召し上がってらっしゃいましたよ!
パンケーキっぽいのが付いてたんですが、包んでもらって、momoさんのカバンに放り込んでありますから。

そんなわけで、ここもお気楽な値段の勘定を済ませて…、momoさん、お眠りなのでタクシーに乗せて帰るしかないですね。帰りが同じ方向のプレジンさんが、最後はmomoさんとタクシーに同乗されて。

ちなみに、お店を出て、タクシーの走ってるところまで辿り着くのにですね、歩いて1分なのですが、オレがmomoさんを抱っこしオンブし肩車し…、だったので、所要時間、約5分。。その間、どこに行く?だの、ここはどこ?だの言われ、誘拐犯のように扱われ…(笑)

ま、その後、プレさんとタクシーに同乗されて、どちらへ向かわれたかは、オレはもはや知る由もないのですが、お2人、闇に消えていかれました(笑)

以上、初顔合わせのオフ会は、楽しい楽しい、忘れられる一夜となったのでした〜。

プレジンさん、momoさん、ありがとうございました☆
またみんなで、ワイワイやりましょう☆

これからもよろしくです〜。


終わった〜!!


(完。笑)

家みたいな『家』でご対面 後編

1日に3つも日記をアップするなんて、初めてです(笑)
どんだけヒマやねん!って話ですが、それほどヒマなわけでもありません。どっちにしろ、ここまで来たら書かないと怒られそうだし…(笑)

えーっと、どこまで書いたんだっけな?

そうそう、オレとatricotさんは飲まないんでウーロン茶なんですが、プレさん、飲む飲む!ジョッキで10杯は軽くいっちゃってるかんじです。さすがは九州男児☆ 飲みっぷりがすごいです。それにつられて、momoさんも飲む飲む! この2人、バッカスですか?(笑)
その間、オレはキムチを食べ、キムチ鍋を食べ、ジャコの豆板醤和えを食べ、春雨を食べ…、いや、オレだけが食べてるわけじゃなくて、atricotさんもバクバク食べてるんですけどね。atricotさん、いつも、オレの皿までとって食べてますから。
あなた、そんなことより、ジャコを食べなさい、ジャコを! すぐにイライラするあなたは、カルシウムの摂取が足らんのよ。

また年齢の話。
momoさん、プレジンさんにひつこく年齢を尋ねてます。何度も何度も何度も年齢を答えるプレジンさん。すっかり出来上がってるmomoさんに、まだまだ余裕のプレジンさんが余裕の応対です。
momoさん曰く、オレはやっぱり40歳には見えないらしいです。40歳の服装でもないそうです☆
atricotさんが、なぜかニヤニヤしてます。
ちゃうやろ、オレは年齢相応の貫禄がないとmomoさんに言われてるのよ、あなた、ここは怒るところですよ!
そうatricotさんに言うと、momoさん、人に頼まんと自分で言いなはれ!と、ピシャッと。。あい、わかりました。。どーせオレは貫禄ないですよ〜だっ(笑)

はい、おわかりですね。momoさん、すっかり出来上がってきてます。おんなじ話を繰り返すのが多くなってきたぞ、と。

途中、オレとmomoさんとプレジンさんの共通のマイミクさんでもあるのりっち♡さん(http://mixi.jp/show_friend.pl?id=50095)も呼ぼうということになり、momoさんが電話をかけようとしたのですが、かけたのかけてないのか、そのまま携帯がどっかに飛んでいっちゃってました(笑) 最終的には、のりっち♡さんは用事があってこられないとのことでしたが…。うーん、残念無念。次回は、のりっち♡さんと彼女さんも交えて楽しみましょう!

ほいで、このあたりで、ですな。
お店の女将さんに絡みはじめるんですよ。
すごく素敵なお店で、美味い安いだけじゃなくて、お店の方がね、気さくなの。だから、すぐに打ちとけちゃう。
で、この女将さん、秋野暢子似のベッピンさんなんです。ご本人は八代亜紀に似てるって言われたことはある、とおっしゃってますが、いやいや、そんなことはない、秋野暢子似の目鼻立ちのパッチリしたベッピンさん。
ま、それはよろし。
その、秋野暢子似が引っかかったのか、momoさん、絡む絡む!
なんでも、momoさんの従姉のおねえさんが、秋野暢子似らしいのですよ。で、その従姉のおねえさんは、ちょっと不憫な生活をされてるらしいのですが(このあたりの話、散々語って頂いたのですが、なんせ酔っぱらいの戯言、ほとんど聞いちゃいません〜、悪しからず〜笑。)、momoさんはその従姉のおねえさんが大好きで、それがお店の女将さんと重なっちゃったみたいで☆
なんかしらんけれど、泣き出しちゃってます☆ momoさん、泣き上戸なのか?(笑)
泣きながら、鼻水垂らしながら(笑)、女将さんのこと、おねえちゃんって呼んでいい?って叫びながら、大抱擁! 女将さんもなぜかもらい泣きしてしまって、目に涙を浮かべてます! なんかしらんが、ここだけ大河ドラマですよ!中国残留孤児の親子が再会を果たした、みたいな絵になってましたから!(笑)
もう、オレもプレさんもatricotさんも、介入の余地なし!(笑)

そんなようなことが約30分ほど続き、残る3人は完全に置いてきぼりにされ…、momoさんが、女将さんのお名前を尋ねるわけですよ。そしたら、なんと!下のお名前がmomoさんとおんなじ!(笑)
神が降りてます!(笑)
女将さんの名前が発覚した瞬間にですね、オレはmomoさんから頂戴したはずのmomoさんの名刺を取り上げられ、momoさんは、私の名前もね!私の名前もね!と叫びながら、女将さんのもとにオレにくれたはずの名刺をですね、渡してしまいました〜。momoさん、おかげでオレは、momoさんの住所、連絡先、全然わかりませ〜ん!(笑)

で、その間、プレジンさんは、やっぱりキムチ鍋が煮詰まらないようにオタマで掻きまぜ、鍋の〆にラーメンを注文し(ちゃんと韓国のラーメンですよ!)、やっぱり生のジョッキを追加し…、ぬかりなく気配りされてます。オレ、反省することしきり。。

そんなこんなで7時からはじまった宴会も、あっという間に11時を過ぎ、atricotさんは翌日バイトがあるために、京都へご帰還です。終電があるかないかくらいの時間。momoさん主演の大河ドラマに見入っていたせいもあって、ギリギリになっちゃいました。もう、駅までダッシュしないとダメ! 普段はNHKなんて観ないくせに、この大河ドラマはもっと観たいかんじで、名残惜しそうでしたけどね。

なので、ここでいったんお会計。プレジンさんの采配で、酒飲んだ人と飲んでない人で勘定が違ってるんですが、飲んでないオレとatricotの勘定が、飲んでるプレジンさんとmomoさんとで倍ほど違う…。まあ、それだけ飲んだってことなんでしょうが、こっちは飲んでないぶん食べてるわけで…、なんか悪いっす。。
momoさん、ご記憶にないでしょうが、ちゃんとお支払いされてますから(笑) ご安心を!

で、momoさんとatricotさんが争うようにして相次いでトイレへ行かれ、その後、atricotさん、イチ抜け。駅までダッシュです。駅がわからないから、オレもついていってダッシュです。途中、atricotさんのブーツのベルトがはずれ、半分だけひっついてるブーツのベルトをピロピロさせながら、駅までダッシュ! 大丈夫、あれは飾りだから、ボンドで簡単にひっつくはずです。
駅までダッシュで5分。ブーツのベルト壊してダッシュで5分。atricotさん、最終電車に、無事、間に合いました。電車のなかじゃ爆睡だったらしいですが…。ちゃんと駅で降りたんでしょうか?(笑)

ふう〜。メインディッシュ、終わりです。
でも、まだデザートが残ってるんですよねぇ。。(笑)

以上、メインディッシュ編、終了。
のちほど、デザート編です〜(笑)
終わりは来るのか?(笑)

家みたいな『家』でご対面 中編

今、いつもの喫茶店でお茶を飲んでたんですが、ここは吉本芸人&正道会館の格闘家が入れ替わり立ち替わり来る喫茶店。。さっきは、南海キャンディーズのしずちゃんがお茶してました。しずちゃん、座っててもデカい!(笑)

えーっと、前回日記の続きです。
さすがに、当事者以外のコメントがありません(笑) そりゃそーだ。

どこまで書いたのかな?
…そうそう、momoさん登場です!
深いスリットの入ったフェミニンなスカートにシックな黒のジャケットのmomoさん。
なんでも、atricotさんが来られるということで、着ていくものにかなり悩んだんだとか。そーいえば、atricotさんも、なに着ていったらいいんやろか〜?って悩んではりましたが、オレはなにも考えてません。普段通りの普段着です。なんせ、自宅から歩いて2分なんで、サンダルでもよかったくらいで…(笑)プレジンさんも、たぶん、いつもの格好の黒の革のジャケット。

で、momoさんがオレの顔を見た瞬間ですね、目が点になってました。
前回は、ここまで書いたんですよね。やっと続きです。

オレはですな、ついに不惑の年齢に突入してしまったんですが、どうやら、そうは見えんのらしいですよ。もう、これは毎度のことで。はい、28歳に見られますから♪(笑) で、10代の格好してますから。特に、今は髪を切りにいく暇がなくて、前髪も伸び放題で前に垂らしてるし、余計にかわいらしくなってます☆(笑)
えっ? これが40男? ってかんじで、momoさんの目、点。
プレジンさんは、そういうことを顔に出さない方なので、どう思ってはったんでしょうか? よくわかりません(笑)
ああ、でも、精神年齢はオレが一番若い!とおっしゃっていたので、おそらくは、プレさんの目から見ても、オレの外見は分不相応に若く見られてるんでしょうな。
ちなみに、年齢はですね、momokoさん>プレジンさん>ルイス>atricotさん、となっておりまする〜。
atricotさんからすれば、30も40も50もおなじようなもんらしく、オレはいつもいつもいつもオッサン!呼ばわりされているんですが、atricotさん、これでおわかりでしょう! オレは、オッサンじゃなくて、28歳なのですよ。そこんとこ、よろしく!

で、しばらくは、年齢の話が続いてですな。つか、momoさん、年齢のこと、気にしすぎです☆
もう、そんなことを気にやむお年でもないでしょうに☆ と思っていたら、日記で、スキンケアの話がアップされており(http://mixi.jp/view_diary.pl?id=119080541&owner_id=17861)、あらま、やっぱり女の子なのね♡

そんな話の合間にも、プレジンさんは、空いたジョッキをめざとく見つけては各人の生ビールを追加され、煮え立ったキムチ鍋が煮詰まらないように掻き混ぜ…、皆の腹具合をはかりながら料理を注文され…、細やかな気配りが光っています☆
出来る人は、違いますね。エラそうにふんぞりかえってるのは、ちっともエラくないんです。気配りが出来て、人をちゃんともてなすことが出来る人こそ、エラいんです。それが、ホストする側の心得。
と、エラそーなことを書いてますが、ほんとは、年下のオレがこれをやるのが役目のはず…。だけど、全部、プレジンさんに持っていかれました。。プレさんのほうが、タイミングのとりかた、上手いんだもん。オレ、自分のダメさ加減に、ちょっと反省しております。悔しいっす。情けないっす。。

ほいでですな、momoさん&プレジンさんのコンビがですな、まあ、出るとは思っていたのですが、やっぱり、オレとatricotさんの出会いのきっかけだとかを聞いてくるわけですよ。
えーっと、2人に共通の知り合いのバンドがいてですね…、
するとmomoさん、そんな2人の共通の趣味はどうでもえーねん、そんなんでひっつくもんじゃないやろ!
イヤ、そりゃそうなんですけど、あなたが馴れ初めを聞くからですね、オレはとりあえずその話をしてるわけでして…。
続いてプレさん、お互い、どこが好きなの?
直球です!
atricotさん、イヤ、最初に出会ったときは、なんやこのオッサン!って思ってたんですよ!
あのなぁ、直球に変化球で返すんじゃないよ!
って、オレは適当にごまかして逃げましたけど。
完全に、ワイドショーのネタにされてます。ブロードキャストmomo&プレTV。取材のつっこみがキツいです!
挙げ句の果てには、いつ結婚するんだ?とか…。知りません、そんなこと!(笑)
あ、こんなことまで書くと、またコメントで突っ込まれそう…。

これは旗色が悪くなってきたなと思ったので、momoさんにはatricotさんをあてがって、ま、女同士で盛り上がってくだされ。オレは、プレジンさんと美味いもん屋話でも。
餃子屋の話で盛り上がり、ミナミの『南平』の話好きのオヤジの話で盛り上がり、そこの元々のお店の新地の『兄ちゃんの店』の話で盛り上がり…。やっぱ、行くとこ、かぶりまくってます。かぶってるといっても、プレさんの守備範囲のほうがはるかに広いんですけどね。

あー、話が尽きません。
まだ、メインイベントに辿り着いてません。まだオードブルです(涙)
でも、時間がやってまいりました。
この日記、完全に3部作になりそうです…。


そうそう、momoさんから、憂歌団の木村充揮のスペシャルライブのDVDを承っていたので、それをお渡ししたら、薬師寺の玄奘三蔵会大祭の招待券をいただきました。これは楽しみ☆

家みたいな『家』でご対面 前編

金曜日。マイミクさんのプレジンさん、それにatricotさんを交えて、オフ会してました。
特に、プレジンさんとmomokoさんは初めてお会いする方。というか、会いたかったのですよ、お二方とは。なんせ、オレのマイミクさんのなかでは、数少ない、大人、なんで。。
もちろん、atricotさんに、お二方を引き合わせたい、というのもありました。

そして、
プレジンさんが選んでくださった当日の会場は、韓国料理の『家』。
このお店は、プレジンさんが食い倒れ日記に書かれたときから気になっていたお店で、じつは、その日記を拝見した直後に、店に突撃したのですが(なんせ、我が家から歩いて2分!)、なんとその日はあいにくの定休日。。リベンジを!と誓っていた矢先に、プレジンさんが、そんなオレの悔しさを察知されてか、そこを会場に。う〜ん、ご配慮に大人の余裕を感じます♪

素敵なお店です。
キムチ鍋もキムチも、サイドメニューもなにからなにまで美味しくて…って、それだけなら普通に美味い店なんですが、女将さんが素敵なのですよ〜。

在日のコリアンの方なんですが、もう、気がよくって!
しかも、秋野暢子似のベッピンさん☆
ご本人は八代亜紀に似てるって言われたことはあるって謙遜されてましたが、いやいや、どーして、秋野暢子似です、やっぱ。
で、その秋野暢子似の女将さんに、momoさんが絡む絡む!

…って、そんなところからではなく、も少し時間を巻き戻して話をはじめますとですな(すでになにから話をはじめていいものやらわからなくなってます。涙。)…、

atricotさんと2人でお店に入ってみると、すでにプレジンさんがテーブルに座ってらしてですね。。
いや〜、日記を毎日拝見しているから、どんな人だかこっちはこっちで想像が膨らんでるんですが、わかんないもんですね。見事に予想を裏切られました!
日記から拝見するに、いい意味で、すっごく営業の出来る方だと思っていたんですよ。
だってね、日記を拝見すればわかりますが、飲んで食べてるとはいえ、写真、とりまくりですよ。普通は、そこまで図々しく出来ないって(笑) そこがまず、営業マンね。でも、膨大な数のお店のレポが、そのスタイルで、彼の日記にはアップされているのですよ。いろんなところで、それをやってる。これは、逆に言えば、どんなお店でもそれが許されてるってことですよね。写真撮ってもいいですよ、たくさん写真撮ってください、いっぱい書いてください、正直に書いてください、宣伝になりますありがとう、と、どのお店でも思われてるってことですよ。お店の人の懐に入り込むのが上手い、ってことです。だから、優秀な営業マン。
そんなわけで、勢いのある優秀な営業マンタイプなのかな、と思っていたんです。そしたら、違った…。もうね、そんなレベルじゃない。優秀な営業マンなんて通り越して、どっしりと腰の座った経営者。事実、なにわのIT社長なんですが、んなもん、見ただけでわかります。日記じゃわからなかったけれど、見れば、ああ経営者だ、ってかんじで。
ちょっと誤解があるかも。。経営者と言っても、金満家に見えるとか、脂ぎってるとか、腹に一物ありそうとか、そういうネガティブなイメージじゃないんですよ。どっしりとしている、ってかんじで。どっしりとしてらっしゃるけれども偉そうなかんじは一切なくて…、ほら、自信のある人は謙虚でいるじゃないですか。あんなかんじ。素敵な方です。
オレも経営者の端くれですが、プレジンさんみたいには、逆立ちしてもなれませぬ〜(泣)

ほいで、
やあやあ、はじめまして!
みたいな挨拶を交わしてですね、momoさんがちょい遅れているので、先になんかつまんでおこうかってことで、まずはキムチですよね。
オレは辛いものもコリアン料理も大好きだし、プレジンさんは好きにもかかわらず会社で辛いものがダメな人が多くて最近は飢えてらっしゃる、 atricotさんも家では辛いものがダメな人ばっかりだからこれまた飢えてる、ということで、みんな、キムチを親の仇のようにバクバクと…。
だって美味いんだもん! もう、見ただけで、美味い!ってわかるキムチ。色つやがね。。

オレは誰と会っても初対面でも緊張はしません。プレジンさんも、どっしりとされてるので、もちろん緊張されてません。でも、atricot、緊張しまくり。なんか、あんまり喋りません。固まってます(笑)
そして、ボソッと、
「春雨の炒め物が食べたいっす…」
おお、緊張してても固まってても、食べたいものはちゃんと言います(笑)
春雨の炒め物、鶴橋の屋台で食べたとき、美味かったもんね☆

ま、でも、食べるもの食べたら、緊張もほぐれてきたのか、3人で食べ物屋の話ですよ。atricotさんが京都在住なので、勢い、京都の食べもの屋さん。
「北大路の和食屋さんで、町屋で、安くて美味くてジャズが流れてて、店主も気さくで…」
「北大路のどの辺りですか?」
「鴨川から入っていって…」
「縦の筋はわかりませんか?」
「いや、縦はわかんないけど、こう、鴨川をね…」
「うーん…」
「鴨川の分かれているところから入っていってね…」
「縦の筋は?」
「縦の筋はわかんないけど、鴨川からね…」
「うーん…」
大阪ほど京都が詳しいわけではないプレジンさんと、京都人だけど地図がイマイチ読めないatricotさん。ちっとも場所が特定されないの。
プレジンさんがこんだけ言うてはるんやから、ぼちぼちどこかわかったやろ?
オレが言うと、
「わかるわけないやん!」
と、atricotさん。ま、たしかにこれだけではわかるわけはないんですが、なんせ、どの山を見ても「比叡山や!」と言い切るほど、大らかな人ですからね。

そうこうするうちに、momoさん登場☆
ついに、姉御とご対面ですよ!
といっても、momoさんは以前にアップされた日記でそのご尊顔を拝しているので、多少のアドバンテージあり。でも、オレやatircotさんは、初めてお顔を見られるわけですから、ある意味、首検分されるわけですよ。
そもそも、オレのマイミクさんたちは、オレとmomokoさんはリアルの友だちだと思ってらっしゃる方が多いのですが、そんなことは全然なくて、まるっきりのバーチャルな関係。。この日この夜が、じつは初めてのご対面なのですよ。オレがマイミク申請したときにメッセージでやりとりした程度で、あとはすべてすべてお互いの日記にコメントを付けあっているだけの、ほんっとにバーチャルな関係ですから。。

で、momoさん登場☆
オレの顔を見て、いきなり目が点になってましたですよ〜☆



はー、どこまで続くんだろうか。まだ宴ははじまったばかり。いや、はじまってすらいないのかもしれんです…。
ですが、いいかげん、かなりのテキスト量、夜も更けてまいりましたので、続きは明日ということで(笑)

えっと、本日の1枚は、シャロン・シャノン。これも、明日書きます☆




Sharon Shannon / 『Galway Gilr』

2006年4月16日日曜日

籠城ライブ





バナナホール、閉まっちゃってから籠城ライブやってます♪

マイミクのmomoholidayさんから情報を得て、行ってきましたですよ。なんせ、チャリで5分。

経営不振から親会社が手を引いちゃって、閉鎖に追い込まれたわけですが、なんせ大阪では老舗のライブハウス、反対する人も多数いるわけで、閉鎖してからも、延々といろんな人が入れ替わり立ち替わりやってきては1、2曲歌ってます。チャージもなにもないし、フードもドリンクも差し入れでタダだし(ドリンクは途中からカネ払うようになった)、結構な数の人が来ちゃってます。なんか、普通に居酒屋状態で。単に、騒ぎたいだけだったりして〜(笑)

それにしても、タダなら来ますな!
みんな普段から行ってれば、バナナホールも閉鎖に追い込まれることはなかったのに!
といいつつも、オレもその一人なんでエラそーなことは言えまへん。。

だから、籠城といっても、ステージに上がりたい人が上がって数曲演奏して、客は客席で飲み食いしてるだけで、照明は明るいままで、かなりゆるい空気。21世紀の抗議運動というのは、こんなもんかいな?(笑)

でも、ステージに上がってくるアマチュアさんが、芸達者な人ばっかりで、それはそれで面白かったです。

ハードロックで北島三郎の「与作」を歌う人がいれば、ジミヘンばりにギターを歯で弾く人がいたり、バナナホールの身内暴露ネタ歌詞をやる人がいたり…。
個人的には、内田裕也のモノ真似で山口冨士夫の曲をやってたのが、かなりバカ受けでした!


ま、なんにしても、momoholidayさんにお会い出来たことだし、よかったですよ。
明日っからの金沢、楽しんできてくださいませ☆

金曜日は、momokoさん、プレジンさとも初顔合わせ。こちらも楽しい夜でして。
書くことがいろいろあって書き切れんので、明日の日記でアップしま〜す☆

2006年4月15日土曜日

大御所のくせに





井上陽水の新曲『新しい恋』が、かなりいいですなっ☆
あっと驚く町蔵クン作詞です。

60歳目前のくせに新しい恋もないもんだ! と思わないこともないんですが、この、いくつになってもフレッシュなところが、陽水の魅力ですね。

この軽さがね、とっても好きなんです。キャリアからすれば重鎮のくせに、ちっとも貫禄がない(笑)
飄々としていて、仙人というよりも、どこか風来坊のようです。
流行を追っているのか追っていないのかも全然わかんないし、とにかく謎な人ですが、なんかしらんけれど、いつもいつも絶妙な角度からシーンに切り込んできて、そのときどきの主流をかっさらっていきます。

加藤和彦といい井上陽水といい、大御所と呼ばれるポジションに収まっても、ちっとも重くならない、飄々として、軽くあり続ける人って、とても魅力的です。

2006年4月14日金曜日

桜の通り抜けとつじあやの





昨日は、大阪市造幣局前の桜の通り抜けに行ってきました。
昨日が初日。
初日に行くことなんてまずないし、陽が明るいうちに行ったのも生まれて初めてでした。
でも、あれはやっぱ、夜に行くもんですな。夜桜のほうがきれいに見えるし、お祭りっぽい雰囲気も、夜のほうが断然勝っているので。

ここの桜は、各地から移植されているために、珍しい品種が多いんですよね。

ざっと見わたしてみて、100種以上500本程度はあると思われるんですが、それぞれに名前が書かれた札が提げられており、説明文が添えられているものもあります。

名前がね、奮ってるんですよ。淡い紅色の花びらを持つ「東錦」は、東京荒川堤の大島桜系。

荒川堤からは白い大輪を咲かせる「早晩山」も移植されてます。ちなみにこれ、いつかやま、と読みます。う〜ん、日本語は奥が深いですな。

京都の知恩院から持ってきたのは「鬱金」。まさに、鬱金色をしていて、とても桜に見えません(笑)

その他、
「伊予薄墨」「雨情枝垂」「天の川」「市原虎の尾」「大提灯」「奥都」「鎌足桜」「御衣黄」「春日井」「黒田百年」「幸福」「小手鞠」「駒繋」「静香」「朱雀」「十六日桜」「松月」「白妙」「心田」「千里香」…。
ネットで調べただけでも、いくらでも出てきます。コピーライターも真っ青の、粋な名前の桜が多いですよ。


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春になると聴きたくなるわけじゃないのだけれど、やっぱり春なので、つじあやのちゃんを聴いてます。

もう10年近くになるのかな。鴨川でウクレレを弾きながら一人で歌っていたつじあやのちゃんと初めて出会って、すぐにファンになって、オレにプロデュースさせてくれ!と申し出たんですよ。

プロデュース、してないし、させてもくれませんですけどね(笑)

でも、それ以来、いいお友だちです。
ちっとも、オレのいうことは聞いてくれないけれども。。

ウクレレ一本で成立している音楽なので、メロディは秀逸ですよ。
一度耳にしたら、すぐに鼻歌が出ちゃうほどで。
それもすごい才能なんですが、
彼女の音楽の魅力は、多くを語らない、ところかなぁ。

色恋を歌います。
もちろん、彼女にだって、恋愛につきまとう、ヘビやトカゲのような感情はあります。
でも、彼女は、そうした感情を、そのままのかたちで、表に出したりはしません。歌にしたりは、しません。
そうではなくて、そのような感情を強い意思で微分積分し、どこまでも遠くの人に聞こえるようなかたちにして、提出します。
感情を垂れ流し、がなり立てているだけでは、思いはなにひとつ届きません。
そうでなければ表現ではないということを、彼女が知っているからです。



つじあやの / 『桜の木の下で』

2006年4月13日木曜日

江戸しぐさ





江戸しぐさ、というものがあるらしいですな。

当時、世界でも有数の人口密集都市であった江戸で、お互いを尊重しつつ、気持ちよく生活するために生み出された庶民の智恵なんだとか。

つまりは、都市部における、マナー集みたいなもんです。

たとえば、
雨の日に互いの傘の外側を傾け、濡れないようにすれ違う「傘かしげ」。

乗合船で後ろから来る人のためにこぶしひとつぶん腰を浮かせて席をつくる「こぶし腰浮かせ」。

自分の過ちを率直に認める「うかつしぐさ」。

断りなく押しかけ、相手の時間を勝手に使うことを禁じた「時泥棒」。

そういう、行動規範集です。
こういうものは、家庭や社会が自然と教えてきたものだけれども、もはやそういう時代ではないということなんでしょうね。
なので、公共広告機構の啓発広告や社員研修、学校の授業などに取り入れられているらしいです。

マナーというものは、もちろん、相手や周囲にたいして気を配ることだけれども、経験に則してみて、今や、そのことだけを説いても、通じないような気もします。
そうではなくて、
マナーを守っている姿が美しい、粋である、というふうな説きかたをしたほうが、受け入れられるような気がします。

2006年4月12日水曜日

学校での人ではなく、丁稚の人を!





最近、神戸の事務所では面接を繰り返しています。

マスコミにカテゴライズされてしまうので、募集をかけりゃ、応募はものすごくたくさんあるんですけどね。
ただ、弱小なんで、新卒さんに来てもらって、名刺の出しかたから教えるって余裕はないんですよね。なので、ある程度、実務経験のある即戦力の人を。

でも、こちらの希望も虚しく、専門学校出たての人が多いんですよね。
つまり、実務経験がない。あっても、半年とか1年とか。まあ、半年でも1年でも、実務経験がないよりはマシなんですけどね。

募集は常時やっていて、どうしても人員がほしい!ってときじゃなくても、募集広告を出すことはあります。いい人と出会えたら来てもらいたいし、なんせマスコミなんで、最小の広告でも応募はたくさんありますから。

来てもらいたいのは、雑誌の編集、ライター、印刷物のデザイン、Webのデザインなんかが出来る人です。
でも、専門学校を出ただけで、それらが出来ると思っている人が多いんです。学校出ただけで、実務経験がなくて、でも、自分は即戦力でバリバリやれます!って顔で応募してこられる方が多いんです。

なんかね、学校で専門的なものを学んだ、ということが、その人の拠り所になっちゃってるんですよ。

そもそも、技術を習得するために学校に行く、という考えかたの人は、ウチでは採用しないことにしてます。
あくまで独善的に考えているので、異論は多々あるでしょうが、オレはそう考えています。
だってね、
学校に行くということは、教えるほうからすれば、お客さんですよ。カネ払ってるわけだから。だから、どうしたって、お客さん扱いになりますよ。
でも、
丁稚だとね、教えるほうは必死ですよ。なんせ仕事覚えてくれないと、単なる足手まといですから。だから、どつくし蹴るし、罵倒するなんてあたりまえ。やる気がないなら置いてくし。でも、そうやって生き残った人は、それなりにタフだし、現場に身を置くことで、技術以外の、常識やその業界特有の慣習なんかも身につきます。もっと大切な、マニュアル化出来ないようなことだって、そこにいれば身につきます。

なので、技術を習得するために学校へ行く、という発想の人は、その時点でペケ、ってのがオレの考えかたです。やっぱ、丁稚でないと。で、進路を決める際に、それくらいのことがわかってないようでは、やっぱり、ちょっとイヤなんですよね。

小説を書きたい人が、大学の文学部に行っても仕方がないわけです。
それだったら、医学部や調理学校にでも行って、医者や調理師になって、その目線で小説を書いたほうが、はるかに豊かな小説が書けますよ。

技術は、極端なことをいえば、独学でも出来るんです。
技術は原則としてマニュアル化されているものですから、マニュアルを学べば、どうにかなります。
でも、マニュアルには出来ないもの、つまり文化や風土や感性やセンスや本質を射抜く眼といったものですが、それらを身につけないと、仕事なんて出来やしません。
技術を身につけてから、それからが勝負なんです。

服部学園の服部幸應校長は、調理師の免許すら持ってないじゃないですか。
サッカーの名監督、ヴェルディの総監督を務めた李国秀さんは、監督のライセンスすら持ってないじゃないですか。そーいえば、現日本代表監督のジーコも、監督のライセンスを持ってない(笑)

それだけでも、なにが大切なのかがよくわかるってもんです。



ブラジル生まれのニューヨーカーに、アート・リンゼイというミュージシャンがいます。ブラジル音楽とNYパンクを融合させて、それはそれは素晴らしい音楽を次々と発表しているミュージシャンですが、彼は、ギタリストのくせに、コードをひとつも知りません(笑) コーネリアスが参加した最新作は、神々しい光すら放っています。



Arto Lindsay / 『Kukikeller』

2006年4月11日火曜日

ロック大御所の今





いろんな雑誌で特集されていたので覚えておられる方も多いかもしれませんが、昨年は、ロック生誕50周年でした。
一応、映画『暴力教室』の主題歌、ビル・ヘイリーの『ロック・アラウンド・ザ・クロック』がそのはじまりとされているのでね。
このあたり、諸説いろいろあるのですが、ま、この曲をラジオで流したDJが「ロックンロール!」と叫んだので、それを起源としよう、と。

50年も経つと、10代の専売特許だったロックにも、大御所なる人たちが出現するようになります。
有名どころでは、ローリング・ストーンズやエリック・クラプトン、ボブ・ディランなんかがそうですね。

まだまだ現役を張る大御所たちの進む方向には、2パターンがあると思われます。
ひとつは、過去の栄光やヒット曲で食いつなぐ人たち。ベンチャーズなんかが、この部類ですね。最近流行りのグループ・サウンズ再結成なんてのも、ここですね。あと、オレに言わせれば、エリック・クラプトンもここに入ります。

で、もうひとつが、まだまだ新しいことにチャレンジし続ける連中。
還暦過ぎてロックをやってるっていうのもすごい話ですが、還暦過ぎてなお新しいことにチャレンジしている人たちもいます。もっとすごいです。

まず、最近になって車のCMに使われている『2人のシーズン』を歌っているゾンビーズ。日本ではザ・カーナビーツ(追悼、アイ高野氏)の『好きさ好きさ好きさ』の原曲の『アイ・ラブ・ユー』を歌っていたバンドとして有名です。
べつに新しいことにチャレンジしてるわけじゃないんですが、肩の力が抜けて、いいかんじ枯れてます。リズムも若干緩めになっていて、それはそれで味になってるし。。この人は、明確に、老いというものをロックという表現のなかに取り込もうとしていますね。未踏の荒野を歩いています。

もいっこ。
『朝日のあたる家』でおなじみの、アニマルズのエリック・バートンです。
デビュー以来40年以上も変化を繰り返しつつ生きてきた強者です。御年65歳にもかかわらず、昨年、新譜を発表しました。
ニューオリンズ直系のブルーズが中心になっていて、原点回帰的な作品になってます。ただ、驚くのは、力強い声ですよ。アニマルズ時代と変わらぬ、衰えをまったく感じさせない声です。驚きのひとこと。一体全体、なにを食ってるんでしょうかね。彼もまた、老い、というものと格闘しているのだと思います。

ところで、アニマルズのエリック・バートンは新譜をつくり続けているわけですが、ギターのヒルトン・ヴァレンタインとドラムのジョン・スティールは、過去の遺産で食う懐メロバンドで活躍しています。
その名も「アニマルズ2」。。
アニマルズというバンド名の権利がエリック・バートンにあるために、苦しいネーミングになったのですが、ちょっと身も蓋もないネーミングですね。新しいことには絶対にチャレンジしない!という気概すら感じさせるネーミングです(笑)

これはもはやロックではありません。表現ではありません。芸能ですね。




The Animals / 『朝日のあたる家』

2006年4月10日月曜日

みんな憂歌団が好きだった





昨日の夜、NHKで、木村充揮のデビュー30年記念ライブの模様が放送されてました。

いいもん観ました!

木村充揮。
憂歌団のボーカル。1954年生まれ、72年デビュー。99年に未来永劫続くと思っていた憂歌団がまさかの活動休止をしてからも年100本以上はライブを続けてきた木村さんの、30周年ライブです。

憂歌団でも木村さんでもいいんですが、なにも変わらないですね。
とにかく、オンリーワンで、誰にも似てなくて誰にも真似出来なくて、余計なことは一切しないで、昨日も今日も、そして絶対に明日もおなじで。
誰だって目新しいことをやってみたいもんだし、おなじことばっかりやってたら飽きるし、飽きられる不安もあるだろうし…、でも、木村さんは、なにひとつ変わらない。
木村さんは一見不器用に見える人だけど、音楽に関してはじつはかなり器用なほうで、本当はいろんなことが出来る人なんです。でも、そうはしない。
その、変わらなさが、とても信用出来るんですね。

大体、あの、天使のダミ声があれば、それだけで極上の音楽になっちゃうんだから、これはもう、天賦の才です。
その、天賦の才の持ち主が、よそ見をせずに自身の歌を追求するんだから、極上にならないわけがありません。
大阪が世界に誇れるブルーズマンですね。世界遺産に登録してもいいくらいです。

このライブでは、木村さんと親交のある人たちがゲストで入れ替わり立ち替わり出てきてね、木村さんと共演するんです。ファンのみならず、どれほどのミュージシャンから愛されてきたことか!

オープニングは、『当たれ宝くじ』の06年バージョン。
上田正樹&有山じゅんじの、憂歌団とともに関西ブルーズ・シーンを担ったサウス・トゥ・サウスの面々と共演です。
一般の人には、上田正樹は『悲しい色やね』の人になるのかな。今はインドネシアでスターになってますけど。
宝くじ当てて借金返したいな〜♪ って歌。サビなんて、宝くじ、当たれ〜♪っていう、身もフタもない歌ですよ。
木村さんの真骨頂だけど、難しいことを言わずに、すごく直裁的な表現をする。
直裁的な単純な表現でじゅうぶんにエンターテイメントとして成立しちゃうところが、この人の天才たる由縁です。

次、『嫌んなった』。憂歌団時代のナンバーが続きます。
これもやはり関西ブルーズ・シーンの一翼を担ったウエストロード・ブルーズ・バンドの永井“ホトケ”隆が参加して、すごいドロドロのブルーズに。
あの娘に男がいた、なんとかしてくれ、神さまホトケさま〜♪
って歌です。

『天王寺』。ゲスト、大西ゆかりです。大阪は新世界、天王寺の歌姫です。
ここで客席から「なに言うとんねん!」のヤジ。
「じゃかあしいわっ!」と返す木村さん。
それを大西ゆかりが翻訳します。
「今のは、“きっちり喋ってくださいよ”、“なにをおっしゃってるんですか”、と、大阪弁での掛け合いです〜」と。
そう、木村さんのライブは、むかしっから、客席とのやりとりが面白いんです。もうね、ライブ会場じゃなくて、居酒屋の雰囲気ですから。
でも、若いころは、これでよくケンカになってたんですよね、憂歌団のライブでは。そーいえば、木村さんもむかしは痩せてて、もっとギラギラしてた。丸くなったというか、いい年の取りかたをしてるんですよ。

続いて名曲『おそうじおばちゃん』です。ゲストは、自身のライブでも憂歌団の歌をカバーしているLeyonaがブルースハープを吹きながら、ギターに三宅伸治。三宅伸治は、大学受験のために上京したときに、RCサクセションと憂歌団のライブを観て、衝撃を受けて、そのままRCの楽器持ちになった男です。MOJO CLUBや清志郎バンドを経て、今は木村さんと一緒にツアーをまわってるんだとか。
それにしても、『おそうじおばちゃん』はいつ聴いても最高です☆

1日働いて2000円!♪
今日も働いて2000円!♪
クソに塗れて2000円!♪

こんなあたしにも夢はある♪
かわいいパンティはいてみたい♪
きれいなフリルのついたやつ♪
イチゴの模様のついたやつ♪
黄色いリボンのついたやつ♪
あそこの部分の透けてんの♪

あたしゃ、ビルのおそうじおばちゃん♪

もう、いつ聴いても抱腹絶倒です! これは知ってる人も多いんじゃないかな。
この歌初めて耳にしたときは、衝撃でしたけどね。だって、クソ真面目なブルーズに、こんなおちゃらけた歌詞が乗っかってて、それを絶叫して歌うんだもん。でも、ブルーズって、じつは、こういうお笑いの側面もあるんです。それを日本で初めて表現したのが、憂歌団だったんですね。この手のお笑いブラック・ミュージックが日本に出現するのは、憂歌団以降では、ウルフルズまで待たねばなりません。

続いて、なぜか橘いずみが登場。彼女って、むかし、『失格』とかの、シリアスでヘヴィで痛いナンバーを歌ってた人ですね。およそ木村さんとは似つかわしくないんですが、いつの間にか木村ファミリーに入っていたようで。『OSAKA RAINY BLUE』を木村さんと一緒にしっとりと歌い上げていました。しっとりといっても、たこ焼きの歌ですけどね。

ひときわ歓声が上がったのは、近藤房之助が登場したから。『踊るポンポコリン』のBBクイーンズのほうが有名なのかもしれませんが、彼こそ、関西ブルーズ・シーンの重鎮ブレイクダウンに在籍した、本物のブルーズマンです。まさに、関西の両雄の夢の共演!
ナンバーは、懐かしの憂歌団ナンバー、『10$の恋』。
すべての男はおまえの親戚みたいなものだけど〜♪
愛しいおまえに会うために、今日もカネをわたすだけ〜♪
って、娼婦のおねえちゃんに恋しちゃった悲しい男の歌です。

『陽よ昇れ』『ちっちゃなダイヤモンド』では、斉藤和義と共演。
ハードロックか?ってなくらいに、地響きがするほどのぶ厚い音なんですが、木村さんが歌うだけで、ブルーズになっちゃう。

『明日の彼氏』では、なんと金子マリが登場です。チャーのバックでど迫力のコーラスを歌う、下北沢のジャニス・ジョプリン! もう、70年代ブルーズ・シーンを担ったメンバーが、総出で出演ではないですか。

ブルーズ・シーンからだけではなくて、『出稼ぎブルーズ』では、加川良と泉谷しげるのフォーク組が参戦。そういえば、憂歌団をメディアで一番最初に絶賛したのは、泉谷しげるです。彼もまた唯一無二のシンガーですが、その彼と木村さんが組むと、ほとんど演歌になってしまいますな。
西へ東へ三度笠〜♪
待ってて母ちゃん、帰るから〜♪
若いもんには絶対に歌えない、演歌です。

ずっと歌ってたら、ファンがついてきてくれる。ファンがいなかったら不安やなぁ…。木村さん、オヤジギャグも絶好調です(笑)

続いて、ずーっとむかしから歌ってる『君といつまでも』。
加山雄三なんかよりも、はるかに素晴らしい木村さんの『君といつまでも』です。
木村さんはすごく照れ屋さんで、普段はどもりまくってるんですが、歌うときはじつに堂々としている。だから、この歌のセリフも、すごく決まるんです。セリフのところで、客席が一気に沸きますから!

『ゲゲゲの鬼太郎』も歌いました。
ご存知でしたか? ゲ、ゲ、ゲゲゲのゲ〜♪は、憂歌団が歌ってます。今回のゲストは、押尾コーターロー。まだブレイクする直前にオレの友だちが自分の作品展に彼を呼んで、演奏してました。オレはそのときに、君はギターが上手いけれども、まだまだ味が足りないな、もっと経験を積みなさい、などと言った覚えがあります(笑) すまん、コータロー、オレが間違ってた(笑) 君のギターは、そんなもんじゃない。
アドリブで効果音をギターで入れまくってました。音楽による、コントですね。木村さん、歌ってるときの姿がほとんど鬼太郎でしたよ!サイコー☆

『オモロナイ』では九州から鮎川誠&シーナ夫妻がやってきて、ロケッツが再結成されました!ブルーズ繋がりというよりも、70年代ロック繋がり。大ロックンロール大会になってました!
こういうのを聴いていると、木村さんって、懐が深いなぁと思ってしまいます。

そしてなんと! ブルーハーツ&ハイロウズのヒロトがゲストに!
これはもう、さもありなんの組み合わせですが、目の当たりにしてみると、嬉しすぎる組み合わせです!
ヒロトが木村さんの30周年のために書いた『プロフェショナル』を歌います。
君の輝きでプロフェショナルな仕事をしよう〜♪
七つ道具とシブいパートナーで、プロフェショナルな仕事をしよう〜♪
早起きして、夜更かしして、昼寝して、プロフェショナルな仕事をしよう〜♪
好きこそモノの上手なれというけれど、本当に好きか、本当かどうかが大切だ〜♪
って、じつにヒロトらしい歌。ブルハ&ハイロウズの黄金のミドルです!

ヒロトが、木村さんにはもちろん数え切れないほどの影響を受けてるけど、真似は絶対にしない!って言ってました。
ウンウン、その通り。木村さんの真似なんて出来ないし、しても仕方ないよね。
そして、神さまが木村さんをつくってくれたことに感謝!って言ってました。
ほんとそうだ。大阪に木村さんがいてくれて、どれほどハッピーになれてることか、オレは。
ヒロトがね、終始笑いながら歌ってるんですよ。もう、子供みたいになってる。すごく微笑ましい光景でした。

DonDokoDonの山口智充が木村さんのもの真似をやりにステージに上がってきました。木村さんが2人になって爆笑。というか、彼は音楽の本質がわかってる人間なんで、やっぱり、憂歌団に惹かれたひとりなんですね。

BEGINも登場。最初はブルーズをやっていたBEGINですが、どこからか沖縄民謡を手がけるようになりましたよね。自身のルーツを見つめることで、ブルーズを豊かにしようとしてるんです。それは、木村さんが、憂歌団が、大阪を拠点にして、大阪のブルーズしか歌わないのを見たからですよ。だから、BEGINなんて、憂歌団がいなかったらどうなってたかわからないと思いますよ。
そのBEGINが『竹富島で会いましょう』の沖縄民謡を披露します。シャッフルが入っていて、どこかブルーズに通じるところがあります。今の木村さんが沖縄に行きまくってるのも、沖縄民謡にブルーズの匂いを感じるからなんだろうな。

続いて登場したのが、チャー&石田長生のBAHO。世界一ギターの上手い2人が、木村さんのことを称して、「哺乳類一歌が上手い男」と言いました。チャーは、そのむかし、木村さんの横でギターを弾いていて、あまりの歌の上手さに涙を流した人ですから。もう、なにもかも極上のテクニックを持った3人が『ボクサー』を演奏します。極上、としか表現しようがない。

かまやつひろしも登場! 『バンバンバン』を演ってくれました。木村さん、どこまで交友関係が広いんですかっ!(笑)

最後は、木村さんの新曲『スキップ・ミュージック』を全員で。
これがね、軽快なナンバーで、すごくよかった! 
口笛吹いてスキップ、あちこちで歌ってる、青い空〜♪
ってね。会場全体が踊り狂うフロア状態! ほんと、みんな狂ったように踊ってました。

ほいで、最後の最後、憂歌団時代から、アンコールを3回も4回もやる人でしたから、もちろんアンコールありです。ラストは一人で、『ケサラ』。しんみりと、しみじみと、淡々と。
なんとかなる〜♪
ってね。

あっという間の2時間。
ほんと、いいもん観ました。
なんか、途中から涙が出てたな、オレは。

天王寺で、昼はパチンコ屋、夜は居酒屋。そのあたりを物色してたら、木村さんに会えます。
どこにでもいる、そこらへんのおっさんです。むかしっから。
すっごい照れ屋さんでね、難しいこと考えなくてね、でもマジメで、誠実で、負けん気が強いけどケンカするわけじゃなくてね、愛されて、すごい優しさで人を包んでくれてね、あったかいんです、彼は。
そして、
天使のダミ声で、極上のブルーズを歌うんです。
人情の人ですね。
ロックに人情なんて必要ないけど、木村さんを見てたら、音楽って人柄なんだなぁ、と、しみじみと思います。
いろんなことがものすごいスピードで変化していく時代に、まだまだ戸惑ったり迷ったりすることも多いオレにとって、絶対に変わらない木村さんがそこにいてくれる、それだけで、すごく安心出来るし、心強くもあります。

いいライブでした。




憂歌団 / 『Stay with You Forever』

2006年4月9日日曜日

次回予告

どっかのコミュから引っぱってきました。
勝手に「次回予告」をつくってくれるという、わけのわからんプログラム…。

名前を3人書き込むと次号予告をつくってくれるんですが、2人でなく3人というところがミソだと思います。
大抵は、カップルもしくは夫婦の相方の名前を入れると思うのですが、プラスもう1人。誰にするねん?(笑)

とりあえず、

ルイス
atricot
岡本太郎(2人とも好き)

の3人にしました。

結果…

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宇宙世紀0079ルイス公国は地球連邦軍に宣戦布告した。
サイド7に住む少年atricotは、父の設計した岡本太郎を駆り、ルイス公国と戦うことになる…
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岡本太郎を駆るatricot…(笑)


これは何回やってもおもろいです。
おなじ名前の組み合わせで何回やっても、必ず違う次回予告が出てきます!
しかも、おもろい次号予告しか出てきません…。

試しに、もっかいおなじ組み合わせでやってみます。

結果…

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ルイスとatricotは夜毎、逢瀬を繰り返す
許されぬ禁断の恋…
しかし、その密会の現場を、お魚をくわえたどら猫を追いかけながら
エーデルワイスの低いパートをリコーダーで吹きつづける岡本太郎に
目撃されてしまい!
次回こうご期待!
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サザエさんの別バージョンか?(笑)



やってみたい方は、こちらからどーぞ!

2006年4月8日土曜日

フジハラビル





知り合いが絵の個展を開いたので、行ってきました。
会場は、大阪天満宮の南にある、フジハラビル。とてもとても、味わいのあるビルです。
はっきり言って、知り合いの絵は常時見ているので、個展はどうでもよかったんです。それよりも、お目当てはフジハラビル(笑)

大正12年の建築。外壁は味わい深い茶色のスクラッチタイルで、地下1階、地上4階。ギャラリーやデザイン事務所などとして使われてるビルなんです。
このビルのすごいところは、オーナーの藤原さんがたったひとりで10年がかりで補修されたというところ。
今もあちこちを補修していて、人を飽きさせない仕掛けも常に更新されてます。

薄暗いエントランスを通って階段を上がったところで、不意に小鳥の鳴き声がした
り(センサーで人に反応する仕組みになっている)、窓をのぞくと向かいの屋根に陶器の犬が寝そべっていたり…。
普通のビルにはない楽しみかたが出来ます。

ちょうどオーナーの藤原さんがいらっしゃったので、お話を伺ってきました。
藤原さんは、もともとは東京の大学で民事訴訟法を教えていた法律専門家です。バブルの最中の18年前、お父さんの藤二郎さんが亡くなり、それを機に、ビルのオーナー職に就かれたとか。
18年前の当時は、ビルは廃墟に近い状態だったそうです。
取り壊そうかとも思ったらしいのですが、お母さんの「愛着のあるビルだから残してほしい」というひとことが、藤原さんを思いとどまらせました。

それからというもの、ホームセンターに毎日通い、道具を買っては壁を剥がしたりペンキを塗ったり。壊れていたトイレも修理したそうです。もちろん失敗も数多く、水道管を破裂させたことも何度もあるとかで。
それでもめげずにひとりで格闘し、ビルは少しずつ生き返らせます。
素人仕事ゆえ、ペンキ塗りにムラがあったり床がでこぼこしていたりもするんですが、それがまた不思議と建物の味わいを増してるんですよ。

生まれ変わりを機に、「フジワラビル」というビル名を、少しでも興味を持ってもらえるようにと「フジハラビル」に変えました。

屋上には、光がたっぷり射し込むサンルームがあるんです。これも、藤原さんのお手製。
ビルを訪れた人に、最上階まで上がってきてもらう仕掛けのひとつらしいのですよ。
夜、ガラス張りのサンルームに照明が灯ると、一段と魅力的な姿が夜空に浮かび上がります。

ここみたいに生き生きとした近代建築って、滅多にないと思います。
それは、オーナーの藤原さんが、この建物に惜しみなく愛情を注いでおられるからです。
訪れてみると、そのことがよくわかります。

2006年4月7日金曜日

キムチ鍋を食べそこねて…





昼間の陽気に油断してたら、夜はまだまだ冷えますな。
もう鍋は物置にしまいこんで今年度はお役御免としてしまったのですが、なんか、夜になると、寒さに負けて鍋が恋しくなる日があります。
なので、どっかの店で一人鍋でも食べよかな、と、思っていたところに、マイミクさんの天満・ミシュラン・プレジンさんが、タイムリーなことに、韓国料理屋さんのキムチ鍋日記をアップ☆ しかも、場所はオレの自宅から徒歩1分圏内!(知らん店やったんですけどね…。しかも、しょっちゅう店のまえを通ってるんですけどね)
これはもう行くしかないではないですか☆

んなわけで、夜、いそいそと向かったわけです。

ところが!
なんと、本日は定休日の文字が!!!! ガーン!
ああ、せっかくのキムチ鍋が…。。

仕方ないので、方針変更。豚買って、キャベツと一緒に豆板醤炒めを自分でつくるハメに…(涙)
しかも、甜面醤と和えた豆板醤の量が多すぎて、かなり辛め…(汗)

などと大量の汗を垂らしておりましたら、そのプレジンさんから、今日はお好み焼きを食べてませんでしたか? と、謎のメールが(笑)
しかも、プレさんのブログを改めて拝見したら、しっかりと木曜定休の文字が…(呆)

いっそのこと、オレの食生活を管理していただきたいくらいです(笑)

2006年4月6日木曜日

ウォーキン・イン・鴨川





昨日は久しぶりに鴨川でノンビリしておりましたです、ハイ。

京都は魅力がたくさんあるところですが、鴨川がある、というだけで、京都の魅力は3割増ですね。

ジョギングしてるオッサン、犬の散歩してる奥さん、写真撮ってる専門学生さん、サッカーしてるにいちゃん、楽器の練習してる部活の人、置物みたいに座ってるオジィ、通勤帰りのサラリーマン、本読んでる少女、てんとう虫、鴨、トンボ、猫…、
マン・ウォッチングしてるだけで楽しいし、ほのぼのとするんですが、今日、はたと気がついたのは、鴨川は京都でも数少ない、観光客がいてないところですな。川床がある下流でも、岸に降りて歩いてる観光客はほとんどいないし、上流だと、まずいません。

大阪から遠征に来てる身とはいえ、神社仏閣を巡りまくってる身とはいえ、オレは観光客ではないつもりなので、やっぱり、そういう京都が好きです。

北大路より上流は、まだ桜が咲いてません。
でも、鴨川でノンビリするなら、絶対に上流です。
ベンチに座ってもいいし、川原の草むらで寝っ転がってもいいし、フリスビーして遊ぶのもいいです。
下流の、なぜか等間隔にカップルが座っているのは、あんまり好きじゃないです(笑)

昨日は、現在制作中の彼女のHPに載せる彼女の作品の撮影を行っておりました。
作品を枯れ木に吊るしてみたり、川原に並べてみたり、空に投げてみたり…、かなりかなりアホウな撮影をしてて、シュールな写真が何枚も出来ました。
HP制作の進捗状況は一歩一歩ですが、まあ、いいかんじのHPが出来るような気もします。

目に入ってくる風景が優しいし、風が心地いいし、流れている時間のスピードがずいぶんと緩いです。

ほんと、
京都人は、この鴨川に日常的に接することが出来るだけでも、オレにとっては羨ましい存在です。
忙しくても、疲れていても、落ち込んでいても、この川原に来て、鴨川の持つ空気に包まれたら、すぐに穏やかでいい気分になっちゃう。

ここの川原に家を建てて住みたいくらいですよ。

で、昨日は、彼女のお手製お弁当付きで☆
素敵な場所に一緒にいて、一緒にお弁当食べて、一緒にモノヅクリ出来る。。
オレが幸せを実感出来るのは、こんなときなのですよ。

昨日、マイミクのゆらりさんとも、momoholidayさんともニアミスだったようで、プレジンさんおすすめのお店も見つけられなかったけれども、そのせいでかなり惜しい気もしたのだけれども、でも、それはそれ。オレはなかなかに幸せを実感しておりましたですよ。

BGMは、もちろんフィッシュマンズです☆




Fishmans / 『ナイト・クルージング』

2006年4月5日水曜日

テレビ欄占い

テレビ欄占い…。
どんな占いなのか想像もつきませんが、某ブログで発見しました。おもろそうなので、ちょっとやってみた…。


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ルイスさんをテレビ欄に例えるとこうなります。

テレビルイス

4:55 歴史◇美術館
5:30  今朝のルイス
7:00  ズームイン! ルイス (天)▽ルイス対有森也実▽青森で石橋貴明が青空の魅力生中継
8:30  はなまるルイス 主婦のおこづかい倍増計画▽とことんつくすタイプ松嶋菜々子の愛?▽不器用でも楽しい? ミニスカ遊び
10:20 (S)渡る世間はルイスばかり(再) 和久井映見 柄本明 長瀬智也 鈴木一真ほか
11:00 なぜルイス(再)
11:15 (S)英語でルイス(再)
11:30 (字)カレンダー(再)
11:45 鳥取探検(再)
12:00 突撃ルイス 結婚秒読み反町隆史登場
13:00 手話(N)
13:05 (S)長い武道館(再)
13:45 (字)いきいきルイス(再)
14:00 満点! ルイステレビ 徳島を10倍楽しむ▽府知事記念館・幻の電柱…いくつご存じですか?▽5代目主人が作るこだわり大統領▽(N)▽中継…新宿商店街▽おしゃれ切符
15:48 (N)◇52サスペンス傑作劇場「静岡法律相談所3・消えた舌」(再) 加藤晴彦 小橋賢児 有森也実 桂三枝 大竹しのぶほか
17:54 (N)の林
18:23 (N)スクランブル インターネット法成立で何が変わる?▽美しいパンツならおまかせ 名倉潤 岡田准一ほか
19:00 暴れん坊 ルイス「大岡裁きで手袋!」 荻野目洋子 石田ひかり 中村雅俊ほか
19:54 (S)お茶の事件簿「携帯電話が黄色い、深まりゆく謎」 飯島直子 原田龍二ほか
20:48 (N)
21:00 ゴールデン洋画劇場(S) 「ルイスランド」(1990年鳥取・高田馬場・丹波合作) 南原清隆監督 石田ゆり子 浜崎あゆみ 松方弘樹 勝村政信
22:54 (天)
23:00 (S)11時の音楽ショー 真田広之vs梅宮アンナ!
23:30 (N)出来事
23:55 スポーツルイス 有楽町のエース初登板…▽0:07ルイスッコ 爆笑新企   画小ぎたない醤油他▽42ルイス24時間全裸でトーク!
01:25 ルイスのエロスぎりぎり 鈴木あみ感激山瀬まみと
02:45 (S)映画案内
03:20 買い物
03:25 催し◇(N)24

ルイスさんの平均視聴率は、3%、
テレビ局タイプは、テレビ東京系列です!

テレビ東京系列さんの性格
天才肌です。人はあなたが何を考えているか、さっぱり分かりません。けれどそれはもっともな印象で、あなた自身にも、あなたが分かっていないことがしょっちゅうなのです。そのため普段は迷走しがちですが、ひとたびインスピレーションを得ると、周囲がついてこられないスピードでぶっちぎります。ただ、あなたの興味が一つのところにとどまっていることはなかなかありません。常に「次」を求めて、あなたはインスピレーションを待ち続けるのです。

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だそうですわ…。

はなまるルイスって!
なぜルイスって!
いきいきルイスって! しかも再放送!
暴れん坊ルイスって! そのままやん!
ゴールデン洋画劇場「ルイスランド」って! 石田ゆり子に浜崎あゆみに松方弘樹出演? 洋画とちゃうんかいな!
ルイス24時間全裸でトークって!!

突っ込みどころ満載やん! おもろすぎますわ(笑)

平均視聴率3%に、オレはテレビ東京系列…。なんかショック…。

ちなみに、肝腎要の性格は、外れてると思います〜。そんな、迷走してないよ〜。


やってみたい方は、こちらからどうぞ(笑)
http://u-maker.com/o/tv/

2006年4月4日火曜日

水上カフェ、晴れのち曇り

オレの地元の日本一長い商店街である天神橋筋商店街を南に突っ切ると、ドン突きに川があるんですが、その川縁は桜並木になっていて、今、川にフロートを浮かべて水上カフェなるものがオープンしてます。桜の季節限定らしいので、2〜3週間くらいの営業だと思うんですけどね。

土曜日に、そこに行ってきました。雨降る直前で曇ってたりもしてましたけど、暖かかったので、なかなかな時間を満喫してきました。

大阪は水の都と呼ばれておりますが、汚いし、そうそう川の近くで仕事してるわけでもないので、じっくりと川縁で風を受けることもありません。だから、余計に気持ちよかった。

川縁に浮かんでるフロートまで即席の渡しを渡って、店に入ります。入るといっても、完全オープンカフェですけどね。
2〜3人席のソファが6脚、それと2人用のイス&テーブルのセット5〜6セット。ソファは全席川のほうを向いていて、向こう岸の桜並木が一望出来るって寸法です。その向こうは無粋なビル群ですが、大阪市内のど真ん中で、これ以上のロケーションを望んじゃいけません。

フロートの上なので、微妙に揺れてます。ほんのわずかの、気付くか気付かないかの揺れ。それがまた風情があってよろしい。

ただ、ですな、
よかったのはここまで。
少しは期待して行っただけに、がっかりしたところも多かったんですよね〜。

まず、ソファ席がすべて空いているのにもかかわらず、すべて予約席の札が立てられてる。
仮設のカフェですよ、電話番号なんてどこで調べるのかもわからないような店なのに、ソファ席のみすべて予約って…。
ちなみに、この店は大阪21世紀協会なる公益法人が運営してるんですが、この協会自体が、大阪市、大阪府、関西経済連合会、大阪商工会議所を中心に構成されている団体。なので、偉いさんがコネを使って予約を捩じ込んでるんですよ、おそらくね。

で、飲食ですが、ビールの銘柄をチェックし忘れたので(飲まないからさ)、なんとも言えないのですが、どーもサントリー・プロデュースの匂いがプンプンするんですよ(笑)店のつくりとか、店員の制服のセンスとか、どーもサントリーの仮設店舗で見かけるものに似ているんですよね。なので、接客は、ちゃんとしてます。
まあ、それはいいんです。
パスタ関係、パン関係、ビールとソフトドリンク各種ってかんじで、それなりに充実してはいるんですが、どれも、新幹線のホームで売られているものよりもワンランク落ちるかんじ。しっかりとしたものを食べるってかんじじゃないです。夜も営業してるんですけどね。
あとは、品のいいクラシックが流れてるんですが、ボリュームが大きすぎ。静かに本を読みながら、とか、会話を楽しみながら、にしては、ちょっと大きすぎます。あちこちにスピーカーがあるのも、問題なんですけどね。

まあ、でも、桜もしっかり楽しめたし、カフェだと割り切ると、それなりに楽しめます。
話のネタに一回行っとくのもいいかも、ですね。
今月の10日まで営業してます〜。
えーっと、場所は天満橋の北東川縁です。


で、ここで風を受けながらなごんでたら、佐野元春の「水上バスに乗って」って歌を思い出しました。軽快な小品で、結構好きです。
だから、カフェを出てから、水上バスに乗って、次の仕事先へ行きました。



佐野元春 / 『約束の橋』

2006年4月3日月曜日

「今年もぼちぼち店を開けます。気が向いたらお越し下さい」

ハガキ、というかDMというか、とにかくそのようなものが届きました。
おそらく何百枚と用意してるんだろうけれども、手書きです。

今年もボチボチ店を開けます。
気が向いたらおこしくださいませ。

いろいろと私事にわたることが書いてあって、文面の後半は、これです。

オバァがやってる、十三の鉄板焼き屋です。
毎年、12月から3月までは休むんですよ。で、休んで、温泉三昧。
なんと不遜な商売か!と、思わないでもないのですが、このオバァは、ずーっとこのペースなのよ。

鉄板焼きといっても、まず、メニューがない。
今日はなにがあるの?と聞くと、これとこれとこれ、って答えてくれます。もしくは、カウンターに並んでるネタを見て、今日のメニューをこちらで推測する、と。
しかもですな、注文をすんなり聞いてくれない。

松阪牛、焼いてよ〜。
これは高いからダメ。もっとエラくなってから食べなさい!
えーっ! じゃ、こっちのシシトウ。塩で食べる。。
そんなしょぼくれたもん食べな! ふろふきにブタ入れたげるし、卵も落としたげるから、それにしなさい! そっちのほうが美味しいから!

そんなかんじ。
なんやしらんが、自分の注文が通ったためしはなく、いつもいつも、オバァの気の向くままに食べさせられるのですよ。
でも、ぼったくるわけでもなく、なんやしらんが、いつも安い。1000円とか1500円とか、そんなの。しかも、美味い。
なので、行ってしまうんですよね。

で、今年もオバァが店を開ける季節がやってきました。
また、行かなければ!
そう、行きたい、というよりも、行かなければ、ってかんじなんです。
で、しばらくは、温泉旅行の写真ばっかり見せられます。
オレが働いているあいだに温泉三昧で遊んでた人の写真を見せられ、自慢話を聞かされるのよ〜。
なんか、理不尽…。

長いこと生きてると、いろんなわけのわからんしがらみが出来ますな…。



そうそう、オバァは、オレが聴かせたウルフルズがお気に入りで、そればっかり店で流してます。
でも、自分で買うわけじゃなくて、いつもオレが焼いてあげるの。
なので、今年に出た新譜は持っていないはずなので、またオレが持参です。




ウルフルズ / 『泣けてくる』

2006年4月2日日曜日

セーラー服に決まってる!





独立して1年ばかしのデザイナー女史が、税理士さんを紹介してほしいというので、顔合わせしました。
オレがいつもお願いしている税理士さんと、オレと、その女史。

ま、双方の条件も合致し、めでたく契約に至ったわけで、仲介の労をとったオレも、めでたしめでたし、です。

ところが、ですな。。
この税理士さんとオレとのあいだには浅からぬ因縁がありまして…。
あることで、いつもいつも意見が対立し、いつもいつも会うたびに、そのことがぶり返されて揉めます。

「やっぱ、ナース服が一番やな! こないだな、嫁とな…」
と、税理士さん。…またはじまったよ。
「あ・の・な、看護婦さんって、あんたが入院したら、キライなあんたの身体も笑顔で拭いてくれるんやで。尊いお仕事なんやで。その奉仕精神の象徴であるところの白衣をですな、性欲の対象に見立てるとはなにごとですかいな!」
と、毅然とオレは言いましたよ。
もう、何度繰り返したかわからん、この変態税理士さんの数少ないが大きな欠点は、これです。さん付け、せんでもいいな。この、変態税理士!

「そういうけど、おまえは相変わらずセーラー服やろ? 相変わらずロリコンなんかいな?」
と、変態税理士。…まだわかってない。
「あ・の・な、オレはセーラー服は大好きやけど、なにもロリコンではないんよ。女子高生がセーラー服着てるのはあたりまえで、んなもんどうでもよろし。20歳以降のですな、セーラー服を着ること自体が恥ずかしい年齢になった婦女子さんが着て恥ずかしがるからいいんやないの」
と、毅然とオレは言いましたよ。
もう、何度繰り返したかわからん、このアホ税理士の数少ないが大きな欠点は、これです。致命的ですらありますね。セーラー服の魅力がわからないなんて!

「相変わらず、ややこしいこと言うてるなあ。似合わん年齢になったのに、わざわざセーラー服を着せる? ねじ曲がりすぎやわ、感覚が」
と、税理士。…なんと単細胞。
「あ・の・な、オレはあんたみたいに即物的ではないねん。あんたはナース服のコスプレでも本物のナースでもどっちでもいいんやろ?オレは、イマジネーションが豊かやねん。イマジネーションの産物で自らを奮い立たせるわけですよ」
と、毅然とオレは言いましたよ。
もう、何度繰り返したかわからん、この単細胞税理士の数少ないが大きな欠点は、これです。弁護士資格剥奪モノですね。イマジネーションがないのだから!

という言い争いをですな、同席していた件のデザイナー女史のまえで繰り広げていたのですが、
もしかして、バトルの名を借りたセクハラか?(笑)
と、言われてしまいました。
彼女もまた、わかってません。オレの名誉が傷つけられようとしているのに!

ね? そうですよね? オレは間違ってないですよね?(笑)



来生たかお / 『夢の途中(セーラー服と機関銃)』

2006年4月1日土曜日

鉄板人生

昨日、梅田にある馴染みのお好み焼き屋さんで、久しぶりに、オバァと向かい合ってました。

オバァ、63歳。
オレは、かれこれ20年以上この店に通ってるんで、オバァが40歳そこそこだったころからの知り合いです。
もうすぐ、オレも知り合ったころのオバァの年になるのかと思うと、なんだかゾッとします。
年下だったご主人は52歳で早世され、七回忌を終えられたばかりです。基本的には客と店主の関係でしかないのだけれども、可愛がってもらったし、仲よかったんで、誘われるままにご主人の七回忌にも出席させていただきました。

オバァは、惚れた弱みで、28歳のときからご主人以上に働いてきたそうです。
一粒種の愛娘はオバァのおばあちゃんに預け、週末だけ会っててね。娘さんが高校生になるまで、そんな生活を送ってらっしゃいました。

その間、焼いたお好み焼きは、何万枚か、何十万枚か…。
コテでお好み焼きを引っくり返し、包丁でキャベツを刻み、鍋や大きな皿を持つ。両手の10本の指はすべて内側に曲がっていて、もう真っ直ぐには伸びません。
かわいそうなんかじゃない。惚れ惚れするような、一生懸命に働いてきた人の、素敵な手です。
鉄板に向かい続けた結果、腰も曲がってしまって真っ直ぐには伸びません。
もう、お好み焼きをつくるための身体になってる。

ここまで働いても、おカネに余裕があるわけじゃない。
最近なあ、国金からおカネ借りたんやで〜、と、ケタケタと笑ってます。
何百万円かの借金があっても、一人娘が連れてくる孫の顔を見れば、やっぱり、喜ぶもののひとつも買い与えてやりたいんですと。

オバァは、働き続けます。
ご主人のガンが内臓全体に転移してどうしようもなくなったとき、
この世での付き合いは短かったけど、あの世で待ってるからな、と、おっしゃったそうです。
幽明境を異にして、約束だけが遺りました。
待っていてくれる人がいるから、明日も生きていけるんやで〜、
オバァは、やっぱり、ケタケタと笑って、オレにそう言うのでした。

気分が滅入ったとき、オバァに会いに行きます。
オバァに、元気をもらいにいきます。
ありがとう。
でも、ほんとは、オレがオバァを元気づけてあげないといけないんだよね。


昨日は、オバァの大好きな石原裕次郎を、無理矢理聴かされました(笑)