2007年11月25日日曜日

ON / OFF

これは、これから社会人になろうとしている、たとえばマイミクさんのハルーちゃんのような人に、参考になれば。


さて、オレはあっちこっちの事務所に自分の机がありまして、まあ、いろんなところで仕事をしてるんですが、メインはやっぱ、自宅なのですね。
職住おんなじですわ。

んで、東京で、その環境で仕事をしていてオンとオフの切り替えはどうしているのか?という話になりましてですね…、そういえば、この話は、少しまえにgoutさんとお会いしたときにも話したのですが。。。goutさんも、職住おんなじの環境で仕事されてますからな。

オレは、オンとオフがないですね。
ずーっと、オン。
切り替えが必要だと感じたことが、ほとんどありません。
効率の面でいえば、オンとオフの切り替えは必要で、それはわかってはいるんですが、どーしてもね、オフにしたくないというか、ずーっと仕事をしていたい。

たとえば、1日に2時間ずつ費やして、20日かかる仕事があったとします。
トータル40時間です。それをね、40時間を一気にやってしまいたいタイプなのですよ、オレは。なんでって、ルーティンの作業をしているのではなくて、完全オーダーでゼロからクリエストするものばかりですから、これがベスト!ってマッチする案が2時間×20日で出来上がる保証はどこにもなくて、きっとそれに対する強迫観念があると思うんですが、とりあえず、先行逃げ切りで進めて、煮詰まったときにも時間がとれるようにしておきたい、というかんじなのです。

そんなわけで、ぶっ通しで仕事をしているときが多いのですが、身体が、というよりも、頭が疲れてベッドに行くことはあります。でも、ベッドに潜った途端に、ある閃きがあったり、それこそ神が降りてきたりして、翌朝にまわしても忘れたりはしないけれども、いてもたってもいられなくなって、せっかく潜ったベッドから出て、もっかいPC立ち上げて、その閃きをかたちにしたりしてるんですよね。そうなると、もうヘトヘトなんですが、でも、やめられない。。。
ヘトヘトなんだけれども、苦でもなんでもないのですよ。

で、プランニングが固まって、それをかたちにしていく作業に没頭し出すと、もう、メシを食べたり、風呂に入ったり、それこそ寝たりするのが、邪魔で邪魔で仕方がなくなってきます。
晩ゴハンをつくったり食べたりなんてことがものすごくめんどくさくなるから、とりあえずは、そんなの抜きで仕事をしているんだけれども、食べないとどうにもならんですから、泣く泣く、ほんとに泣く泣くなんですけれども、明け方の5時くらいに食べ損ねた晩ゴハンを食べていることもあります。

なんのために仕事をしているのか?と、問われたら、遊ぶため!美味いもん食べるため!って、キッパリと答えますけれども、でも、そんなことよりも仕事のほうがおもしろいから、仕事するために生きてるところは、キッパリと、ありますな。

そんなことだから、オンとオフの切り替えとか、ようするにオフの時間がほしいって思うことがないのですよ。そりゃ、しんどい!が口癖だし、しんどいから今日は仕事しない!って日もつくって、相方さんと遊んだりもするのですが、すぐに仕事したくなる(笑)
そうなると、オフが邪魔になってきます。

結局のところ、好きなことを仕事にすると、そうなりますな。
おなじようなことを、昨日、仕事仲間のプログラマーさんが言っていて、おまえもか!って、ちょっと盛り上がってしまったのでした。

そのプログラマーさんは、コンピュータのプログラムを書くのが大好きで、寝ても覚めても、プログラムばっかり書いてる、って言います。
昨日から今日にかけて、ぶっ通しで会議をしたのだけれども、その会議中も、プログラム書いてましたからね。オレは、mixiしてましたけれども。

メシとか食う時間が、ほんとに面倒くさい!って、彼も言ってました。何日も食べないときがあるそうですわ。病的かもしれないね、なんて、おたがいで笑ってました。

でもなあ、好きなことを仕事にするということは、そういうことなんだと、オレは思うのですよ。
好きを貫く、とか、歯を食いしばるようなイメージでは、ないのですね。悲壮感も、これっぽっちもないですわ。
好きで好きで好きで仕方がなくて、ほかのことなんてやってる暇はないんだよ!って、どちらかというと、笑顔でやっている感覚です。
もう仕事ばっかでヘトヘト!とか言いながら、その実、顔は笑ってる、みたいな。
休め!って身体が叫んでるのに、もっとやりたーい!って、心が言ってる、みたいな。
ゲームがやめられない感覚に、かなり似ていると思いますわ。

まあ、ワーカホリックですよ。
仕事を取り上げたら、なにも残らない人間じゃないですかね(笑)
でもさ、好きなことを除いたらなにも残らない人生って、オレは、やっぱり、幸福だと思いますわ。

このプログラマーさんとは、しばらく一緒に仕事をやっていくことになったのですが、決め手になったのは、好きなことにどこまでも没頭する狂気らしきものをね、宿していたからです。
オレとおなじ匂いがするなあ、って。


今日、相方さんがね、朝が早いから出来るだけ早い時間にベッドに入るんだけれども、ニットのことが頭から離れなくて、全然寝れない!って、言ってました。
相方さんも、少しは、そんなふうになってきたみたいです。

モノヅクリの仕事って、好きへの果てしない没頭、と、同義ですから。
ようやく、少しはニットが好きになってるんだな、と、微笑ましくその話を聞いていたのでした。

0 件のコメント: